自平成十七年六月二十五日第二千三百十一号
至平成十七年七月十三日第二千三百四十号
紀伊半島で世界遺産登録の弊害が出て来たようです(参照)。ゴミ
のポイ捨てなどには開いた口が塞がりません。該当地域は遺跡では
なく、生きた信仰の場であることを銘記して、見学して頂きたいも
のです。
大門坂の苔が消えてしまったのは(参照)、仕方のない面もあるの
でしょうが……
緑茶の旨みを引き出す秘訣は湯の温度にありますが、酢を使った料
理を何か口にした後で啜ると、一層味が引き立つことに気付きまし
た(正確に言えば、この経験則を言語化することが出来た)。
不佞だけでしょうか。
テレビや新聞では事件の山場というか派手な絵ばかり流すものだから(当然ですが)、ロンドンの町中
至る所で大騒ぎになっているような気になってしまいますが、実際に町で生活していると、見えている
ものは全く違うのでしょうね。報道を見て判った気になってはいけないと反省しました。ガーディアン
だったかしら、国民の反応はshock→unity→angerと変化するだろう、そしてこの変化の過程で色々あ
るだろうから対応を考えなくてはなりません、的な分析記事を読みました。ロンドン在住の皆さん、引
き続きご注意を。
先日、博多娘さんご一家が遊びにいらっしゃいました。よく考えると拙宅で御迎えする初めてのお客様
です。もうすぐ二歳のお子さんかわいすぎ!次回はもう少し仲良くなれるかな?遠路遥々有難うござい
ます&長旅お疲れ様でした。
近所のスーパーで「お盆セット」の販売が始まりました。見た事のないものばかりでびっくり。同じ線
路の三駅分東に住んでいた頃は、そんなものを売っているのは見た事がないように思います。ちょっと
移動するだけで、随分と違うものだとまたびっくり。
暑いのでついに初クーラー。
BBCの場合です。
のっぼ様、ご無事で何よりです。
今回の事件を受けて、東京都内でも地下鉄のゴミ箱の撤去を始めたり、
各交通機関の警戒態勢を強めるべく動いているようです。そのせいか
東京駅では普段よりも警察官の姿が目立っていたような気がします。
のっぼさん。ご無事で何よりです。
ロンドン駐在の私の友人は、交通機関がストップしたため、
会社から2時間かけて帰宅したとのことです。
彼は9.11のテロ時にニューヨークにいたし、
アトーチャ駅のテロの際にはマドリードに出張だったとか。
IRAのテロを経験しているせいか、ロンドン市民は冷静なようですね。
アメリカがあまりにもナイーブだったせいで、
かえってその差が際だつのかも知れませんが。
あう、メールで安否を尋ねたのだが、こっちを覗けばよかったのね。
とにかく無事で何より>のっぽ氏
近況:
論文、元夏迪氏にも見せられないような中途半端な状態なのに
指導教官様に「読んでね♪」と押し付けてしまいますた。
あとで(来月20日以降_| ̄|○)どう言われるか(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
御上の指示に従って、身動きは控えた方が無難でしょう。事態がど
う展開するか、見極めて下さい。映像を見る限り、倫敦の御連中は
冷静に行動しているようですが、何と言っても異国ですし、他民族
帝国の都にいらっしゃる訳ですから、人々が何にどう反応するか、
難しいところもあるでしょうし。
−のっぼさん−
scripsisti> 外はもはや何事もなかったかのよう。
地下鉄サリン事件の時にも感じました。本郷三丁目で毒ガス攻撃か。
間一髪といえば間一髪だった我が身ですが、現場に立っても、何だ
か他人事のような気がしましたっけ。
我が家の周りでは連日連夜消防車に救急車が走り回っています。霊
柩車もよく目にします。
明け方から降り続いていた小雨も上がり、今は青空が広がっています。
サイレンの音も鳴り止み、外はもはや何事もなかったかのよう。
ニュースはもちろんひっきりなしに同じ映像を流していますけれど。
友達に引き止められたこともあり、今日は自宅待機ということに致します。
連合王国の各位に御見舞い申し上げます。事態の収拾と真相の解明
を祈ります。
驚いてBBCネット版を見てます。どうぞくれぐれもご無事で。
今日は朝からずっとサイレンが聞こえ続けています。
事件のせいでしょうか。
近所の和菓子屋の「じんだん餅」を戴く。美味い。でも、仙台で口
にした「ずんだ餅」には敵いそうにもない。ずんだ茶寮のずんだ餅
は冷凍したのを溶かして食すから、餅そのものは大分味も劣るはず
なのに、不思議なものです。豆の味が決め手でしょうか。
Conques仮想ツアーをどうぞ。
本家も小さなファイルを公開しています。
我々夫婦曽遊の地です。二度行きました(一度目、二度目)。
歴史学研究会編『世界史資料』(岩波書店、二千一年刊行予定)も
リストに載せておいて下さい。
↓
↓
近刊予定っていうか、現在(末永く?)執筆中のものも入っています。
↓
西洋古典学で近刊予定の校訂・注釈本のリストを見つけました。便利。
Forthcoming work in classics
http://www.curculio.org/projects.html
霎。本郷で研究会一件。
報告者八十歳。原稿を読み上げること一時間余。疲れを見せない。
半時間に迫る質問、評語もきちんと把握している。
常連の一人は仙台から。これまた還暦は過ぎている。学士院会員に
択ばれた老人も、十五年前と渝らぬ頭脳。
自分がその年になって同じく事をする自信はない。今だって、己の
胆力は二時間半座り、研究会に侍るのが関の山である。
大先輩たちだ。
Indian chilliって何だろう?と思って調べたところ、日本の所謂「鷹の爪」だそうです。安心。hot chilli
powder は所謂Mexian chilliを砕いたものです。ピザハットのピザについてくるようなの。
火を使うことはなかったように思います。ひたすら混ぜる。そして段々思い出してきたんだけ
ど、小父さんが普段作る時に混ぜる順序で材料が並んでいるのだと思います。トマト缶はミキ
サーかフードプロセッサーでも掛けるのでしょうか。
突然ですが、ケンブリッジのNewhnam Roundaboutに出没するトルコケバブ屋の小父さん手作りの
チリソースのレシピを走り書きした紙切れが数年ぶりに出てきたので、また紛失する前に書き付けて
おきます。本当は教えてくれないんだけど、特別に伝授してくれるって言ってました。でもみんなに
そう言ってる気がする。
carrot みじん
cabbage みじん
hot chilli powder
green chilli
Indian chilli
tomato puree
----
vinegar
veg. oil
salt 少々
tomato can
以上の材料をどうするかは書いてません。たぶん適当に混ぜるんじゃないかと。分量も謎です。
しばらく寝かせておくといいような事を言っていたような、言っていなかったような。頑張っ
て再現してみようかしらん。しかし肝心のケバブがない。
「本町」の読み方って、難しいですよね。
納税で駅前まで出て、多根青果店のスイスロール薄切りを衝動買い。
マルマンのレポート用紙(A5版)も。
十四時過ぎから晴れ上がったせいに違いない。
昨日、今日と慈雨が降り、夜分には上水のせせらぎが枕近く聞こえ
たり、不意に木の香りが漂います。雨の香も好もしい。頻発した火
災も鳴りを潜めましょう。
−愚妻さん−
scripsisti> 「許可なく進入を禁ず」
「機動隊の出動要請」なぞも、その手のアナコルートン(破格)で
すな。機動隊が出動を要請する場合には、正格の表現なんでしょう
が。
−のっぼさん−
scripsisti> 言われてみないと結構分からないものですね。
文体を教育する場がなくなってから、おかしな表現が増えました。
その一部が現代珍文体として幅をきかせるようになったのでしょう。
「思った通り自由に書きましょう」という大号令の下に出発した戦
後の国語は、文体に関する限り不自由になったと言わざるを得ませ
ん。
「感動」が本義を失い、単なる間の手に堕し、テレビに出る人間が
「すご〜い」の一語で会話を進める離れ業を演じるようになったの
も、現代珍文体の余慶と申せましょう。
「許可なく進入を禁ず」というのが20年以上気になってます。学校文法的に言えば、「許可なく」
は連用形だから「進入」ではなく「禁ず」にかからねばならない気がして、「禁じるのはあなたの
勝手。進入するのは私の勝手」と心の中で思ってしまうのだけれど、余りにあちこちで見るのでや
はり正しい用法なのでしょうか。最近ではNHKのHPで「許可なく転載を禁ず」と見かけました。
どういうふうに説明するのでしょう。しかし暑い。
言われてみないと結構分からないものですね。
いや、言われてみても、例えば、「感動」がその類いの言葉だったとは、
と驚いてしまったりもします。いつぞやの「訪ねる」「訪れる」もそうでした。
他方で、すっかり定着してしまうと、それもまた
正しい用法(の一つ)に数えられることになるのも不思議ですね。
「なかなかよい」などというのも、ずっと昔には「全然いい」と同じく
違和感があったのでしょうねえ。
おかしな業界の慣習を、臆面もなく並べ、この上もない陳腐さを醸
し出すことで、独自の境地と、活路とを切り開くのが、テレビ東京
(略称テレ東)であることは、論を待ちません。
アド街ック天国! 万歳。
運動競技の中継放送は盲点でした(見ないのです)。「くれる」は
実況者が肩入れする方が優位に立つことで、実況者に恩恵を齎して
「くれた」、視聴者諸君も不佞実況者共々、その景福に浴さねばな
らい、という暗黙の強制があって、不快を生じるのではないでしょ
うか。
「パワーを貰った」というアレも、大概薄気味の悪い言い回しです。
マスメディアでよく耳にしますね。他にも「爆笑!」とか、「感動」
とか、あの業界にはおかしな套言が目立ちます。「目線」に至って
は、すっかり浸透してしまいました。今は目線に立たねばならぬ御
時世です。
どうも。昨日は暑かったですね。
仕事の山を越え久しぶりに新宿で友人と玉撞きをして、
酒呑んできました。何故か、新宿はいつもより微妙に
人が多かったです。
>「子を褒めてやる」「子を叱ってやる」という正統な句法が、いつ
>の間にやら「子を褒めてあげる(ママ)」「子に注意してあげる
>(ママ)」に駆逐されているようですが、何か関係があるのでしょ
>うか。
元氏。私は、よくテレビで耳にするサッカーや野球などのスポーツ
の解説やファンのインタビューでの「某が点を取ってくれた」
「頑張ってくれた」という言葉が嫌いです。
なんじゃぁ「くれた」って!?
ということで、クレタのお話ではありません。
夏日でした。
昼から都立小金井公園にある江戸東京たてもの園(旧武蔵野郷土館)
を覘いて来ました。八王子千人同心頭旧居の縁側で涼んだり、特別
企画「ドラえもんとはらっぱ」が用意した土管広場で、ベーゴマや
独楽を回して遊んできました。のび太が昼寝をしている空き地をイ
メージしたのだそうです。
気になったことが一つ。子連れの人々の多くが、周囲に配慮をする
ことが出来ない。自分の事しか考えていない。そんな了見だから、
子をきちんと叱れない。叱って躾けてやるべきものが、自分に備わっ
ていないから仕方がない。ヒステリーを起こして子に怒鳴り散らす
愚か者もいれば、おっかなびっくりで子に接し、その機嫌を取り結
ぼうとする親もいます。
「子を褒めてやる」「子を叱ってやる」という正統な句法が、いつ
の間にやら「子を褒めてあげる(ママ)」「子に注意してあげる
(ママ)」に駆逐されているようですが、何か関係があるのでしょ
うか。
土管広場で遊ぶ子等の頑是無い顔を見ながら、大人の責任は重たい
なと痛感しました。夏日が暑苦しい一日になりました。
当地は蒸してきましたよ。御地の寒暖差には泣かされたものですが、
既に忘却の底に沈みかかっていました。こうやって仰って戴くと、
そうだったけなと思い出します。