夏日でした。
晝から都立小金井公園にある江戸東京たてもの園(舊武藏野郷土館)を覘いて來ました。八王子千人同心頭舊居の縁側で涼んだり、特別企劃「ドラゑもんとはらつぱ」が用意した土管廣場で、ベエゴマや獨樂を廻して遊んできました。のび太が晝寢をしてゐる空き地をイメエジしたのださうです。
氣になつたことが一つ。子連れの人々の多くが、周圍に配慮をすることが出來ない。自分の事しか考へてゐない。そんな料簡だから、子をきちんと叱れない。叱つて躾けてやるべきものが、自分に備はつてゐないから仕方がない。ヒステリイを起こして子に怒鳴り散らす愚か者もゐれば、おつかなびつくりで子に接し、その機嫌を取り結ばうとする親もゐます。
「子を襃めてやる」「子を叱つてやる」といふ正統な句法が、いつの間にやら「子を襃めてあげる(マヽ)」「子に注意してあげる(マヽ)」に駆逐されてゐるやうですが、何か關係があるのでせうか。
土管廣場で遊ぶ子等の頑是無い顏を見ながら、大人の責任は重たいなと痛感しました。夏日が暑苦しい一日になりました。