一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十六年八月二十日第一千九百二十一号
平成十六年十月六日第一千九百五十号

黄色い灯の点る剣橋 投稿者:元夏迪  投稿日:10月 6日(水)08時24分37秒

先程無事に帰剣致しました。武州の実家から拙宅まで、二十六時間
かかっています。草臥れました。

ウィーンで乗り継ぎをしてから、機中で供される紅茶がうまくなり
ました。水の硬い地帯に来たことを実感する瞬間でした。本朝の水
は珈琲によく、紅茶に合わない。欧州の水は紅茶によく、珈琲に合
わない。水の硬軟そのままに、飲料の味が変わるのも面白いもので
す。


武州に秋雨 投稿者:元夏迪  投稿日:10月 5日(火)01時18分59秒

三時間後に起床、武州の実家を発って帰剣の途に上ります。これよ
り通信が途絶します。帰英は現地時間五日午後、本朝の六日早暁と
なる見通しです。


レスはまた 投稿者:元夏迪  投稿日:10月 3日(日)00時18分14秒

明日三日は帰武。函館の夜風は心身に沁み入るようです。


 投稿者:愚妻  投稿日:10月 2日(土)01時35分24秒

のピザトーストは生焼け気味なのでもっと焼いてほしいと思いました。
ではおやすみなさい。


いいなあ 投稿者:のっぼ  投稿日:10月 1日(金)05時54分13秒

元様、名曲喫茶は堪能なされましたか。
針鼠様とのお散歩は実現しましたでしょうか。

引越しをしてからそろそろ二週間がたちます。
図書館に行って読み物をし、スーパーで買い物、キッチンで自炊、
夜は部屋でメールを書いたり、
日本にいるときとさっぱり変わりませんね。
テレビが共用キッチンにしかないので、
ついついテレビを見すぎるということは無くなりましたが
(その分ネットをよく見ているかも)、
あまり会話をせずに済んでしまうので
全く英語も上達しそうにありません。
さっきもフラットメイトとちょっとした会話をしましたが、
なんだかしどろもどろになってしまいます。
一応ネットでBBCのニュースを見たり、DVDを見たりもしているのですが、
そろそろそればかりに長い時間を割くのもどうか、という気がして・・・。

古典学研究所の図書室は、
蔵書に特別の感慨を覚えることはありませんでしたが、
隣の老紳士はきっとどこぞの有名研究者に違いない、
と思ったりすると、机を並べていることにちょっとワクワクします。
図書館への道のりも、
いわゆる観光名所が見えたり、
いろいろなお店が軒を連ねていて、
まだまだワクワクして歩いています。
もちろん、図書館に着いて、本を開けば、やることは日本と同じですけれど。
いや、ノートや書き込み入りの本、論文が日本においてある分、
幾分不便を感じないでもありません。
やはり腰掛けですから、仕方ありませんね。
もう少し長く腰を据えてこちらにいられるのなら、
少し自分の本や論文コピーももってくるのですけれど。
諦めて、必要に応じてこちらで読み直しです。

ゼミなどは来週から始まります。
何となく、週末、休暇はしっかり休むこちらの習慣に
この一月ほどつき合ってみたので、
週末近くなると、どこに行こうか、考えてしまいます。
それどころか、もう10月だから、そろそろ年末の旅行先を考えなくては
などと思ってしまいます。
こちらから行き易い、欧州、地中海方面に思いは飛びます。
勉強しなくてはいけないのは分かっているのですよ、もちろん。


函館から 投稿者:元夏迪  投稿日:10月 1日(金)01時32分57秒

台風一過の武州は空高く晴れ上がり、風の唸る一日でした。実に壮
快でした。

函館の夕方にようやく対岸を照らした光は黄金色に輝いていました。


台風接近 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月30日(木)02時13分32秒

紀州では死者、行方不明者が出来たそうです。武州でも凄まじい暴
風雨。明日空路訪函の予定なのですが、雨戸を叩く雨音を聞いてい
ると、それも心細くなってきます。


雨の麦 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月28日(火)00時49分15秒

秋霖に降り籠められて喫茶店  鶯 里

音楽を聴く耳もないくせに、馴染みの名曲喫茶で一服するのはよい
ものです。友と語るによく、書を拡げるによい。


駄句 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月23日(木)01時26分14秒

奥多摩の谿にも深き秋の空
秋暑き千代田の城下の昼下がり
秋風に揺るる光の盈ちる郷    鶯 里


報告 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月20日(月)23時46分38秒

昨十九日日曜午後に無事帰朝致しました。


 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月18日(土)06時53分49秒

例によって が見えるかも知れません。

見える方はお笑いを。見えない方は御読み捨て下さい。不佞も該当
個所を捨て置くことに致します。

午前五時(本朝十三時)に家を出ます。その後は到着まで通信が途
絶します。緊急の御用には応じられませんので、悪しからず御了承
下さい。

#そんな御用はないと思いますが。


無題 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月18日(土)06時49分27秒

クリーニングは高かった。ワイシャツ二枚で七ポンド六十ペンス。
最近は円高で一ポンドが百九十五円前後でフラフラしているから、
先月の二百十円に比べたら大部マシになったけれども。渡英した頃
は百六十円台だったんだよなあ(泣)。

何かの参考というか、記録のために、往復の旅程でも書いておきま
す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
From: LHR :London Heathrow Airport
To:  VIE :Vienna Intl. Apt. - Austria

Date:    Flight No: Dep Time:  ArrTime: Days Transit:
18/Sep/2004 OS00452   09:35    12:45
------------------------------------------------------------------------
    
From: VIE :Vienna Intl. Apt. - Austria
To:  NRT :Tokyo Narita Airport

Date:    Flight No: Dep Time:  ArrTime: Days Transit:
18/Sep/2004 OS00051   14:25    08:55   1
------------------------------------------------------------------------
    
From: NRT :Tokyo Narita Airport
To:  VIE :Vienna Intl. Apt. - Austria

Date:    Flight No: Dep Time:  ArrTime: Days Transit:
05/Oct/2004 OS00052   10:45    16:00
------------------------------------------------------------------------
    
From: VIE :Vienna Intl. Apt. - Austria
To:  LHR :London Heathrow Airport

Date:    Flight No: Dep Time:  ArrTime: Days Transit:
05/Oct/2004 OS00455   17:20    18:40

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
畫譜で謨磐堂進士による大韓民国写真展が進行中。韓流のいかがわ
しさに辟易する昨今ですが、進士の力作は素顔の半島を活写してい
てとても愉しい。懇切な解説ともども御堪能下さい。


目が醒めたら二十時でした 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月16日(木)09時48分30秒

針鼠さん、ようお越し。新作歩行記、有難う。今回も力作ですね。

遊行(ゆぎょう、ゆうこう)はつげ義春や中上健次が好んで口にす
る言葉です。その辺り、針鼠さんが意識なすったかどうですか。

scripsisti> 何曜日の何時何分の何両目かの客車は行商専用です

成田に向かう途中、西日暮里駅でよくお見かけします。翠色の電車
(常磐線かな)にも乗降しています。御本人以上の嵩のある荷を担
いでいます。以前は方々で見かけたものですが、最近はあの界隈で
しかお目にかかれません。

scripsisti> 駅を出てからぶらぶら歩いて、どこの大通りからも離
scripsisti> れた奥まった地点にかなり狭くて長い商店街を見つけ
scripsisti> て、よろこんで端まで歩いてみました。

「わくわくするなあ」と呟いたのでは(笑)。どの商店街ですか。

全国的に中心市街地が不振の昨今、活き活きした地区を見ると嬉し
くなりますね。中心市街地活性化事業を見直し、厳正に執行する動
きが出て来ました。「町民有志でピクニックに行きました」などと
いう恐るべき事業に助成金を注ぎ込む自治体にも、一つ見習って戴
かねばなりません。

#「ピクニック」云々は事業報告を提出しているだけ、まだましな
#自治体です(呆)。

scripsisti> 長唄だか常盤津だか分かりませんが、とにかく民謡ら
scripsisti> しきものが流れています。

まるで江戸だ。凄い。スピードの歌を狂ったように流す有線放送な
らなんぼでも聞きますけれど、さすがにこれは珍しい。

scripsisti> 店々の看板に、民謡教室と書かれているのが目立ちま
scripsisti> す。この辺は芸者が多かったのだろう、何か稽古でき
scripsisti> るかな

一つ挑戦して御覧な。本当の教養が身につきますよ。

scripsisti> アイスコーヒーを飲んで、電車に乗って帰りました。

至福の一杯だったことでしょう。次回の散歩を心待ちにしています。
うまく行ったら御一緒できるかも知れない。

九月十八日離英、十月五日離日の予定で帰朝します。武州辺と函館
に身を潜めることになります。


その後眠り込んでしまい、 投稿者:夕霞堂  投稿日: 9月16日(木)09時47分42秒

ピアノの詩人さん、ようお越し。御元気でしたか。先日温哥華に游
んだ折、西海岸の訛に往生しました。御地ではさらに輪をかけた言
葉なんでしょうか。

scripsisti> 私もウィーンで入られた経験がございます。

心細かったでしょう。

scripsisti> なお、実際に入ってしまったらしい時には、部屋の中
scripsisti> まで様子を見に行くのは厳禁らしいです。

勉強になりました。拙宅近郊には挙動不審な手合いも出没しますか
ら、用心します。建物内に侵入し、部屋という部屋の呼び鈴を押し
て歩くブー逃げ(地方によりピンポンダッシュ)マンもいることで
すし、傍には扉の外まで葉っぱの臭いが漂う部屋もありますしね。

scripsisti> 昨晩珍しくシトシト雨が降りました。まるで梅雨のよ
scripsisti> うでした。

御地にもそんな日もあるんですね。エウモイソーンショイン、モイ
エーウリソーンショイン♪(ケンブリッジ風)の陽気なイメージが
あるもので。

scripsisti> 見えます見えます・・

最近見ます?

左ききのコジカさん、ようお越し。

scripsisti> 京都珍道中記以来というか、そこら辺のレスをほっぽ
scripsisti> りだしたまま、ですね。すいません。

特に流れのある掲示板ではありませんから、どうぞお気になさらず。
思い出した頃にレスをしたり、されたりというのも、長閑で宜しい
と思いますよ。管理人が流れを寸断して引っかき回しているし(笑)。

scripsisti> 報告とかあったり、なんやかんやで、ご無沙汰してし
scripsisti> まいました。

御報告は無事に済みましたか。何を御話になったのでしょうか。い
ずれお教え戴ければ幸いです。

scripsisti> 穂高の合宿より帰還しました。のっぽさんがいなかっ
scripsisti> たけど、博多娘さんが参加されたり、勉強に、温泉
scripsisti> に、飲み会に充実した合宿となりました。

よかったですね。穂高の合宿もすっかり定着したようですね。「春
の合宿をするんだ!」と独り暴走した時には内心ヒヤヒヤものでし
たが、こちらも恒例になったようで(笑)。

研究会が一頃滅亡の危機にあって、なんとか存続をとシャカリキに
なっておりました。どんなに人が少なくても、身内だけになっても
二週に一遍か三週に一遍はやりましょうよ、定期的にやっていれば、
また人も集まってきますよと先輩方を勧説し、お付き合い戴いた昔
が夢のようです。演習後のふらふら状態で、演習と同じ面子が三人、
四人の小人数で額を寄せ合い、ギリシア語を読む日が一年ほど続い
たでしょうか。当時は知人とアリストテレースの『ポリーティカ』
を読んでいましたから、毎週どちらかの勉強会が入っていました。
その『ポリーティカ』でも弁論を読む面子が被っていて。今ノート
を見返すに、解釈も議論も稚拙ですが、熱意だけはありました。あ
の日々が自分の肥やしになっているのは間違いないと思います。

場違いな回想になってしまいましたね(苦笑)。まあ何事も御話の
種です。お目汚しということで。


眠素爆裂の回らぬ頭でレスを 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月15日(水)19時58分6秒

−九月十日−
scripsisti> タイトルは「中国のイスラム」。

面白そうですね。のっぼさんもそちらの方面に関心がおありでした
か。

scripsisti> 比較的新しいモスクの方が、トルコなどを思わせるス
scripsisti> タイルで、古いモスクの方が、前近代の中国を思わせ
scripsisti> るスタイルだったりする

建築様式に見合った素材の入手が出来るようになったということも
ありそうですね。起重機などの発達も無視できません。例えば新疆
のオアシスで、不必要に大量の労働力をモスク建設に振り分けるこ
とは、なかなか難しかっただろうと思います。そこそこの人力、畜
力と、日干し煉瓦や若干の木材で出来るモスクとなると、支那風の
建築様式がお仕着せとして便利だったように思います。

無論トルコ風に切り替わる背景には、

scripsisti> きっと自己意識や、出資者または時の権力者などと関
scripsisti> 係があるのでしょうね。

とお書きの通りだと思います。エスニックの相違も関係がありそう
です。回族には漢風の清真寺を建てそうなイメージが(ただのイメー
ジですが)。

scripsisti> この辺は演者の問題意識の外らしく、旅行報告のよう
scripsisti> でしたが。しきりと、当地の飲酒について、楽しげに
scripsisti> 語っていました

オリエンタルスタディーズには、まだまだその手のルポルタージュ
志向は色濃いと思います。情報の蓄積量もさることながら、持って
こられる情報の質と量とが限られているからだと思います。語学力
の問題と、語学力のある人材が極めて少ないという事情とによるも
のだろうと考えています。比較の対象がクラッシックスの場合、オ
リエンタルスタディーズの未熟は殊に目立ってしまいます。その中
で良質の研究を続ける一部の研究者には、ほとほと頭が下がります。

支那清真寺は幾つか見て回りました。支那の小メッカと呼ばれる
吐魯番烏魯木齊総覧)、喀什の各都市、とりわけ烏魯木齊
の二道橋バザール脇と、喀什旧市街中心部にあるヘイトガー(イド
カ)清真寺
は見事でした。前者は如何にも新築でキッチュ、後者は
かなり古いモスクです。

該方面に明るい謨磐堂進士にも御話を伺いたいところですね。

scripsisti> 日本式の発音しか知らない地名などは、紙に漢字で書
scripsisti> かないと、通じませんし。

ローマ字綴りと、実際の発音がずれたり、また綴りの方式が幾つか
あって、混乱するかも知れませんが、これを機会に覚えてみては如
何ですか。邦語の旅行記などに仮名書きで発音を注記したものが沢
山ある筈です。その音を覚えてしまうと、割合に簡単かも知れませ
んよ。


太陽光線が淡い朝に 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月15日(水)19時57分17秒

十三日月曜の晩に網上の論文をゴソリと下載したので、一つその中
から何か読んでみようか。そう張り切ったまではよかったのですが、
生憎と偏頭痛を発し、パソコンで物を読んだり書いたり出来そうに
ない。仕方がないので、珍しくギリシア語の韻文(断片)を繙くう
ちに夜が明けました。この頃は夜の白むのも遅くなり、六時を回っ
ても窓の外は真っ暗です。

その足でヒストンロード沿いの郵便局に行き、問題のローンドリに
出した衣類を受領(仕上がりは先週の金曜日……)。その時に始め
て気づきました。もう空気が冷たくなってきている。日の出のこと
を思い合わせ、秋から冬に向かう時節を実感しました。

渡英したのっぼさん、ようお越し。

−八月三日−
scripsisti> 行きは落合から馬場の住宅街を、帰りは大久保韓国人
scripsisti> 街から目白学習院周辺を眺めました。

懐かし所ばかりです。落合で家庭教師をし、馬場大久保界隈は高等
学校時分のなわばり。学習院近傍から皇居にかけて抜ける道は、土
曜の部活がはねた後の散策路でしたし、その後学習院には研究会で
御世話になりました。

scripsisti> 小泉八雲記念公園を発見。

謂われはなんですか。

scripsisti> 「学習院下」から上ってぐるりと見てみると、存外広
scripsisti> い敷地に緑も豊か、周囲にも新発見の施設があり、ま
scripsisti> だまだ散策の余地がありそうです。

新江戸川公園や芭蕉庵には行きましたか。急勾配が神田川に落ち込
む斜面に開いた憩いの場です。少し上流(馬場寄り)には面影橋が
架かっています。旧幕時代、土壇場に連行される罪人は、この橋の
袂で身内に別れを告げる仕来りであったとか。面影橋の名の由来で
す。

scripsisti> 陽光輝く青い夏空にそびえ立つ白銀の入道雲はちょっ
scripsisti> との不安といくらかの冒険心を刺戟してくれます。

本朝の夏ですね。堪能しました。先日游んだ温哥華でも、到着した
日に巨大な積乱雲がグラウスの峰に懸かっているのを見、我が国の
夏を偲びました。当地の夏空は雲一つない青空です。それはそれで
味があります。

-八月二十四日-
scripsisti> 今のところ雑用なく、とりあえず英語と新環境に慣れ
scripsisti> ることを優先事項とすればいいという大義名分がある
scripsisti> のでずいぶん気が楽です。

前向きの新生活で清々しい。夏の渡英も幸いしたのかも知れません
ね。秋口に来ると、釣瓶落とし真っ逆さまの秋の陽に滅入るばかり
ですから(苦笑)。

当地に来る邦人は、渡英時期に応じて春(実質的には初夏)組、秋
(同初冬)組に大別できます。それに応じてイギリスに対する印象
がかなり違っていて面白い。

春に来た人は明るいイギリスのイメージを懐き、大概は翌年三月ま
でには、明るいイギリスの夏を再び満喫できぬ身の上を喞ちつつ帰
朝します。

秋組は暗いイギリスの冬にめげてしまい、よほどのイギリス贔屓で
も鬱ぎ込むのではないでしょうか。それが徐々に日も伸び、世の中
が明るくなって来るに連れ、地獄に仏ではありませんが、思わぬ歓
びに小躍りします。

四年もいると、さすがに天気には慣れてきます。そこにもののあわ
れをすら見出すことが出来ます。俳諧や和歌に託して詠ってみよう
かという心持ちにもなります。本朝の詩に潜む感性が、この国の文
人の筆にも宿っているのではないか。そんな気にすらなってきます。
そこで序でのある時に本屋で詩集なぞを拡げてみると……これがやっ
ぱり判らない(笑)。「それが人生」「それが愛」みたいなものし
か目につかないし、その奥にある物を読みとる力がこちらにない。


舊帙脱漏報告 投稿者:夕霞堂主人  投稿日: 9月15日(水)04時17分19秒

平成十六年二月一日から四日にかけて、ログが九件脱漏しているこ
とが判明しました。

 二月一日「睡眠障害?」元夏迪
 二月二日「札幌オフ会ちょいと開催」謨磐堂
 二月二日「第三万号」元夏迪
 二月二日「札幌オフ会ちょいと嫉妬」元夏迪
 二月二日「札ちょ続」元夏迪
 二月二日「うはっ」元夏迪
 二月三日「お訊ねします」元夏迪
 二月三日「お答えになりませんが」へちお
 二月四日「察しがいい」元夏迪

時間を見て修正します。


中国のイスラム 投稿者:のっぼ  投稿日: 9月10日(金)05時47分48秒

今日は講演会に参加しました。タイトルは「中国のイスラム」。
講師ジョージ・レインの英語は概して聞き取り易く、話も大枠の紹介のような内容で、
門外漢にも分かり易いものでした(眠気を誘うものでもありましたが)。
普段、漢字で書かれた王朝名や地名、しかも日本語読みに慣れているので
英語で書かれたり、話されたりすると、始め、ちょっと戸惑います。
英語圏で使われているものの方が、
発音的には現地(もしくは北京?)の発音に近いのでしょうから、
中国からの留学生たちにとっては、そんな戸惑いなどないのでしょうけれど。
実際、中国出身の友人と、中国のことについて話すときに、
日本式の発音しか知らない地名などは、紙に漢字で書かないと、通じませんし。
講演後半は、新彊ウイグル他、中国各地のイスラムコミュニティ?に見られる
さまざまな様式のモスクのスライドを見せてくれました。
比較的新しいモスクの方が、トルコなどを思わせるスタイルで、
古いモスクの方が、前近代の中国を思わせるスタイルだったりするのは
(そんなに一般的傾向という訳ではありませんでしたが)
なかなか面白かったです
(きっと自己意識や、出資者または時の権力者などと関係があるのでしょうね。
 この辺は演者の問題意識の外らしく、旅行報告のようでしたが。
 しきりと、当地の飲酒について、楽しげに語っていました)。


英会話その他 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月10日(金)00時17分10秒

クリーニング屋のお嬢さん、電話番号のことをファーウンナンバと
言っていました。普通はフェウンナンバです。

先年フランスのロデーズに行った折に、タクシーの中で珍しく仏会
話。

「フランス語は御出来になりますか」
「いやあ今回はフランス航空ではなく、ライアンエアーで参りまし
た」

済まぬ運ちゃん、質問を聞いていなかった……。

レスはまた改めて。


英会話その二 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月 9日(木)22時14分21秒

郵便局で書留を出す序でに、その店舗で扱うクリーニングにワイシャ
ツの洗濯を頼みました。当地の特定郵便局は、生業の一角で郵便業
務を行っています。

「あの、こちらローンドリもやっていると伺ったんですが」

ローンドリとはクリーニング屋を意味するlaundryです。本朝では
コインランドリーでおなじみです。

店員の若いお嬢さんが答えて曰く「え?」。変だなあ、ランドリー
じゃなくてちゃんとローンドリと発音したがなあ。どら、ま一遍。

「ローンドリです」
「ローンドリとはなんでしょうか」
「ローンドリはローンドリです。cleaningですよ」
「ああ、ローンドリですね。ええ、当店ではドライクリーニングを
承っております」
「……」

その後はスムーズに事が運んだのですが、一体何だったのだろう。
こちらの発音がおかしかったり、間違えて覚えていても、そのまま
二階も繰り返せば、通じるのが常なのに。

邦人は子音の聞き分けが不得手なようで、不佞も御多分に漏れませ
ん。その分いい加減な発音をしているのだろうと反省することも少
なくありません。ひょっとしたら自分に聞き分けられない差異がロー
ンドリとローンドリにあったのかしらん。

在英歴の長い邦人に尋ねてみたら「ポーッとしていたんじゃないで
すかね、店員の子」。そういえば乃公と目を合わせなかったな、あ
のお嬢さん、極東男児に慣れていなかったのかも知れない、いやい
や彼女の目線の先にはアイス桶があったっけな、十五、六の若い心
をアイスが鷲づかみにしていた可能性も否めない、と妄想豊かに得
心した次第であります。

#得心しては行けないような気もします。


英会話その一 投稿者:元夏迪  投稿日: 9月 9日(木)21時50分48秒

スーツを着て近所の生協に行きました。スピード写真を撮る装置が
お目当てです。

序でに切らした牛乳を買っていこうと思い、乳製品の棚に行くと、
四パイント(二リットルほど)の物がない。六パイント(三リット
ルほど)が一本あるけれども、このサイズが冷蔵庫に収まるかどう
か心許ない。多すぎて、消費する前に傷み始めるかも知れない。い
つも世話になっている黒人の責任者に在庫を尋ねる。その返事にビッ
クリしました。

恐ろしく慇懃。「真に相済みませんが、当店では唯今棚に陳列して
いる分の在庫しかございません」という言葉づかいはもちろん、挙
措まで畏まっている。こちらが恐縮してしまうほどでした。

勘定場でも同じ。少しばかり計算の苦手な別の黒人のお兄さんに、
「済みません、お釣りは五ポンド札ではなく、玉銭で戴けますか」
と頼みます。一瞬「え!」という表情を浮かべた後、ポンド硬貨を
四枚とったり、六枚取ったりしながら、掌の上の小銭を慎重に数え
直して五ポンドを差し出す物腰は大変丁重です。いつも顔を合わせ
るのにみんなどうしたのさと思いつつ小銭を受け取り「ああ、助か
りました。あそこのスピード写真機、小銭しか使えないもんで」と
告げると、こちらの出で立ちの意味を読んだらしく、ようやく破顔
一笑して「なるほどネ」。その言動はいつものお兄さんでありまし
た。

相手の出で立ちで言動を改める社会なのですなあ。


帰ってきました 投稿者:愚妻  投稿日: 9月 4日(土)07時52分25秒

バンクーバーから帰ってきました。世の中にはこんな所もあるのねー、と驚きの多い
旅行でした。バンクーバ出身でケンブリッジで勉強中の友人&イギリス人ケンブリッ
ジ学生の友人の結婚式に出席した後(四日間びっちり行事に出席)、二日間観光して
帰宅。一日目は市内の国定公園を徒歩で散策、二日目は結婚式で知り合った新婦の友
人が親切にも車で一日案内してくれて、市内の主要な観光名所はばっちり見学できま
した。所謂First Nations Peopleのトーテムポールから、北米第二という中華街やら、
日系移民の居住区後やら、イギリス植民地の顔やら、いろんな要素がごちゃごちゃし
ていて不思議な空間でした。今まで行ったところではホノルルが一番似ていた気がし
ます。不覚にも迷い込んでしまって(トイレを探していた)ちょっと冷や汗をかいた
スラム街は、古くは日本人労働者が住んでいたそうで(太平洋戦争開戦時に強制収
容)、今でもJapan Townと呼ばれているそうです。近郊のStevestonという村でも日本
人が数多く漁業(サケ)・林業に携わっていたそうで、日本の鉋やら明治時代のパス
ポートの写しなんかが住居跡に飾ってあって切なくなると同時に、その子孫の日系カ
ナダ人の皆さんは一体どんな思いでこういう過去を振り返るのだろうかと、戦後満州
から北海道に渡った人間の子孫である私は思ったのでした。和歌山からも沢山来てい
たらしく、Stevestonのお隣Richmond市と和歌山市は姉妹都市なんだそうです。

食事は久々に美味しい中華、朝鮮料理、和食を堪能。帰宅後はしばらくダイエットせ
ねば。結婚式ではメインコース十一種類&デザートを延々四時間近く食べ続け、翌日
の昼食でも点心を25皿ほど御馳走になりました。華僑の結婚式って壮絶……。フリー
の日にも新郎新婦お薦めのレストランをはしご(長大なリストを手渡されました)。
御寿司も東京で食べるよりもずっと美味しくて、値段は五分の一以下。鮭が特に美味
しかったです。華僑の経営するいんちき和食屋にもうっかり入ってしまいましたが
(その名も「紀州」)、それも旅先ならではの味わい深い経験ということで。念願の
「バブル・ティー」なるタピオカ・パールの入った台湾発祥不思議ドリンクも遂に体
験、すっかりはまって帰ってきました。日本でもブームになっているんでしょうか。


葛飾遊行 投稿者:針鼠  投稿日: 8月30日(月)03時26分12秒

こんにちは。
台風が迫ってきて急に涼しくなってちょっと鼻がぐずついてきました。
先日、のっぽさんのことを憶いつつ小岩界隈を散歩しました。夕方に
なってから思い立って京成電鉄に乗って、県境を越えて江戸川駅で降
りました。この駅には、何曜日の何時何分の何両目かの客車は行商専
用ですと掲示されており、最初から出てきてよかったと思わされまし
た。駅を出てからぶらぶら歩いて、どこの大通りからも離れた奥まっ
た地点にかなり狭くて長い商店街を見つけて、よろこんで端まで歩い
てみました。この方向にさらにまっすぐ歩いていけばそのうち柴又に
出ることが出来るのですが、それはせずに、東京方面へと歩いていく
と、柴又街道にぶつかります。街道に沿ってある商店街は、スピーカ
ーから長唄だか常盤津だか分かりませんが、とにかく民謡らしきもの
が流れています。これは珍しいなと思いつつ街道を南下すると、蔵前
橋通りにぶつかります。ここで千葉方面にまがる。薄暗くなってくる
中を歩いていくと、店々の看板に、民謡教室と書かれているのが目立
ちます。この辺は芸者が多かったのだろう、何か稽古できるかなと思
いながら、やがて江戸川にさしかかり、堤や川面や総武線などを眺め
ながら橋を渡ります。暗くなって、もう少し歩くとJR市川駅にたどり
つき、外からは分からないけれど中身が二段構えになっていて豪華シ
ャンデリアが幾つも吊ってある駅構内の喫茶店レストに入り、アイス
コーヒーを飲んで、電車に乗って帰りました。夏休みにたまった澱を
体から流してしまうような、よい散歩でした。


離剣 投稿者:元夏迪  投稿日: 8月25日(水)11時41分20秒

書き込みに間が空いています。八月はバタバタとするうちに終わろ
うとしています。

今日二十五日からロンドン泊まりの日程でカナダに参ります。まだ
暫く間の空く日が続きますが、悪しからず御了承下さい。


滑り出し 投稿者:のっぼ  投稿日: 8月24日(火)15時19分24秒

みなさん、こんにちは。

コジカさん、合宿、充実していてよかったですねえ。
集合場所間違えて行きそびれちゃいました。
成田じゃありませんでしたっけ?

今朝7時過ぎで、これから朝食を寮の共同キッチンでとりたいと思います。
ロンドン生活もとりあえず大きな問題もなく、まずまず順調な滑り出しです。
恐い話を聞くと不安もありますが、
今のところ雑用なく、とりあえず英語と新環境に慣れることを
優先事項とすればいいという大義名分があるので
ずいぶん気が楽です。
トラブルさえ起こらなければ東京で一人暮らしするのとさして変わりませんし。
昨日はオリエンテーションで、今日から英語の授業が始まります。


秋の気配 投稿者:左ききのコジカ  投稿日: 8月24日(火)00時43分10秒

(こそこそ・・)
えーと、大変ご無沙汰してます。コジカです。
京都珍道中記以来というか、そこら辺のレスをほっぽりだしたまま、
ですね。すいません。ぼちぼちと覗いてはいたのですが、ちょっ
とした、報告とかあったり、なんやかんやで、ご無沙汰してしまい
ました。

んー、レスしなきゃいけないこともあった気もしますが、今さら、
過去ログを穿り返してもどうだろうという気もしますので、とりあ
えず、スルーします。あの件にはどーしても答えろと言うのがあれ
ば言って下さいまし。

さて、先日、穂高の合宿より帰還しました。のっぽさんがいなかっ
たけど、博多娘さんが参加されたり、勉強に、温泉に、飲み会に
充実した合宿となりました。

とりあえず、近況ということで。


999 投稿者:愚妻  投稿日: 8月23日(月)19時30分2秒

たった今管理人のおじさんダニエルを見かけたので、泥棒の件を報告してきたところ
でした。どうも隣人は泥棒に入られたことを話してなかったらしい……。カバン盗ま
れたとは聞いたけど、家でとは言ってなかったYO! とのこと。大丈夫か、隣人。この
10年、そんなことは一度もなかったんだけどねー、と残念がってもいました。そんで
近所のドラッグ・ディーラーのせいにしてました。サーシャ元気かな。

ピアノさん、お久しぶりです。スプーンですか。曲げる以外にも色々用途が広いんで
すね。イギリスのemergencyは私もうろ覚えだったので確認したけど、999番です。
使わなくて済みますように。確かに家の中で泥棒と出くわしたら嫌ですよね。妹にそ
んな事があり、引っ越してました(京都)。友人が三鷹で入られたときには何も盗ら
れなかった(盗るものがなかった)けど、布団に大便の置き土産をされたそうです。
捕まらないためのおまじないと言うけれど、却って足が付かないんでしょうか。最中
に出くわしたくないものです。

昨夜はたぶん高校以来、久々に針仕事らしい針仕事をしました。紳士用ズボンの腰回
りを広げる作業です。理由は伏せます。私がやったにしては結構上手にできたような。
しかも全部手縫い。私の不器用さを嘆くのが常であった母が見たら、泣いて感動する
に違いありません。やたら時間はかかりましたが。肩が凝ったから誰か揉んでくれな
いかなー。

のっぼさんお元気かしら。


見えます見えます・・ 投稿者:ピアノの詩人  投稿日: 8月23日(月)18時13分20秒

盗人の件、お気をつけください。私もウィーンで入られた
経験がございます。スプーン1個で開けられる扉であった
ことに驚愕しました。安全第一です。なお、実際に入って
しまったらしい時には、部屋の中まで様子を見に行くのは
厳禁らしいです。警察によると、出くわした盗人は精神的
にこの上なく不安定で、何をしでかすか分からない、と。
すぐに911(でしたっけ・・)した方が賢明に思われます。
とまあ、変なレスですみません。
昨晩珍しくシトシト雨が降りました。
まるで梅雨のようでした。


外に人影が…… 投稿者:愚妻  投稿日: 8月20日(金)17時53分16秒

私は寝室で本を読んでて全く気付かなかったのにまるで自分が見たかのように書くと、
元夏迪氏が暗い中、小さなランプで仕事だかネット遊びだかしてたら(多分後者)、
誰かが外から庭に面した扉を開けようとする音がしたのです。何だろう?と思って中
から覗いてみると、白っぽい服を着た顔に生気のない女性が中をじーっと覗き、こち
らへ何かを訴えています。口元を読み取ろうとしても、判りません。ふと足下を見る
と、足首から下がない……。

っていうのは大嘘で、誰かが扉を開けようとするので外を見てみると、ニット帽を
被った白人男性がおり、中の元夏迪氏の存在に気付くやタタタタタ……と庭を横切っ
て走り去りました。それに反応して庭の防犯ライトが次々に灯ったのでした。時間は
十二時過ぎ。先日お隣に入った泥棒が味をしめて、うちの電気が消えてるのでチャー
ンス!とでも思ったのでしょうか。鍵閉めておいて良かった。ボロでもコンピュータ
を今盗まれたらとても困るし。それに、刃物でも持ってたら嫌ですよね。おしまい!


(無題) 投稿者:愚妻  投稿日: 8月20日(金)16時15分28秒

知りたい?


一筆箋/御歸り/御問合

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