自平成十七年十月二十一日第二千四百三十一号
至平成十七年十二月九日第二千四百六十号
愚妻様
ネバマイン♪
愚妻様
ネバマイン♪
バタバタしてます。各方面へのメールの御返事も滞っていて済みません。特に博多娘さんごめんなさいー(涙)。
セーフブート補足。シフトキーとパワーキーを同時に押して、シフトキーだけ「セーフブート中」とかなんとかダイアログが出てくるまで押し続けます。起動が無事に終わったら普通に再起動。コールドブートが好もしいかと。
あと、挙動不審になったらアクセス権の修復もやってみる価値があるようです。
それだけです。では、行ってきまーす。
ありがとうございます。
しかし、また同じような症状を繰り返しています。
やっぱりロジックボードを交換せねばならないようです。
いましがたも、画面がちらつきながらフリーズし、パワーキーで
再起動するも画面は真っ暗。何度か繰り返してようやく復帰です。
昼間は何ともなかったのですが。これまで他のことに時間を割か
れ過ぎていたので、ここに来ていろいろ時間を割かれるのはちょ
っと辛いです。
×シフトキー&コマンド→○シフトキー&パワーキー
OSXのバックアップ、最低限ホームディレクトリを丸ごと取っておいた方がいいですよ。
トラブってやむなく初期化した後の環境再構築が楽になる筈です。私はsilver keeperと
いう同期ソフトを使っていますが、OSについてくるディスクユーティリティーの「復元」
も便利らしいです。困った時には「シフトキー&コマンド」によるセーフブートで問題
解決できる事もあります。ノートン先生は最近は薮で有名らしいので…。私はDisk Warrior
を愛用しています。第一名前がかっこいい。
心配をおかけしました。最近書いているものに関しては
自分宛メールを出したりしているので、そんなに問題は
無いと思って大きく取り乱したりはしなかったのですが、
それでも、これから、という時期にトラブルが生じると
不安にも拍車がかかってしまいます。ひとまず生協のサ
ポートデスクのところで、リセットして再起動してみた
ところ、画面は復活しました(ホット一安心)。しかし
スタッフさんの話によると、ロジックボードが故障して
いる可能性があり、同じ症状が再発するようなら交換も
余儀無しとの事。なんだか不安ですね...。ともかくデー
タ保存はマメに、というところです。
ついでに今日は歯医者に行ってきました。気になるとこ
ろがあったのですが、それも、いずれ神経を抜かねばな
らないけれど、当面様子をみておきましょうとの事。な
んだか、妙なタイミングで不安要素が増えてしまいまし
た。
のっぼさん、アップル・サポートのディスカッションボードの他に、
forum.powerbook.orgの頁などは御覧になりましたか。
大学で故障したのであれば、生協に持ち込み、店員に相談してみる
と、原因を特定することが出来るかも知れませんよ。
昨日、パソコンの調子がおかしく、 夜中にNortonでお掃除しました。
それで、今朝までは順調だったのですが、さっき大学で起動したところ、
起動音はするものの、画面は真っ暗。直前じゃなくてよかったけれど、
ちょっとショックです。持ち運びすぎでしょうかね、やっぱり。
第二次極東軍事裁判で「歴史叙述偽造の罪」で告発される夢に魘さ
れ、第一次裁判の出鱈目を少しばかり追体験したような気になった。
かつてのキーナン氏の役回りには、イギリス近代史を講じる某教授
がこれに当たり、しかも「君、歴史叙述に関する原稿の締め切り、
大丈夫だろうねえ。判決が出たら、また馬力を出して貰わなくちゃ」
などと「歴史叙述偽造の罪」の上塗りをせよとばかりのことを言う。
不快さのあまりに検事教授の机の上に登り、何を畜生、お望みなら
ば原稿ぐらい書いてやらあと啖呵を切るところで夢が破れた。腰抜
けウェッブ氏の席に座る御仁の姿を確認しそびれたのは心残りであ
るが、見れば見たで、益々寝覚めが悪くなったかも知れない。
この場合「原稿ぐらい書いてやらあ」などという発言は、単なる利
敵行為として慎むべきであったのだろうか。破れかぶれの発言は、
夢現のいずれにあっても差し控えるよう心懸けたい。
今朝の和室の日溜まりは淡く、かそけく、連合王国産の鶏卵の黄身
も顔負けの儚さである。
(以下略)というスパムが届く。ますます言葉が乱れてきたのはな
ぜかしら。
本日研究会の帰り、スナック某で逮捕。多数の警官が闇の中で人を
囲み、懐中電灯で一斉にその顔を照らす。その顔は放心しきってい
た。
身近で殺人未遂があったと知って驚く。
現場は足繁く通った生協である。文集にも登場する店である。ロー
ンドリが通じなかった郵便局兼雑貨屋Forbuoy’sは中一軒(World
of Beds寝具店)挟んだ所にある。まさしく生活圏である。
凶器は旧居の極近くで見つかった。薬売りがいて治安に問題の多い
地区であっただけに、さもありなんと思う。恐ろしいことである。
都営新宿線東大島駅で地上に出た時に、窓外の景色に恐怖を覚えた
よ。高層マンション、アパートの塊、隙間を埋める無機質な建築物
が西日で薔薇色に染まり、ふと目の前が開けると河の上だ。視界の
隅には水面の上に高速道路が縺れていて、未来都市が滅亡する日も
かくやと思う光景に堪えられなくなって視線を車内に転じれば、七
十年アンポ当時の半端な活動家そのままの、大木凡人氏か司馬遼太
郎氏かという大きなセルロイドの眼鏡をかけた御婦人の蓬髪が向か
いで揺れ、神経質に周囲を睨め回しつつ合間合間に手許の文庫本に
視線を落とすその様子は場末の二文字を以て表現するの他はなく、
終点本八幡で荒廃した車内から転がり出でて、京成線八幡駅に歩を
進めれば、極端に窮屈なプラットホームにエンドレスで流れる鶯の
鳴き声、吁嗟誰か助けてアヌーラリベハテ、上野に戻る汽車に飛び
乗り這々の体で国府台の駅に着いてみれば、站前はプラスチッキー
な商店街、なんだなんだ国府台(こうのだい)というゆかしい名前
も形無しだなと思い、悄然と歩き始めて気が付いたのは、店舗と店
舗の隙間に見える断崖の佇まいと、戦前を彷彿せしめる板壁、こう
でなくっちゃ、隣国まで来た甲斐もあったとばかりに千葉商科大学
の講演会に向かったのであった。
ヘイ元夏迪、国府台はどうだったね?駅を降りるともうすぐ目の前に
江戸川の堤がそびえているだろう。陽が落ちかけている暗い土手をよ
じのぼると、国府台の山の方から東京湾の方に延々と流れが続いてい
る。京成線の鉄橋とその向こうに総武線の鉄橋が見える。白玉製造の
倉庫を左手に見ながら堤を歩いていくと、やがてごみ集積場までたど
りつき、ついで川をまたいで走る高速道路が現れる。車が轟音を立て
て東京方面に切れ目なく走っていく。すぐ間近に見えるけれども自分
とは関係なしに走っていく。陽はもう完全に沈んでしまい暗い雲だけ
が空の上につらなっている。川と土手の草と車の音と夕闇の中で自分
がどこにいるのか分からなくなる。どうやって帰ればよいのかも分か
らなくなる。夕闇はどんどん濃くなって暗い川面と白い雲と自分とが
みな空気の中に見えなくなっていく。
これから京成の国府台という駅を目指す。高々一時間少々の汽車の
旅でありながら、無性に遠く感じて億劫である。武州の田舎から大
川を超えて行かねばならぬせいであろうか。
感極まっていらっしゃるご様子が伝わって参ります。
僕は美智子さんに杯を合わせようとしているときの陛下の顔に、
感動して少し泣いてしまった。
−十月二日、元夏迪−
scripsi> 若かりし頃、貧民窟のような大学の寮で酒盛りをし、
scripsi> 狂ったように「ニシタップペトツルヤポンヌプリ」を
scripsi> 連呼していたのが、まるで夢のようです。
別件で手許の記録を繙いていたら、関連する記事を見付けました。
謨磐堂進士にニシタップペトツルヤポンヌプリなる地名を教わった
のは、平成二年(西紀千九百九十年)十一月十三日火曜のことであっ
たようです。大学の文化祭で販売する食品を試作し、二十時頃まで
手順を温習した後、総員で夕食を摂った時でした。
当の文化祭は十一月二十三日金曜、大嘗祭の日から三日間に亘って
行われました。勤労感謝の日は元来新嘗祭にちなみ、宮中でも祭儀
を行いますが、ここで「大嘗祭」となっているのは、この日に今上
が最初の新嘗祭を執行なさったためです。
ニシタップペトツルヤポンヌプリを教わった前日、十一月十二日月
曜は今上の即位大礼で休日でした。夕方新宿で用事を足す前に、高
等学校時分の同級生と高田馬場で待ち合わせ奉祝行列に立ち交じり、
新帝陛下と皇后陛下とを間近に拝しました。
紀宮の御降嫁を迎えた十六年後の今日に記録を発見したのも、何か
の縁でしょうか。大学一年の昔を懐かしく偲びつつ、黒田御夫妻の
弥栄を願います。
古代ローマ史の泰斗の連続講義も、昨金曜日で三回目。話題も豊富
で話術に巧みである。如何にもイギリス人といった行論が愉しい。
今回もあっと驚く展開に唸る。しかし、その展開には欠けているも
のが一つある。そう思って講義の後で存念を質す。うーん慥にそれ
は考えていなかった、その指摘は当たっていますよ、私の負けだ。
you win——そう言って教授は愉快そうに笑った。少しはお役に立
てたようである。
遅蒔きながら本朝でもチラホラと報じるようになった暴動に就き、
丹念に情報を収集したブログがあります。後学のためにここに鏈接
を貼っておきます。
本朝で報道が遅れ、報じても寥々たる扱いに止まるのは、輿論を刺
戟して移民を繞る国策と、所謂マイノリティー保護(利権)とに障
礙となるのを懼れるからでしょうか。国論の未熟と虚弱とを見る思
いです。
目下畫譜で謨磐堂進士による最新西蔵映像の展観が行われています。
本日池袋東武の十五階の便所に入った瞬間、脳内にガニョークとい
う音の連なりが閃きました。啓示でしょうか。どなたかガニョーク
の意味を御存知の方、解説願います。
ではないけれど、こんな網站がありました。
最近カメムシがやたらたくさんうろうろしていて、南側や東側の日当たりのいい所でひなたぼっこ
をしているようで、それはいいんだけどどこからか家の中に入ってきて困ります。閉め切っている
筈なのに、出しても出しても入ってくるのです。先日は洗濯物のズボンの中に隠れているのを知ら
ずに履いてしまって踏みつぶしそうになり、先方も驚いたらしく猛反撃してきたのでややしばらく
臭かった。ところで、カメムシの事を私は「クサムシ」と呼ぶのですが(臭いから)、方言でしょ
うか。カメムシの多い年は雪が多いとも言うそうです。嫌だなあ…。
一袋だと、水を吸って増えるので、結構な量になったでしょうね(笑)。注意するのを
忘れてました、ごめんなさい。私も余所で食べたのを見よう見まねでやっているだけな
のでよく判りませんが、冷蔵庫に入れておけば四、五日はまず大丈夫です。我が家はそ
の前に食べ終わってしまうので、そこから先は不明ですが…。おやつにもちょうどいい
ですよ。数の子と和えて二杯酢を垂らせば、お正月の御馳走に(たぶん会津風)。のっ
ぼさんの話を聞いたら食べたくなったので、うちも近々作る事にします。
ところでめっきり冷えるようになった今日この頃、もらいものの草津温泉の湯の花がお
気に入りです。温泉のいい匂いがして、ぽかぽかに温まります。なくなったらどうする
か、真剣に検討中。箱根に戻ってもいいけれど、他におすすめ湯の花はありませんか。
日曜日、もらった豆で早速、と思ったら、浸けおきしておくのを忘れたので、
今朝、登校前(お昼頃)に鍋に豆と水を入れておく。帰宅して見ると、一杯に
水を吸い込んだ豆が、まだかまだかと炊いてもらうのを待っていたので早速、
鍋を火に。炊きあがった豆を冷まして、出汁に浸けて、すっかり冷えて味が豆
中にしみるのも待たずに、炊きたてご飯と一緒に頬張る。心地よい歯ごたえと
出汁の旨味がなかなか。鰹より、昆布の方が良かったかも。研究の余地が。愚
妻さん、どうもありがとうございました。ところで、慌てて一袋いっぺんに作
ってしまいました...。こういうとき、非常に腹もちが良いということがデメ
リットになりかねません。どのくらい日持ちするものなのでしょうか?
月曜に剣橋で世話になった(指導)教授が来朝するので、空港に出
迎える。
成田から本郷までの車中、あれこれと話したい。考えてみれば、教
授と二人でこれほどのんびり話す機会は、在剣中にも恵まれなかっ
たから、賓客を迎える緊張の中にも、胸が高鳴る。
本郷に送り届け、本朝の(元)指導教官に引き合わせたら一安心で
あるが、それも束の間、道中の胸の高鳴りは心臓の動悸に早変わり
することであろう。
二人に叱咤されるのは目に見えている。吁嗟。
先日鞄の取っ手が壊れてきたので修理に出したかったのを(安物なんだけど気に入ってるので)、大学に鞄屋さんが入っていて修理もしてくれるという話を聞いて持って行ってみたらそれはガセネタ(by 元夏迪)で、靴屋さんしかなかった。でもちょっとした修理なので靴屋さんでも大丈夫かも?と思って「ごめんくださーい」と声をかけてみたけど店主のおじいさんは耳が遠いらしくて全然こちらに気づいてくれない(通りすがりの人は全員じろじろこちらを見てるのに)。大声で数回怒鳴っていたら、ようやくこちらを見てくれて(でも聞こえた訳ではないと思う)、おもむろに婦人靴を取り出し「はいはいこれですね」と持ってくる。「いえ、違います、まだ修理を御願いしていません」と身振り手振りを交えて言ったら「じゃあこれですか?」と別な婦人靴を持ってくる。この遣り取りを修理済の婦人靴四足について行った後に、「じゃあこれから修理なんですね?」と言うから「そうです。でも靴じゃなくて鞄なんです」「え?」「靴じゃなくて鞄です」「え?」「靴じゃなくて鞄です」(…以下繰り返し…)「え?ごめんね、耳が遠くて聞こえないの(とついに補聴器をセット)」「靴じゃなくて鞄の修理を御願いしたいのです」「でもうちは靴屋だよ」「鞄は無理でしょうか」「まあ、革用のミシンはあるから出来ないことはないけどね」というところまで会話が到達する頃には、このおじいさんはかなり好きだが、鞄の何をどう修理して欲しいかというやや複雑な点について意思の疎通を図るのは絶望的であると判断し、「では残念ですが諦めます」と退散。それから大学外の昭和テイストの鞄屋さんを見つけて、気後れしつつも入ってみたら、昭和50年代風の青くて(紺じゃなくて)つんつるてんのスーツを着た小太りの小父さんがカウンターに座っていて、ちゃちな鞄の修理なのに快く引き受けてくれました。もう安心。今度は靴の修理に挑戦してみます。
あやうく素通りするところでしたよ、元氏。
いや、いろいろ意外ですね。読みたいかというと、
微妙ですが。手元にあれば読むかな。