一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十六年十一月十四日第二千一十一号
平成十六年十二月十二日第二千四十号

あった… 投稿者:愚妻  投稿日:12月12日(日)07時48分34秒

http://www.bonsaipotato.com/


書店巡り 投稿者:愚妻  投稿日:12月12日(日)07時40分56秒

今日街へ出かけたらクリスマスの買い物をする人々でごった返していました。って東京なんかに
較べたら全然対した事ないのですが、久々に混雑した場所に行ってちょっと疲れる。Heffersと
いう学術書が一番揃っている書店に行く。Blackwellに買収されてから西洋古典関係の書架はどん
どん縮小傾向にあったのですが、ついに中二階から地下へ追放されてしまい、それ以来Heffersで
買い物する度に酸欠で貧血を起こしてしまいます。なので暫く行っていなかったのだけど、久し
ぶりに行ったらかつて西洋古典の書架があった辺りはNero(コーヒー屋)とDVDレンタルコー
ナーになってしまっていて、憮然。ただの本屋になってしまった模様。

この時期になるとStocking fillersといってクリスマスの靴下の隙間を埋めるためのちょっとした
小物がわーっと出てきて結構楽しいんですが(見るだけ)、次に行った大手の本屋さん
Waterstoneで発見したのは、The Art of theBonsai Potatoという商品。能書きによるとこれは
Zenを極めるためのキットで、peace of mind(心の安らぎ)とtranquility(静謐)を手軽に得る
ことができる。キットにはジャガイモを水栽培するための盆(カタカナで「ポテト」と書いてあ
る)、伸びてきた芽を揃えるためのピンセットと鋏、そして盆栽の心得を記した書物が入っていま
す。萎びたジャガイモを再利用する事もできる優れもの。ちょっと気に入ってしまうも、高くてば
からしいなーと思ったら、ミニキットまで用意してあって思わず購入。敵の思い通りですね。今は
誰に送りつけるか思案中です。

それからもう一軒The Boardersという本屋に行くと、ここでは最近Mangaコーナーが充実してい
て、GTOなんかも揃っていてびっくり(読んだ事ないけど)。で、目玉商品としてSixty years of
Japanese Mangaという日本漫画の歴史を解説する本があって、パラパラめくってみたら戦前の漫
画に始まって『鉄腕アトム』やら『ドラえもん』、各種エロ漫画(結構たくさん)、『クッキング
パパ』なんかも載っていて不思議な本でした(なんで『美味しんぼ』でないのかは不明)。『えの
素』がないのはしょうがないとしても、つげ義春が載ってないのは日本漫画史として間違っている
と思った次第。社会的文脈への依存度が高い作風のせいか。それから「日本では公衆の面前で大人
が平気で漫画雑誌を読むのである」という解説とともに、サラリーマンが電車で『ヤングジャンプ』
を読んでいる写真が載ってて、こういうところにカルチャーショックを受ける人がいる事が判って
とっても勉強になりました。っていうか余計なお世話。


深更のサーフィンで思うこと 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 9日(木)11時18分1秒

掲示板、ウェブログ、手書きソースと、日誌というか雑記の媒体は
増えてきたが、使い分けや棲み分けはどうなっているのだろうか。


よかった 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 8日(水)09時12分8秒

殺陣で失笑、爆笑してしまいました。狙い通りの反応をしてしまっ
たような気がするけれど、どんなもんだろう。やはりあれは迫力重
視の細工なんだろうか。

『英雄』『クラウチングタイガー』で爆笑していたから、心許ない。


映画は久振り 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 8日(水)05時37分58秒

北野武『座頭市』を見物に。これからちょっくら街に出てます。


OECD学習到達度調査 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 7日(火)14時30分10秒

中山文部が「要するに勉強しなくなったんじゃないですか。低下傾
向にあることをはっきり認識すべきだ」と仰ったそうな。

勉強しなくなっただけではなく、勉強させて来なかった。流石にそ
こまでは仰るまいが、喉元まで出かかっているようです。その通り
だと思います。

「ゆとり教育」の意義をのらりくらりと力説していた、あの文部官
僚君はどうしただろう。


越冬に備えて 投稿者:愚妻  投稿日:12月 6日(月)09時07分22秒

のっぼさん、
これから加速度的に陰湿になっていくイングリッシュ・ウィンターを愉快に過ごすために、ケ
ンブリッジ縄跳び&焼き芋(←マイブーム)大会はいかがでしょう?『寅さん』や『ムトゥ踊
るマハラジャ』も特別にご用意!ラジオ体操(第一&第二)もできますよ。是非ご検討ください。

昨日見つけたLatin Words:
ラテン語の辞書というよりは単語帳レベルのものですが、変化形に対応している上に複数語の
一括検索をサポートしているので、急いでちゃちゃっと調べたい時に便利そうです。今後は中世
ラテンにも対応する予定だとか。Win, Linux, MacOSXなどで走るそうです。無料。
http://users.erols.com/whitaker/words.htm


DTP等 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 6日(月)05時16分14秒

WikipediaDTPを立項。読み易い。序でにTeXの項を控えておく。
後ほど読むために別網站のLaTeXXHTMLも書き留める。


所々 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 6日(月)02時11分3秒

言語属性を付け忘れました。インターネットエクスプローラーで御
覧の方には、ラテン文字が邦語ゴチで表示されるかも知れません。


国語問題 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)10時07分22秒

のっぼさん、よう御越し。御疲れの御様子ですね。天気が悪くなっ
ているので、呉々も気分には御用心下さい。放っておくと鬱ぎ込ん
できます。これは避け難い風土病みたいなものですから。遠足や、
美術館散歩、お友達と遊ぶなどして、気分転換に心懸けましょう。
近々また当地にも御越し願おうかと思っています。

#もっともらしいことを書いて、遊びの御誘いで済みませんです。

scripsisti> The Sound of Homer: warbled words from Athens to
scripsisti> Alabama

是非レビュウを御願いします。して、アテネからアラバマまでは、
西回りでしょうか、東回りでしょうか。

イギリス人の希臘語はすさまじいですよね。phthónosをソーノスと
か言う。ラテン語にしてもそうですが、英語風の伝統的な発音でや
られると、こちらは確実に御陀仏です。アルキビアデースのオーシ
バイアディース、ピレーボスのファイリーバス、ティーモレオーン
のティムレーンといった、固有名詞の粒読みだとまだ判りますけれ
ど、この調子で文章を朗読された日にはお手上げです。それで詩を
読み、韻を数えるのですから、実に不思議。御当人たちは長短をき
ちんと発音している(つもり)なのでしょう。傍目(耳)には酔漢
がクダを巻いているようにしか聞こえないけれど。

のっぼさんも、そろそろジモティキ読みのとばっちりを蒙ったんじゃ
ありませんか。ギリシア古典は、ギリシアの古典であるから、エラ
ザ共和国の国語、現代希臘語で発音すべきである。ギリシア人の多
くは言うんじゃありませんか。で、エラスムス風にやると、怒った
り嗤ったり。でも彼ら自身の仲間内で古典を引用して議論する際に
よく見ていると、結構綴りを訊いたり答えたりしているんですよね。

いまのティスて何? tÊs(テース、定冠詞女性形単数属格)なの?
toîs(トイス、定冠詞男性中性形複数与格)? あひょっとしてtis
(ティス、不定冠詞・疑問代名詞単数主格)かな(実際には綴りの
アルファベットを粒読みにします。タフ・イータ・シグマ等々)?

……後ろに続く単語で区別がつきそうなものなのに、ダメみたい。
音声言語として機能していないよ、それじゃあ。古代人がそんなに
綴りに寄りかかった会話をしていた筈がないじゃありませんかと言
いたくもなります。

合衆国の大学院に学び、今は同国で教鞭を執る友人(ギリシア人)
は「エラスムス風にやらなきゃ判らないよ」とあっさりしたもので
したが、当地で肩身が狭かったようです。下手なギリシア語で話し
かけると、いつも本当に嬉しそうに応じてくれた愛国家なのですが。

#ある時曰く「お前だけだよ、元夏迪、学部にはこんだけの人間が
#雁首揃えてギリシアギリシアって研究しているのに、ギリシア語
#を喋る奴は。ひでえ話だ。これがエラザの立場さ。古典学の現状
#だよ」。

ギリシアのことを勉強していると、色々不思議なことがあるもので
す。


葡萄酒に酔う 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)08時36分59秒

路上観察者さん、よう御越し。「某」の冠ぬきで、御登場ですね。
新生活は如何ですか。路上観察は続けていますか。畫譜では細々と
小坂城シリーズを続けています。そろそろ天守閣が見えてきました。
頂戴した写真はどれもよく撮れています。

昨年冬に帰朝した折、函館でボジョレーを戴きました。若い酒は清々
しい。コクも深みもありませんけれど、これから旨い酒になるのだ
ろうなあと考えながら呑むのも乙ですね。高いんでしょうか、ボジョ
レー。

先日コンクに游んだ際に、巡礼用の宿で夕餉を認めました。土地の
赤葡萄酒をコップに一杯、と御願いしたら、飛び切り若いのが出て
来ました。それも旅の楽しみです。帰剣の日にロデーズの街に出て、
そこのスーパーマーケットの地場産品販売コーナーと銘打つ一角で、
Marsillacの赤を購入。開封の機会を探しています。

scripsisti> Baroloも飲んでみたいです…ちょっとうらやましく
scripsisti> て思わずメールしてしまいました。

ああ、やはり高名な酒なのですね。ぼんやりと聞き覚えはあったん
ですが。旨かったですよ。変な喩えかも知れませんが、上等の日本
酒にほんのり果実の風味のするものがありますけれど、そんな喉越
し。まろやかな渋みが舌に残ります。

ドイツ人の御夫妻が土産に呉れた葡萄酒はまだ何本か残っています。
開けたらまた銘柄を控えておくことにします。

先日、知人宅で餃子を呼ばれた際、葡萄酒通の彼らが見立てた赤葡
萄酒は豪洲産でした。このfunky Australian red、行けるから、ちょっ
とやってみてよ、との御誘いに盃を重ねたら、たしかに旨い。堅い
感じの口当たりでしたけれど、葡萄の味そのまま生きていました。
ファンキーの含意は今ひとつ掴みまねましたが、こんな文脈でも使
うんですね。


OSXを弄る 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)08時35分43秒

李世普さん、よう御越し。今はどちらにいらっしゃいますか。思
えば長いことお目にかかっていません。

−十一月七日−
scripsisti> みんなG4化ですか‥‥。しょぼい動画しか見られな
scripsisti> い以外、pismoに大きな不満はないんだけど。

不佞もまだまだG3ですよ。当分頑張って貰わなくては困ります。パ
ワーブックG4は控えに回ります。やや小型なので、その気になれば
持ち運んでもいいと思いますが、不佞は野帳、手帳を使う老頭児派
ですから、あまりその機会もなさそうです。

あまり画像は見ないので、新しい機械の恩恵も感じられません。プ
レミア会員とやらになっているヤフーの動画配信も、マッキントッ
シュではまともに見られませんし(泣)。

scripsisti>> Xwindowmosaicなんてやったら、流石にOSX上で
scripsisti>> は倒錯かしら。
scripsisti> Mac雑誌がX11という環境をしきりにプッシュしてる
scripsisti> んですが、これとは関係ないのかしら。

そのものズバリです。不佞もインストールしました。まだ環境を整
備していないので、ただのターミナル同然ですが、近いうちにXウィ
ンドウを使えるようにしたいと思います。UNIXの環境やアプリケー
ションが使えるようになるのは、大変な魅力です。

UNIXユーザから見ると、これまで慣れ親しんだオペレーティングシ
ステムの上でマッキントッシュが動作していることになるらしく、
そうした感想もよく目にします。ターミナルでコマンドを操作する
と、マッキントッシュのアプリケーションが起動します。ハイパー
テキストをopenで開くと、サファリなどのブラウザが起動します。
まるでXウィンドウのような感じ。不思議です。

今はemacsの御浚いをしています。少しずつUNIX回帰をしつつある
ようです。でも、為事に差し障るので、コマンドごっこをするのも
善し悪しで。


究極の美味 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)03時13分42秒

ピアノの詩人さん、よう御越し。

scripsisti> イギリスでも年々若くなっていると言われましたが、
scripsisti> こちらでも若者からそう言われてます。

「若者」と言っているあたりでダウト。と言うか、典型的なおいや
んの物言いですぞ(課長から課長補佐辺りの。もしくは八十七歳以
上の御老体の)。

scripsisti> 私がこちらで21歳以下に見られID提示を求められ
scripsisti> るのも無理ないかと勝手な解釈をしている今日この
scripsisti> 頃です。

身分証の件、本当ですか。酒類の購入の時だけ? 身許を確認され
たりはしませんか。このところ合衆国の取り締まりも厳しくなった
と見聞きしますもので。指紋押捺と虹彩登録もやるんじゃありませ
んでしたか(←うろ覚え、かつ検索しないで書いています)。

scripsisti> ・・・実は本当はとても嬉しがっているのです。
scripsisti> (自慢>元夏迪氏)

よおく判りますよ。不佞は既にオッサン宣言を済ませた身の上です
から(微笑)。

scripsisti> やっぱりニューナムケバブには到底及ばないと、ま
scripsisti> すます過去が美化されつつあります。。

若者の特権です(爆笑)。

不佞どももテクスには御無沙汰ですが、あそこのカバーブ、キャバー
ブ、クブブ、まあなんと申してもよろしいのですが、ケバブ、大変
おいしい。ロージ・チーズバーガも美味。羊肉、牛肉にきちんとし
た処理を施してあるのでしょうか。イングランドの羊料理は全般に
臭い。信じられないくらいに臭い。トルコで食べたらあんなにおい
しかったのに、ウイグルのシシカバブはとっても深みのある味だっ
たのにと、常々不思議に思っています。テクスは例外的にうまい。
愚妻さんが紹介したガルデニアよりも(本年十月八日付Gardenia)、
数倍うまい。と言うか、ガはまずい。人気を博す理由が判らない。

西蔵の拉薩にある四川料理屋で究極の羊料理を食したことがありま
す。肉団子を浮かべたスープで、得も言われぬ味。スパイシーな肉。
変わった味だな、このピリピリが堪えられんなとガツガツ平らげ、
町中日課の大停電で真っ暗の中、蝋燭の灯る投宿先のバナクショー
(八朗学)ヘウテールに帰ったら強烈な差込、そして上下から大噴
射(失敬)。腐ってやがる……遅すぎたんだ、てなもんで、その後
数日、ガラスの破片を飲み込んだような胃痛に七転八倒したわけで
すけれども、いや、本当にこの世のものとは思えぬ味でした。半分
あの世の味だった。発酵=腐敗を実感した一週間の西蔵滞在でした。

是非帰剣の上、テクスのケバブを御賞味になり、アイセルと戯れて
下さい。不佞どももお供を致します(口実がないと遠くて遠くて)。


時差ボケ、連ドラ、チョコボール 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)03時12分52秒

てっちゃん、よう御越し。北野さんのホームページを御紹介戴き、
有難うございました。最近はまた、御忙しいのでしょうか。

−十月十六日−
scripsisti> 帰朝されていたんですね。時差ボケは出ないのでしょ
scripsisti> うか?

それが今だに(嘘)。何と言うのか、おそらく生来睡眠障礙の気が
ある上に、当地の日脚は伸縮自在ですから、それで一層体内時計が
狂ってしまいます。十六時に漆黒の闇夜になると(街灯の少ない国
なので、誇張ではありません)、どうにもこうにも。

睡眠障礙といえば、小学校の時分に「授業中に欠伸をする」のは問
題児だという風潮がありました。不佞は四六時中欠伸をしていたの
で、随分と罪悪感がありました。教諭や保健室の張り紙によると、
きちんとした睡眠を取っていれば、昼間は眠くもないはずだし、欠
伸をする謂われはないのだ、といったことが書いてありました。欠
伸をするのは、健康管理に問題があるのだとも言い添えてありまし
た。自分は快眠とは無縁なのだと思い悩んだものです。もう気にな
らなくなりましたけど。

義務教育では大分嘘も教わりました。「相手の目を見て話しましょ
う」はその最たるものでした。進駐軍仕込みのアメリカンスタイル
だったようで、日露戦争の提灯行列を目撃した弓の師範にはこっぴ
どく怒られました。目上は文字通り自分の目の上に置くべきもので、
目下の視線は目上の口か鼻に付け、断じて相手の目を正視するな、
失礼にも程があると。その延長線上に「面をあげい」「近うよれ」
があり、「直に話せ(脇にいる会話取り次ぎ係を通さずともよい)、
苦しうない」があったのでしょう。そんな感性とは無縁の世に生き
る不佞ですが、目を見て話すという訓導が怪しいものであるからに
は、昼間にぽかんぽかんと欠伸をするのも強ち悪癖ではないのでは
ないか、と。まあ飛躍です(苦笑)。

針鼠さん、よう御越し。そろそろまた歩行記の御予定などはありま
せんか。

−十月二十一日−
scripsisti> 千葉はそろそろ風雨が一番激しくなる時間にさしか
scripsisti> かっているようです。

今週末、また台風が来るようですね。臘月に野分とは季節も変わっ
たものです。

scripsisti> 今日は雨の中、帰り道に研究会の用事で本郷郵便局
scripsisti> に寄った

会務御疲れ様。

そう言えば、不佞も本郷郵便局で用を足す時に雨ということが多い
けど、気のせいかな。そんな時期に局へ足を運ぶ用事が多のかなあ。

scripsisti> 木村佳乃は本当にきれいですね。僕も彼女に負けず
scripsisti> に仕事をしなければいけないと強く思いました。

劇のことはよく判りませんでしたが、負けずに頑張りましょう。不
佞は『スクールウォーズ』を見たい。「クヤシイデエエエエス」の
件なんかね、もう。ミツオでしたっけ。パソコンで主題歌を再生し
ているからだろうか。『教師びんびん物語り』もいいね。再々放送
くらいを見たんだと思うが、その時分には聖橋小学校の側にある予
備校屋に通ってサーファーをしておったよ。先年コンクの食堂で給
仕してくれた男衆(ギャルソン)が、萩原流行扮する校長だか何だ
かにとてもよく似ていた。声までね。芝居といえば、『冬ソナ』の
主題歌や挿入音楽の剽窃が明るみに出て、ドロドロしてきましたね。
不佞のコメントもドロドロしてきそうなので、この辺にしておきま
しょうか。

ノドヒコさん、よう御越し。このハンドルでは初見参ですね。御元
気ですか。

−十月二十八日−
scripsisti> 銀のエンジェルを集めて、プレゼントの缶をもらっ
scripsisti> たことあるよ、お姉さま。

衝撃の告白、どうも有難う。姉上、本気で悔しがっていましたぜ。
シャイセを連発しておりました。仕方がないので、アルディで類似
品を購入し、御機嫌をとっています。購入したチョコボールは不佞
がほぼ全て平らげます。


MSWおまけ 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)00時29分48秒

scripsisti> 元氏、縄跳びしてるんすか?

ええ。一日十分、長くて二十分ですけれど。前跳び、後ろ跳びぐら
いに止めています。二重跳びだのなんだのという派手なのをやると、
こちらの息が上がるのはよいとして、磴の下の蚯蚓がゾロゾロと出
て来てしまい、しばらく跳べなくなるのです。振動に驚くようです。

−十一月十六日−
scripsisti> 恒例の温泉旅行だったりします。甲府です。

畫譜に御投稿、有難うございました。あちらにも追々書きますが、
羨ましいという感想をひとつ、取り急ぎ。


MSW続 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)00時25分55秒

scripsisti> Word・・風当たり強いなぁ。まぁ、私も昔嫌いだっ
scripsisti> たんで、元氏の気持ちも分からなくもないです(機
scripsisti> 能論的な理由はおいといて)。

不佞は全くの逆。昔は大好きだったんですよ、ワード。UNIX/TeX
の組み合わせよりも親しみやすかった。実際にバージョン六で大き
な編集作業をしたりもしました。『西洋古○史研究入門』という本
です。機能不全と暴走に泣かされましたが、騙し騙し使って、入稿
できたのはよい思い出です(結局その作業で、書物や雑誌の編輯に
はワードを使うべきではないとの結論に達し、上司に報告しました
が)。今も嫌いではありません。不佞には不要となっただけのこと
です。

機能面で言えば、多機能個人メモ作成装置の域を出ないでしょうね。
執筆に専念するには重いし、余計な機能が多過ぎる(英語の文章校
正が米語向けだというのも痛い。とても痛い)。集中力に乏しい不
佞には、気が散って敵いません。文字組等の出力面では、もう御話
にならない。今も昔も、マイクロソフトはこの辺りが苦手なようで
す。紙だけ見て、ああワードだなと判るくらいにユニークです。

#ハイパーテキストに書き出せば汚らしいソースを吐くし(嘆息)。

不佞が執筆にはエディタ(Nisus Writer6.5Jを含む)、組版にTeX
WYSIWYGで曲芸的紙面を緻密に組みたい時にはInDesign CS/Page
Maker
を使うのも、餅は餅屋の発想に基づくものです。TeX系の作
業は、基本的にオープンソースで全てを賄えるというのも魅力です。
その姿勢に共感します。パクリツギハギで作ったアプリケーション
をとんでもない金額で売りつけるよりも、好もしいと思います。こ
の辺は人により考え方の分かれるところでしょうか。

そんな次第で、人から頂戴した論文で、愛蔵したい作品は、時間の
許す限りTeXでコンパイルしています。著者の方々がワードで彫心
したレイアウトをぶち壊すのは恐縮なのですが、好きなフォントで
美しく組版した御作を珍蔵しております。ここの御常連方も餌食に
なっておいでです。悪しからず。

scripsisti> Nuisusはようやっと脚注機能追加ですか。まぁ、よ
scripsisti> かったんでしょうけど、それは無償アップデートで
scripsisti> しょうか。有料なら、酷い話だ。

流石に無償でした。

マーキュリーは小人数の所帯らしく、色々と抜けています。「この
シリアルナンバーは、同梱のCDに納めたアプリケーション(旧版)
では使えません。御手数ですが弊社網站で現行バージョンをダウン
ロードの上、シリアルナンバーを入力して下さい。アプリケーショ
ンが起動します」という但し書きが箱に入っていた時には吃驚しま
した。つまりディスクはゴミ同然。

箱詰め完了間際に新しいバージョンを完成させたのでしょう。人手
が足りないのかな、工場(こうば)のロットを止めるのも一大事な
んだろうか、と真剣に心配しましたよ。老舗のアプリケーションの
看板を背負っているせいか(アプリケーション誕生十七年だそうで
す)、最大限の誠意と努力とを払っているのが判るので、応援して
はいるのですが(苦笑)。


MS Wordを取り巻く状況 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 5日(日)00時21分14秒

淡い晴れ間が雲に覆われ、そろそろ憂鬱を増す時間帯です。大分寒
くなりました。

左ききのコジカさん、よう御越し。

−十月二十六日−
scripsisti> ワープロ何を使うかは結局、各人の好みですかね。

仰る通りです。それを「デファクトスタンダード」などと言い募り、
メイルで送りつけたり、サイトに上網したりするから困る。

個人間ならまだ勘弁できますが、官庁がこれをやるのは言語道断で
す。この書式を崩さずに記入の上、返送のこと、などと注記してあ
る書類は、もう最初からレイアウトが崩れている。プラットフォー
ム間の違いを理解していないらしい。エムエスミンチョーがなけれ
ば文字詰めが変わってくることも判らないようです。出版という重
要な文化に無理解な官庁が文教を司るのは滑稽です。

#エクセルもだめ。csvにしなさいと言いたい。

今回G4を導入するに当たって、義理でMS Officeを入れましたが、
今後はもうやめるつもりです。大学の関係部署にはワード文書で物
を配布する理由を訊き(「そう言えばなぜなんでしょう。私も考え
たことがありませんでした」というお答え)、今後はしかるべき形
式を追加するようにと要求しました(「もちろんそう致します。ワー
ドでpdfを作れば済むことですよね? なんでpdfを撒かないのかな。
サーバ管理担当の趣味かな?」というお答え)。今後は機会のある
毎に陳情を励行しようと考えています。

名実ともに標準とすべきはテキスト形式です。それが嫌ならば、せ
めてpdfにすべきです。どこまでもワードに拘る相手にはアプリケー
ション購入代金を負担して貰おうかと、冗談半分、本気半分で考え
ています。人に金を払わせて当然といった姿勢には、とても共感す
ることは出来ません。


宵っ張り 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 4日(土)11時25分16秒

膳に着いたのは結局二十二時四十分頃。赤葡萄酒Claude Val 2003
終業時間の二十三時半を大分過ぎて店を去る。なじみの青年が無理
を聞いてくれたお蔭で、久振りにキプロス人君の義妹嬢ともゆっく
り話が出来た。

拙宅で茶菓を供し、一時過ぎに送り出す。その背中を見ながら、も
う何遍も会えないだろうと思い、しんみりとした心持ちになる。同
君も年明けには帰国だ。


悄然 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 4日(土)00時54分46秒

朝日新聞風の書き出しは、やはり性に合わないな。人様が書いても、
自分が書いても、読みにくいことに変わりはなかった。↓


亀レスが遅れそうな理由 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 4日(土)00時39分46秒

「夜ですね」

明日の面会は九時半でどうだろうと持ちかけた指導教授のオズボー
ン氏に質すミハーリス君。教授は笑いながら

「午前。もう、これだからな、ギリシア人は」

三年程前のことだ。

ギリシア人は宵っ張りである。夕餉も遅い。昼が本膳だから、無理
もない。腹がこなれる頃には二十一時、二十二時なのである。

今夕キプロス人君と中華を食いに行くことになった。同君の指定し
た待ち合わせ時刻が、やはり二十一時半頃である。十六時には闇夜
となる朔方にあって、頑なに郷国の慣習をまもる姿には、脱帽の他
はない。

しかし−−席は空いているだろうか。菜はあるだろうか。店仕舞に
ソワソワしたりしないだろうか。そんなことに思い悩む不佞は、や
はり度し難き小人である。


もう週末、もう師走 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 3日(金)11時00分33秒

そろそろまた書き込みをしてみたいと思っています。亀レスを差し
上げるところから。


ギリシア語の読み方と言えば 投稿者:のっぼ  投稿日:12月 1日(水)07時14分29秒

ケンブリッジのBoyde氏が12月13日にロンドン大で
The Sound of Homer: warbled words from Athens to Alabama
という講演をするそうです.
何でも、各国の古典学者が如何にオデュッセイアを音読するか、
テープで聞かせて、a light-hearted critiqueをして、
some more serious proposals for the futureをしてくれるそうです。
母音、子音などの発音のことか、韻律等々の話なのかはまだよく分かりません。
(でも、英語読みをしたら、韻律が崩れてしまいそうですね??)
英語でその違いを説明されて、僕に理解出来るか分かりませんけれど
出ようかしら、と思っています。

なんだかさすがに少し疲れてきたのと、
さっぱり英語が上達しないので、コミュニケーション不全で
この頃、引きこもりたいような気分になります。
(東京に居たって同じかも)
天候のせいもあるかも知れませんね。
今日も、セミナーで
隣とちょっとディスカッションをしなさいと言われたのですが
つい、ま、いっか、と無視して1人でぼうっとするところでした。
いけない、いけない、準備してもらった会話の機会まで逸してどうする、
と気を取り直して隣の人と話しをしたりもしましたが
そういう1対1の話合いやレクチャー以外はついて行けないことが多く、
ストレスが溜まりますね。
多分、それでもまだ日本で雑用の山に押しつぶされているよりも
ずっとましなのでしょうけどね。

そんなこともあってか、
最近、コメディ映画がいいな、と思います。
英語の勉強、ということもあり、DVDを買って見たりしています。
Chocolatとか、Bridget Jone's Diaryとか、ちょっとお気に入りです。
(で、見て笑っていても、英語は上達していない訳ですが)


買い物 投稿者:元夏迪  投稿日:12月 1日(水)03時19分57秒

パソコン上で読むのが苦痛になっていたので、昨月曜、ロウブ叢書
のパウサニアース『ギリシア誌』を仕入れる。

やはり書物は紙がいい。小振りな叢書は寝ころんで読むにもちょう
ど良い。希臘語脳を使いたくなければ、英語の対訳を読むのもいい。
その気楽さがまた嬉しい。

英語でパウサニアースpausaníAsはポーセイニエス。先日セミナー
の席上で、報告者がパーセニアスと発音して誇らしげだった。綴り
を英語読みするのではなく、自分はエラスムス風の発音を心得てい
るのだと言わんばかりでおかしかった。

そういえば、当地の学部関係者は希求法optativeをオプテイティブ
と発音する人が多い。辞書的にはオプタティブである。剣橋大学訛
なのだろうか。パーサニエス君の報告を聴きながら、ふとそんな事
を思った。


餃子 投稿者:愚妻  投稿日:11月28日(日)23時32分22秒

昨日は友人が餃子パーティーに誘ってくれました。皮のばし、包み方、ともに合格点を頂戴して
嬉しい(イギリス人の女の子は「あなたはどうせ無理だから、お湯でもゆでてくれればいいから」
と馬鹿にされまくるも健気に包んでいて泣けた)。ゲフーというくらい餃子を食べて大満足。

それからイギリスの原住民の皆さんでも、カスタマーサービスの人の英語がスコットランド訛な
んかだと、話が通じなくて困る事があると知る。安心したっていうか、嫌がらせなのかという気
がしてくる。先日もBritish Telecomから電話が来るも、半分も判りませんでした。こないだ余
所で道を尋ねたら10単語中1単語くらいしか判らなかったわよー、という話も聞く。私が判る筈
がない訳ですね。

新しいマックではカーネルパニックがしょっちゅう(一日数回)起こり、そんなものかと思って
いたのですが、実はめったにあってはならない現象である事が判明、こちらがパニック。もしや
これってどっか壊れてるんでしょうか。


修理予定 投稿者:夕霞堂主人  投稿日:11月24日(水)20時55分10秒

劍橋日乘總覽十半ば以降に故障あり。サーバの仕様変更によるもの
と認む。サーバの移動、ディレクトリの変更を含め、折を見て修復
を行う。


女王様と狐 投稿者:愚妻  投稿日:11月24日(水)20時01分7秒

昨日国会で女王のスピーチっていうのがあって、新しいマシーンのおかげでテレビのない
我が家でも見る事ができました。お祭りみたいでむちゃむちゃ面白かったです。『不思議
の国のアリス』の世界でした。また読みたくなってきた。スピーチの間、居眠りしている
議員をアップで映したりして、BBCナイスです。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/in_depth/uk_politics/2004/queens_speech/default.stm

それから最近話題の狐狩りについて、手許に手軽な読み物があるのを発見。結構面白い。
それによるとスポーツとしての狐狩りの「伝統」は実は新しくて、始まりは18世紀半。貴
族の所領内でちんまり行われるウサギ狩りと異なり、狐狩りは(少なくとも19世紀には)
「平等で開かれた」「民主的なスポーツ」としてプレゼンテーションされたんだそうです
(なので初期の動物愛護団体による糾弾を免れた)。主催者には莫大な費用がかかるもの
の、つまるところどこまでも狐を追いつめる(っていうか狐を追いかける猟犬を後ろから
馬で追いかける)だけなので、誰でも参加できたんだとか。何が楽しいんだか結局よく判
りませんでしたが、へぇーと思う事がたくさん書いてありました。

川島昭夫「社会と制度 ジェントルマンと狐狩りのパラドックス」『イギリス文化を学ぶ
人のために』(世界思想社 2004年)103-121頁


御目出度うございます 投稿者:愚妻  投稿日:11月18日(木)21時41分15秒

路上観察学者さん、お誕生日&ご結婚おめでとうございます。今頃ボジョレーで盛大に御祝
いしている頃でしょうか。どうぞお幸せに、時間をかけてワインのようにじっくり熟成して
いくご夫婦になってくださいね。

そういえば私も結婚するにあたり、既婚女性からあーのこーのと言われた訳ですが、最も感
銘を受けたのは、「最初が肝心。犬と一緒よ」という貴重な忠告でした。その妥当性は措き
ますが、何となくこれを伝達しなければならない義務感のようなものを覚えるので、御伝え
します。この手の忠告は、後悔とともに語られる類いのものなのだという事も、今になって
みるととてもよく判るのです。

我々も11月半に結婚したので、その記念と称してフランスの山奥に行ってました。ボジョレー
ヌーボー解禁直前に帰ってきてしまいましたが、Marsillacなる街のそばで、下戸の私も地酒を
美味しく頂いてきました。フォアグラもまいうー。そしてうちはどっちかというと、フォアグ
ラの肥育…。


コジカさん、有難うございます。なんつーか、私そんなに執念深く見えるでしょうか?(笑)
温泉楽しんでらして下さい。もちろん卓球付きですよね?御写真楽しみにしてます。


Barolo... 投稿者:路上観察学者  投稿日:11月18日(木)10時06分26秒

ご無沙汰しております。
今日からボジョレー・ヌーボーが解禁で日本では大騒ぎです。今日の明け方(1時ごろかな)酔っ払って帰宅した“明日から夫”は、私にも1本持って帰って来てくれました。ました。季節のものなので、楽しみです。(まあ、百貨店で行列する気はさらさらないですが…)でも私、Baroloも飲んでみたいです…ちょっとうらやましくて思わずメールしてしまいました。


おめでとうございます 投稿者:左ききのコジカ  投稿日:11月16日(火)18時10分9秒

愚妻さん。おめでとうございます。
執念のたまものですね。

インストールの仕方を見ても、ちんぷらかんぷらですわ。
Pandoraでいいや。(ここにもまた一人ダメな人)

例の件のお返事もしないといけないのですが、今週末は毎年、
恒例の温泉旅行だったりします。甲府です。
何か面白いものが撮れたらアップしたいと存じます。
では。


有難うございます 投稿者:愚妻  投稿日:11月14日(日)07時31分18秒

なかなか快調です。OSXの上で使えるので安定しているし、検索も速いし、読みやすい!

使っていて判ってきた事は、表示されるテキストの全単語がクリッカブルになっていて、
うっかりこれをクリックすると、オンラインのPerseus Projectのmorphological analysis
に接続、該当単語の原形と語形分析が表示されます。原形を更にクリックすると、今度は
LSJ(ギリシャ語辞書)に繋がって、意味を教えてくれます。便利と言えば便利ですが、
人を駄目にするシステムだなーと感心(苦笑)。昔の学者の頭の中に格納されていた事が、
今では外付け仕様になっている訳ですね。自分がギリシャ語を習い始めたときにこんなも
のがなくて本当に良かった。こんなものが存在していたら、全く何も覚えなかったであろ
う確固たる自信があります。


一筆箋/御歸り/御問合

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