一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十六年二月五日第一千六百二十一号
平成十六年二月十二日第一千六百五十号

名文を喜ぶ 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月12日(木)00時22分6秒

のっぼさん、よう御越し。

scripsisti> 日溜まりは思いの外あたたかく、

春も近いといった風情。日溜まりに佇んで、歩きながら句作に耽っ
て、用務を済ませたら麦にしけ込み、珈琲を啜る。携えた書物を拡
げる。文庫本の小説よし、ギリシア語の作品を読むもよし(こんな
時にロウブ文庫は便利ですよね)、研究書でも愉しそう。膨らむ仕
度を整える梢を眺めながら家路について、のんびり夕餉の膳に向か
い、気に入った酒を啜り、徐に一筆箋に書き込みをする(爆笑)。
春日遅々たりとはよく言ったものです。立春、雨水、啓蟄、春分、
晴明。節気を迎える毎に春色は濃(こまや)かになって行きます。
そうして仕事の締切が迫ってくる……。

scripsisti> どこからかうぐいすの鳴き声が。ほんのり春を感じた
scripsisti> 一日でした。(どうか鶯笛じゃありませんように!)

綺麗に鳴いていたら笛でしょうね。この時期の鶯はまだぎこちない。
笛でもよいではありませんか。最近頓に減ってきた風流人士(や子
供)が春の都の路地に隠れていると思ってみれば、心に華やぐもの
を覚えます。


ここ数日の様子 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月12日(木)00時21分2秒

今日は建国記念日ですね。本朝はどんな一日だったのでしょうか。
当地は冷え込んでいます。晩の現代ギリシア語の稽古が気懸りです。

朝から愚妻さんのパソコンの調子がおかしくなりました。愚妻さん
は修復、その傍らで不佞は自機のデータを退避しておりました。序
でに保守、点検作業を行い、万が一の事態に備えました。どうやら
大事には至らず、旧に復す見込みです。

八日は愚妻さんに散髪を頼み、少々事務仕事を片付けた後で、外で
食事を認めました。広東風炙鴨、茄子の唐辛子炒め、酢豚、玉子炒
飯、雲呑スープ(何れも正式な名称ではありません。字も出ないし、
抑も採譜には英訳しか載っていないもので)。葡萄酒は赤を注文し
ました。Arpeggio, Sangiovese di Sicilia 2002。グラスか半瓶でよかっ
たのに、瓶売りしかないとの由。奮発して注文してみました。

近所の葡萄酒専門店バッカーナーリアの見立てた一本とかで、九ポ
ンドと少々値は張りましたが、美味しかった。果汁の甘さと、辛さ
(というのか)とが混じり合った味。渋みもきちんと効いています。
ミディアム・ボディの割にはしっかりした飲み口。どの料理ともよ
く合いました。新疆は吐魯番で呑んだベソベソに甘い葡萄酒よりも
相性がよかった(あの葡萄酒も懐かしいけれど)。呑みきれなかっ
た分は持ち帰ってきました。二人でちびりちびりと呑んでいます。
シチリアに行ってみたいな。

帰宅して愚妻さんが祝いに呉れたDVDを観ました。『男はつらいよ
寅次郎ハイビスカスの花』。今までこのシリーズを見ずに来ました
が、なかなかいいものですね。柴又の商店街がえらく長く見えたの
には驚き。駅の風情も懐かしい。そこに寅次郎が佇んでいるのはな
んとも不思議な光景でした。立命館大学の学生と両国、柴又を回っ
てから、十年以上経つでしょうか。『ひらり』と寅さんツアーだっ
た。

手製のショートケーキも美味かった。この国にいるとあまり口にす
る機会がないのです。余計に美味しく感じました。……こう書いて
見るに、王様のような豪奢な一日でありました。合間にはちゃあん
と執務時間もあったし(笑)。

昨日は仕事が手につかず、網站内部のファイルを弄っておりました。
合計で千は優に超えるファイルのうち、数百に古い番地への鏈接が
残っていたので、これを修正。上網が遅れていた一筆箋のログを作
り、夕食後は漸く活字に向かう心持ちになりました。そんな日もあ
るようですね。


有難うございました! 投稿者:愚妻  投稿日: 2月11日(水)08時41分43秒

そーとーさん、

早速の御返事有難うございます。読み方も何も判らずお手上げでしたので、とても助かり
ました。大分イメージが浮かんできました。嬉しいです。

その後「火局」で検索するという手を思い付き試してみたところ、<火局>なる調理法
を解説したページに行き当たりました(「中華料理の系統と分類」)。
> @(火局)は、@(金獲けものへんなし)@(火局)と瓦@(火局)の二種に分けら
> れ、原材料を鍋の中に放り入れ、油でいため、あるいは水に浸して、蓋をして弱火で
> @(火局)して濃い汁を作る、盤にもって再び汁を煮詰める。風味は格別である。

インスタント調味料の箱に書いてある説明と随分違う気がしないでもないですが、なん
だかとても美味しそうなので、是非挑戦してみたいと思います。とするとやっぱり華氏
250度で良かったのですね……疑って済みませんでした(←といいつつまだ少し不安)。
中華料理は実に多様な調理法があるのですね。

http://www.biwa.ne.jp/~yikai/folk/cook/cook9.htm


つづき 投稿者:そーとー  投稿日: 2月11日(水)04時07分20秒

検索の結果では「<火局>炉で<火考>する」などの表現がヒットするので、
蒸し焼きにするという意味なんじゃないかと思いました。
料理オンチなので意味が分かんないまま書いていますが、(そのくせ今日は
夕飯こしらえて両親に食わしたりしてますが)ご参考になれば幸いです。

#華氏と摂氏の取り違えは十分ありうると思います。

「塩<火局>鶏粉」の説明は下のリンクにでています。「塩<火局>鶏」や
「塩<火局>鶏翼」などを作るときに使うそうです。やっぱりロースト
チキンじゃないかなあ。(説明になってないですね)

http://www.eseenet.com/big5/special/cny2004/knorr.php


お答え 投稿者:そーとー  投稿日: 2月11日(水)03時51分43秒

手元に広東語の辞書がないのですが、愛知大の「中日大辞典」には
<火局>はjuの2声で、[方言]蒸し煮する
とあります。
ウェブを検索してみると、<火局>炉はやはりオーブンみたいです。
下のリンクに「電<火局>炉」の写真があります。

http://www.clpgroup.com/NR/exeres/6F99E456-7C75-4A87-A8BA-B73CDB499046%2C26BA44C2-E3D6-4369-8B3A-D0F25EE26317%2Cframeless.htm?ch=%5Fhome%5FsafeTips%5FusageSafeTips%5F&lang=tc


因みに 投稿者:愚妻  投稿日: 2月11日(水)00時09分47秒

「将鶏放入<火局>爐内用250°F<火局>三十分鐘即成」とも書いてあるのですが、
華氏250度というのは摂氏121.1度なので、炙ると云うには温度が低すぎる気もしま
す。蒸し焼きにしろという事なんでしょうか?摂氏250度ならローストチキンなん
ですが……。


反省 投稿者:愚妻  投稿日: 2月11日(水)00時01分44秒

下のような質問の仕方はあんまりですね。済みません。用法としては、商品名「塩<火
局>鶏粉」、製法「将<火局>爐内的磔鋪上錫紙<手査(手へんに査)>少量油在錫紙
上」だそうです。宜敷御願いします。


質問です 投稿者:愚妻  投稿日: 2月10日(火)23時42分24秒

火へんに局(火局)という漢字に悩んでいます。香港の調味料に書いてあります。roastとか
bakeとか釜・オーブン絡みの調理法を表す字ではないかと思うのですが、実際にはどういう
意味なのでしょうか。手許の漢和辞典では判りません。御存知の方はいらっしゃいますか。
香港なら英語で書いてくれーと思う私は政治的に間違っているのでしょうか。


ピンポン 投稿者:愚妻  投稿日: 2月 9日(月)23時29分13秒

コジカさん
> 今度の春合宿に参加したいんだけどなぁ〜という深層心理の現れでしょうかね?

そうなんでしょうかね。折角コジカさんと温泉合宿?に出かけておきながら因縁の
卓球対決を果たさないまま目覚めてしまってとても損した気分でした。まあ私の圧
勝に決まってますがね、私の夢ですから(笑)。参加者が増えるとニーズも多様化
して色々厄介そうですが、宿選びの基本はやはり卓球台の有無ではないでしょうか。
健闘を祈ります。

昨日は愚妻の夫の御誕生日だったので(御目出度う)それをダシに中華料理屋Hot
Potに行って参りました。久々にタイクワイ(take away)ではない中華、美味し
かったです。


写真 投稿者:ヒロチ  投稿日: 2月 9日(月)01時34分46秒

では、三日間掲示した後、削除するということにしましょう。
それ以降に写真が欲しくなった方は私のメールアドレス(↑)にご連絡下さい。


ええと 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 8日(日)23時31分59秒

肖像権とか、そんなのは大丈夫なのでしょうか……。懐かしい方の
写真で嬉しいのですが。著作権者はヒロチさんなので、御判断は一
任します。


木村会 投稿者:ヒロチ  投稿日: 2月 8日(日)22時36分46秒

お久しぶりです。皆さんお元気ですか?

ワインにはまり出した元師匠、日本ではレストランなどでワインを頼むと一本五千円以上もするのですよ。いまのうちに飲みだめしておきましょう。

ワインなんて五千円も出せば充分、それより高いのを飲んでもたいして変わらないだろいうと思っていました。ところが、先日妹がもってきてくれたボルドーの1981年もののピション・ナントカという一万円五千円のワインを飲み、次元の異なる味わいが存在することを知りました。(あと二本残ってるぜ!)

火曜日、木村靖二教授(ドイツ史)の送別会に行ってきました。まわりのみなさんが恥ずかしがってなかなか着席しようとしないので、それらの人々をかきわけ、先生の真横の席を確保しました。おかげで面白い話がたっぷりと聞けました。酒を飲んだのでよく覚えてないのですが、我々にしきりにノーパン喫茶行きを勧められていたような気がします。あと、右腕をまくり上げて「俺の腕にさわってみろ、結構スゴイぜ」とかおっしゃっていました。「脱いだらスゴイぜ」だったかもしません。何の話だったのでしょうか。

ちゃっかりツーショット写真も撮りました。(アップしました)

これからもたまに木村先生をお呼びしてお話を伺いたいと思います。


春近し 投稿者:のっぼ  投稿日: 2月 8日(日)21時36分7秒

今日は家から歩いて大学へ行きました。
まだまだ外出時のコートが手放せないのは相変わらずですが、
日溜まりは思いの外あたたかく、
リュックにぎっしりと詰め込んで歩いたこともあったにせよ、
赤門が目にはいる頃には背中あたりがしっとり汗ばんでおりました。
本郷の郵便局で、出そうと思っていた書類の不備に気づき
急遽帰宅せねばならなくなったときの虚脱感たらありませんでしたけれど、
書類を整えて、再び家を出ると、
どこからかうぐいすの鳴き声が。
ほんのり春を感じた一日でした。
(どうか鶯笛じゃありませんように!)


前言撤回。 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 8日(日)04時21分46秒

「流星」、割と簡単に歌詞が見つかりました。「永遠の嘘をついて
くれ」の状況とは、歌全体を指すのではなく、その極一部、上海が
どうのこうの、という件です。全然艶っぽい話じゃなくてアレです
けれど(苦笑)。何れもファンの方の網站に載っています。


家族みんな住めんようにしちゃるけん、て状況が? 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 8日(日)03時53分6秒

左ききのコジカさん、よう御越し。ログの順序はお気になさらず。
五月雨式にお書きいただけば、それで結構です。お越しの皆さんも、
前後はお読みでしょうから、話題には着いていけるはずです。

scripsisti> 美幸はあわないのではないか。むしろ、未幸ってのは
scripsisti> どうだろうかと思ってみたり。

そんな殺生な(笑)。個人的には「永遠の嘘をついてくれ」が好き
だったりします。一歩間違えたら、自分も嵌りこんだと思しき状況
が歌われているせいか。

scripsisti> びっくりする味だったので。これには、保存の問題と
scripsisti> か、いろいろあるでしょうが。ちょっと手を広げすぎ
scripsisti> な感はありますかねぇ。

おやあ、それは残念でしたね。確かにあまり類のない味だとは思い
ましたが。コンビニ一合瓶じゃ、品質の保持は苦しいでしょうね。
コジカさんは酒臭い酒をお好みですか。それとも水に近いようなも
の? 玉乃光、元来は和歌山の酒だったようです。

scripsisti> 雄町は酒米のなかでも個性的な方のようです。

なるほどね。昔は土地毎に酒米も色々だったのかな。

scripsisti> イギリスの旨いビールについては、銘柄を覚えていな
scripsisti> いのですよ。ちょっと、調べてみます。

よろしくー。今日もチラリと眺めてきたのだけれど、麦酒の缶や瓶
てデザインが派手というか、目にちかちかするので、一々銘柄を確
かめる根気が続かんのです。缶入りで酵母の生きたベルギーベルギー
……目が痛くなってきたから、もうイイや、次回次回ってな感じ。
あかんたれであります。

scripsisti> 宿の選択でハズレを引くことが結構あるので、今回も
scripsisti> 心配です。

うーむ、お友だちとお訊ねの温泉地なんかは、割と不佞にも興味の
持てるところが多いように思うのですが。場所がよくても宿がダメ、
てことですか? 横レス御免。

scripsisti> 陰惨な風景を目にして、起きてから疲れちまいまし
scripsisti> た。

同志と呼ばせて下さい。今日は伊東市までサイクリングに行く夢。
伊豆に入ってからはこいでもこいでも進まない。ベアリングが錆び
付いて体力を無駄に消耗していることに気付き、道ばたで分解、整
備をする。歯ブラシでギアの歯車を金ぴかに磨き上げる。油なんか、
こぼれて地面に呑ませるほど潤沢に射す。さて組み立て、という段
でなぜかフレームの組み立てを間違える。ロードタイプのチャリで
何でヨー、こら絶対夢だ、さようなら海岸の椰子の木、道ばたの蘇
鉄、余は北国に帰るぞよと呟くうちに起床。残るは疲労。

scripsisti> そうだ、30000自分で踏んじゃダメじゃないっすか。管
scripsisti> 理人氏。

すんません。あの辺り、カウンターがおかしくありませんでした?
二万九千九百九十九から先に回らなくなっていたような気がするの
ですが。日本時間の明け方に「もういいだろう」と接続したら、キ
リ番で狼狽えてしまいましたよ。次回は三万三千三百三十三ですね。


御幸は陛下、みゆきはタッチ 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 8日(日)03時10分9秒

今日は午前中にメイル書き、それからスパムに関する苦情書を認め
る。親父から昔の御菓子「ジョーセン」について聞き、十一時半頃
に愚妻さんとアルディ、生協に買い物へ。

時折鉛のように積もる雲の隙間から陽が漏れました。台風の最中の
晴天のような趣。青灰色の天に眩しい光線が繞るのもよく似た風情
です。思いのほか風が冷たくもありました。昨日一日、虚脱感に襲
われて呆然としていた分、肌寒い風が身に沁みたのか。

李世普さん、よう御越し。よい歳をお迎えになりましたか。今年も
どうぞよろしく。

scripsisti> 同じ名前でも漢字は違う。兎角日本語はややこしい。
scripsisti> まあ昨今の判じ物に近い新生児の命名に比べれば可愛
scripsisti> いものです。

あー本当にそうですね。漢字を漢字とも思わぬ使い方が氾濫してい
ます。まあ仮令おかしな用法に基づく命名でも、親には親の思いが
ありましょうし、その思いを汲む年頃になった本人にも、掛け替え
のない名には違いありませんが……。

人名用漢字を増やせ、小学校で常用漢字を全て習得させよという号
令が響き始めたのは、結構なことと言わねばなりません。出来れば
宛字も止めて欲しいのですが(「諳誦」を「暗誦」とするような)、
「警ら」の如き混ぜ書きがなくなるだけでも愉快です。漢字教育の
発展を念じて已みません。

中島みゆきは極東に根強いファンを擁しているのですね。驚きまし
た。華人歌星として紹介する痴れ者もおりましたよ(苦笑)。なん
となく某大陸国家の研究者のいい加減さを髣髴するものがあったり
して。

scripsisti> 「流星」を収録してある「Love or Nothing」の海外版
scripsisti> にも付いているかもしれません。しかし残念ながら私
scripsisti> の所蔵する「Love or Nothing」は国内版なんです。
scripsisti> ひょっとすると謨磐堂進士なら、海外版をお持ちでは
scripsisti> ないでしょうか。

そうですか。日本語の歌詞もなかなか網上で見られないようで。著
作権の縛りかな。

確かに進士なら漢語訳を御存知かも知れませんね。進士!(と呼ん
でみる)

scripsisti> 「流星」の曲に元歌とは縁もゆかりもない新しい漢語
scripsisti> 詞を付けて港台歌星に歌わせた「中国語カバー曲」の
scripsisti> 歌詞のことでしょうか?

それでも構わないかな、と思い御紹介の頁を覘いて仰け反りました。
これは一体……。イヤに甘ったるい歌ですねエ。

scripsisti> まあメロディーは同じでも、アレンジ次第ではどんな
scripsisti> 歌に化けないとも限りませんが。

漢訳「空と君の間に」の出だしも超早口で笑ってしまいました。そ
れに較べたら、大概のものは問題がないのでは。


たたかう君の唄を 投稿者:左ききのコジカ  投稿日: 2月 8日(日)01時28分5秒

たたかわない奴らが笑うだろう。
どうも。やっぱり、Fightや悪女、Taxidriverなんかを鑑みるに
美幸はあわないのではないか。むしろ、未幸ってのはどうだろうか
と思ってみたり。

なんか、レスの順番がごっちゃになりますが、ご勘弁を。というか、
早くも過去ログ入りしてる。ヤバっ。

>下で書いた玉乃光は絶妙。ラムネ(清涼飲料水)を想わせる香が素
>晴らしい(変な褒めことばか)。酒造米といえば山田錦が有名です
>が、この御酒は雄町米とを使っているのだそうです。

そうですか。玉乃光美味しかったですか。うん、ならそれでよかった。
試される前に評価を書くのもなーと思って控えていましたが、実は、
私はあまり良い印象がありません。随分間ですが、友人としこたま飲んだ
後、コンビニで180ml入りぐらいの小瓶の「玉の光 純米吟醸(or 大吟醸)
」を買って家で飲んだのが、びっくりする味だったので。これには、保存
の問題とか、いろいろあるでしょうが。ちょっと手を広げすぎな感はあり
ますかねぇ。(買う方が悪いと、今にしては思いますが)。雄町は酒米の
なかでも個性的な方のようです。が、私はまだ、判別できるほど通ではあ
リません。イギリスの旨いビールについては、銘柄を覚えていないのです
よ。ちょっと、調べてみます。

愚妻さん。
>昨晩はコジカさんの引率で山の中の温泉旅館にぞろぞろ行く夢を見ました。

夢の描写が上手いですね。ありそでなさそなシチュエーション、脈絡なく変わる
アイテム(液体から粉末スープへなど)とか、夢の雰囲気がよく伝わります。
で、この夢はなんでしょう今度の春合宿に参加したいんだけどなぁ〜という深層
心理の現れでしょうかね?私は、宿の選択でハズレを引くことが結構あるので、
今回も心配です。是非つづきを見て、宿(温泉)の様子を教えてください。

ちなみに夢と言えば、この間、一晩で寝覚めの悪い夢3連発で見ました。
それぞれ違う内容でしたが、なんかこう、陰惨な風景を目にして、起きて
から疲れちまいました。

あ、そうだ、30000自分で踏んじゃダメじゃないっすか。管理人氏。と、遅
まきながらつっこんでみたり。


美幸は川中、美由紀は森田 投稿者:李世普  投稿日: 2月 7日(土)10時30分10秒

同じ名前でも漢字は違う。兎角日本語はややこしい。
まあ昨今の判じ物に近い新生児の命名に比べれば可愛いものです。

どうも御無沙汰しております。年賀の挨拶もせずに申し訳ございません。
今さらですが、今年もよろしくお付き合いください。

中島美雪專輯には、主に香港台湾での販売を目的とした、
日本販売不可の海外版というものがありまして、
「わたしの子供になりなさい/當我的孩子」には
英語と漢語の訳詞が別紙で付属していますから、
# 権利関係の記述の他は歌詞カードもすべて日本国内版と同じで、
# その方が現地人には喜ばれるらしい。

「流星」を収録してある「Love or Nothing」の海外版にも付いているかもしれません。
しかし残念ながら私の所蔵する「Love or Nothing」は国内版なんです。
ひょっとすると謨磐堂進士なら、海外版をお持ちではないでしょうか。

それともひょっとして、
「流星」の曲に元歌とは縁もゆかりもない新しい漢語詞を付けて港台歌星に歌わせた
「中国語カバー曲」の歌詞のことでしょうか?
それでしたら、私が知っているのはこの歌詞です。

楊采[女尼]/Charlie Yeung が歌った「被愛」
<http://www.coolmanmusic.com/female/charile/charile156.htm>

しかしこの歌詞をあのメロディーにどうやって乗せるのか、興味深い所ではあります。
まあメロディーは同じでも、アレンジ次第ではどんな歌に化けないとも限りませんが。


Onkenムース 投稿者:愚妻  投稿日: 2月 7日(土)05時48分27秒

ドイツのOnken社の苺ムースが我が家のお気に入りなのだけれど、近所のスーパーでは
一個47ペンス(94円くらい)で高いので、たまに街中のセンズベリーズに行くと、三個
99ペンス(二百円)を買ってきます。それが先日は五個で1ポンド50ペンス(三百円)
でラッキー!と買ってきたのは良かったのだけれど、忙しくて食べるのを忘れていたら、
昨日元夏迪さん(←主な消費者)が「ガーン!賞味期限切れてるぅ」とショックを受けて
いる。そんな昔に買ったわけではないので「そんな筈ない!」と主張するも、切れている
と言って譲らない。おかしいと思って見てみると、22/02/04という<日・月・年>の
ヨーロッパ表示を逆に読んだらしい。一体イギリスに何年住んでるんだー!それに大体、
22年って何なんだー!と爆笑していたら、「平成二十二年」と平然と言ってのけました。
負けた。


警告 投稿者:夕霞堂主人  投稿日: 2月 6日(金)22時22分20秒

最近この網站のどこかで御自分のメイルアドレスをお書きになり、
caelius@csc.jpからメイルを受け取られた方、廃棄して下さい。
tnc.ne.jp, tokai.or.jpをお使いでお心当たりのある方、至急駆除を
願います。なおプロバイダ管理当局にも通知してあります。


美酒佳肴 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 6日(金)21時35分44秒

昨夜はその後に来客で、愚妻さんの御馳走を肴に御酒を戴きました。

下で書いた玉乃光は絶妙。ラムネ(清涼飲料水)を想わせる香が素
晴らしい(変な褒めことばか)。酒造米といえば山田錦が有名です
が、この御酒は雄町米とを使っているのだそうです。岡山市雄町に
算するこの米は、安政六年に同所から大山(だいせん)に旅をした
岸本甚造翁が道中の田圃に見つけた稲を持ち帰り、品種を改良した
ものだそうです。由来書きに添えられた「雄町米元祖岸本甚造翁の
碑文」を読みながら、百五十年かけて育まれた味に酔いしれました。

生協で仕入れた白葡萄酒Chateau Pierrousselle, Entre-Deux-Mers,
2002
はあっさり風味とまるい香り、御客の一人がお持ちになった
スロベニアの白葡萄酒Villa Brici Goriska Brda Sivi Pinot(年紀な
し)は朴訥とした味で、特に香りを添加した様子はない。赤葡萄酒
Claret réserve 2001。渋みが程良く、手頃な御値段の名品です。
クラレとシャトー・ピエルセルと、何れもボルドー乃至その近郊の
産ですね。図らずもではありますが、不佞はその辺りの酒を好むの
でしょうか。コンクで呑んだ地酒も美味しかったし。まことさんは
御元気でしょうか。

今朝は残りのちらし寿司で朝ご飯です。錦糸玉子が綺麗でした。生
憎と当地の卵の黄身は色が薄く、全体に肌色の錦糸玉子ではありま
したが、これが本朝の卵であれば、さぞや見事な色に仕上がったこ
とでしょう。

愚妻さん、御疲れさん。


因みに 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 6日(金)03時13分0秒

English Name: Nakajima, Miyukiですって。


ビコウ、ビセツ、バイセツ 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 6日(金)03時00分42秒

網上で中島みゆき「流星」の漢語訳を探していて発見。彼女は美雪
さんなのですね。てっきり美幸さんだと思っていました。ローマ字
でメイシンと入れて探した折にヒットしなかった訳だ。

台湾あたりの網站では梅雪さんになっている。邦語だと「ばいせつ」
さんで儒学者みたいだけれど、メイシュエに違いはありません。

矢鱈と引っ掛かる曲が「容易受傷的女人」(だったかな?)。たま
に原語表記を添えた網站もあって、漢語コード附属の平仮名交じり
に「ルーツエ」と読める。「ルーツエ」もいっぱい引っ掛かる。何
だろうと思っていたら「ルージュ」のつもりらしい。最近はやりの
何とか文字のようですね。「ホームに乙」というのもありました。
「乙」のところに二ちゃんねるを嗅ぎ取る不佞は中毒ですか。

お目当ての歌詞はまだ尋ね当たらない。どなたか御存知でしたらお
教え下さい。


江戸のなごり 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 6日(金)02時06分51秒

鷺江人先生、よう御越し。御教示忝ない。どちらも垂涎の的。←本
来の目的から逸脱しつつあります。この「しつつある」なんかも、
明治期に出来た表現でしたっけね。

東京がまだ東亰(とうけい)と呼ばれていた時代を描く小木新造氏
の『東亰時代―江戸と東京の間で』(日本放送出版協会、西紀千九
百八十年)などを繙くと、明治の初年というのは、万事が試行錯誤
の初々しい時代であったようです。一気呵成に読みました。

言葉に話を戻すと、芳賀矢一氏『類語の辞典』上下巻(講談社学術
文庫、西紀千九百八十年)なども使えましょうかね。初版が明治四
十二年、昭和四十九年復刻、これをそのまま文庫に収めたものだと
か。明治に遡る視点から一転して、明治を望む時代に目を向けると、
前田勇氏の『江戸語の辞典』(講談社学術文庫、西紀千九百七十九
年)などが手軽に使えそうな気もします。

scripsisti> 某大陸国家の研究者に

素直に最初から自分で勉強した方が便利だろうに、と思ってしまう
のは間違いでしょうか(苦笑)。そんな方の修行時代には、教材も
環境も満足に整っていなかったでしょうから、多少は同情の余地も
ありますが。

下手に漢語が出来る人にありがちですね。邦語は質量ともにその亜
種であろう、という思い込み。今後は誤解が消えるでしょうか。ア
ジア研究の切り捨てが始まっている欧米各国では、どうも悲観的に
ならざるを得ません。


明治のことば 投稿者:鷺江人  投稿日: 2月 5日(木)13時02分43秒

ややずれておりますが、私のいる部屋には惣郷正明・飛田良文編『明治のことば辞典』(東京堂出版、1986)が転がっておりました。明治時代の造語を中心に採録したものです。さらにずれていきますが、斉藤毅『明治のことば』(講談社、1977)というものもあります。こちらは辞書ではありません。
門外漢ですので、いずれもどのような評価かは知りません。

某大陸国家の研究者に、明治の史料は漢字が多いから日本語ができなくても大体分かるなどと言われ、愕然としたことが何度かあります。もっとも、真摯な研究者ほど日本留学経験者に翻訳を大量にさせるなどといった困ったことにもなります。


こんな夢を見た。 投稿者:愚妻  投稿日: 2月 5日(木)10時07分41秒

お久しぶりです。皆さんお変わりございませんか。

昨晩はコジカさんの引率で山の中の温泉旅館にぞろぞろ行く夢を見ました。食堂に行く
渡り廊下の脇には非常に急な階段があり、これをどこまでもどこまでも降りていくと
海面に出て新鮮な魚を獲ることが出来る。鯛の仲間でとてもカラフルな魚をゲット、食
事の時間が楽しみだなあ。というところで目が覚めました。長テーブルを壁に引っかけ、
長い長い魚を画鋲で留めて干物を作っている光景も見事でした。

その前の晩の夢では幼なじみと東京で会ったら、函館の大橋(そんなもの存在しない)
付近にあるラーメン屋「ひょっとこ」(これも存在せず)のラーメンが売っていて、し
かもなぜか吹田工場で作っているので嬉しくなって購入を決定。箱を持ち上げたら中に
入っているスープの袋が破けてこぼしてしまう。店中スープまみれ。途方に暮れていた
ら、その友人が「このスープは化粧品にもなるから安心しろ」という。いつの間にか
スープは袋入りではなくチューブ入りになっており、真っ黒な練り物状になっている。
これは頬紅のように使うということなので、そんなもんかと思いつつ、スープの残りで
頬骨に沿って黒くチークを入れてみたところで起こされました。

さらにその前には、元夏迪さんがご飯を作ってくれたんだけれど、なんかどうもいまい
ちで、それは明らかに作る手順が間違っている事に起因するのだけれども、折角作って
くれたのにケチを付けるのは良くないかなー、でも言った方がいいのかなー、と逡巡し
ている夢を見ました。


泰西の日本学、何れの時かこれ開花の歳ならん 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 5日(木)06時21分32秒

を! うまく行ったようですね。そーとーさん、鍵語有難うござい
ました。

scripsisti> 現代日本語に習熟していても、明治期以前の文章を読
scripsisti> みこなすのは大変に困難です。以前チューターをやっ
scripsisti> たことがあるのでわかります

それはさぞかし骨の折れる作業でしたろう。不佞も現代邦語を必要
とする知人数名の手伝いをしてきましたが、それでもなかなか事は
スンナリ運びません。一人は古代ギリシア語、古代漢語、現代漢語
が出来ましたから、それを例に邦語の句法を説明することが出来ま
した。これは稀なケースと言うべきでしょう。まして明治の文章な
ど。

平塚雷鳥を研究するイタリア人院生と会った折には、かなり出来る
という印象は受けたものの、その仁に曰く「(本朝の)研究者の水
準は疎か、日本人一般にも遠く及ばない」。謙遜半分、懊悩の吐露
が半分といった様子でした。

scripsisti> 字面の漢字をどの工具書で検索したら正しい意味に到
scripsisti> 達できるのかが判断できないこと

そうですね。「○○の時」と「××のとき」と表記が違う理由は何か、
と詰め寄られて困ったことがあります。……こんなもんじゃ済まない
のですものね。へちおさんの「舎密学」なんて、ただの宛字ですもの
ね。

scripsisti> セシムだのベクンバだの

外国語の文法用語かと思いました。朝鮮語のパッチムみたいな。使役
の「しむ」「せしむ」はきついみたいですね。英語の使役動詞では置
き直せない用例になると、全くお手上げになるようです。基本的に泰
西の語学は逐語変換方式が主流だからでしょうか。自分の言葉に直し
て意味が通らないと本当に困るみたい。

穴の御指摘に加え、

scripsisti> 国文の専門家にとってはなんとなく「感じ」で解釈で
scripsisti> きてしまうので、辞書化する必要があまりないという
scripsisti> 問題もあります。

これも仰るとおりです。イギリス人が沙翁を「感じ」で理解できる
以上の開きがあるでしょうから、口で言ってみても信じて貰えない。
そこで候文や漢文なぞをチョチョッと書いてみたり、口にすると、
漸く得心するのですが、今度は「どうやってそんな芸を身につけた
か」。やっぱり全然理解できないようです(泣)。

この感覚的な読解は、いずれ過去の物になるでしょうから、どこか
で辞書化されていることを希望するばかりですが、結局個人差を全
て網羅せねばならないとなると、望み薄でしょうか。

scripsisti> 諸橋が

有難うございます。確かにそうですね。候文や古文書学を要する分
野の人には、日本留学を勧めることになるんでしょうかね、やはり。

scripsisti> 英語で書かれた日本漢文……の教科書

凄い本があるものですね。合って当然ではありますが、やはり驚き。
不佞が自分で一冊架蔵したいものです。

scripsisti> 思い出したら人にも尋ねてみます。

宜敷御願いします。


明治 国語辞典 投稿者:元夏迪  投稿日: 2月 5日(木)05時38分27秒

で再検索した結果が表示されるです。うまく接続するでしょうか。


思い出しました 投稿者:そーとー  投稿日: 2月 5日(木)03時42分15秒

英語で書かれた日本漢文(訓点の付け方だけでなく、テキストとして日本漢文が
とりあげられています)の教科書があります。

Akira Komai and Thomas H. Rohlich 1988, "An Introduction to Japanese Kanbun."
(Nanzan University Academic Publication Series) Nagoya: Univ. of Nagoya Press. 150pp.

今回のこととは必ずしも関係ないですが、何かの折にお役に立てば幸いです。
私は駒場の図書館でコピーをとったような記憶があります。


リンク切れすみません 投稿者:そーとー  投稿日: 2月 5日(木)02時51分41秒

鍵語は「明治」「国語辞典」です。30件ぐらいヒットしました。ほとんど品切
れでしたが。

へちおさんの整理の通りで、外国人(現代日本語に習熟していても、明治期以前
の文章を読みこなすのは大変に困難です。以前チューターをやったことがある
のでわかります)が読むときに突っかかるのは、字面の漢字をどの工具書で検索
したら正しい意味に到達できるのかが判断できないこと(指摘の1)、それから
漢語文の場合、漢文脈の論理構造を(セシムだのベクンバだの)を読み解きにく
いことです。ただし漢字については、たいていはルビ(校訂版だけでなく、当時
の原版にもかなりふられています)をたよりになんとか国語辞典を引くことはで
きます。
ただ漢語だと100%カヴァーしている国語辞典はおそらくないでしょう。この
時期の漢語は規範なく筆者が適当に字を組み合わせて使っている場合が多く(へ
ちおさん指摘の2)、また明治期に出た辞書は漢語よりも和語の収集に主力をお
いているので、実はこの部分には穴が空いているのです。国文の専門家にとっ
てはなんとなく「感じ」で解釈できてしまうので、辞書化する必要があまりない
という問題もあります。
私にもいい知恵が浮かばないのですが、日本の変体漢文の語彙については諸橋が
案外ひろっているので(あれば)便利かと思います。候文や古文書学は日本でも
今や師弟相伝でやっていると思うので、便利な本というのは知らないです。

長く書いた割に役立つ情報が少なくてすみません。思い出したら人にも尋ねてみ
ます。


一筆箋/御歸り/御問合

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