自平成十五年七月十五日第一千二百三十一号
至平成十五年八月二日第一千二百六十号
愚妻さん、のっぼさん、ギリシャ情報をありがとうございます。こんな情報をただでもらっちゃっていいんでしょうか。
何とレベルの高い掲示板なのだろうか!
ギリシャに行くと決めたものの、言葉がわからないし面倒だなあと思っていたのですが、情報を収集するにつれてだんだん楽しみになってきました。全く言葉が通じない国に行くのは初めてで、多少不安があるのですが、それでも知らない国の言葉や食べ物や習慣のことを覚えるのは楽しいです。これも旅の醍醐味でしょう。
写真をバッチリ撮ってくるぜ!
スペインの今週は、今年一番の暑さでした。文書館からの帰り道には48度を指し示している温度計を見かけました。日差しが痛かったです。午後八時に干した洗濯物がたったの一時間で乾いてしまいました。まこと師匠、というわけでお覚悟が必要です。
冷たいビールが待ってるぜ!
ヒロチ さん
気温が少々高くても、からりとしているのはいいですね。
日本ではようやく梅雨が明けそうです。
> サン・セバスチャンでは今週末から有名な国際映画祭がはじまりました。
あ、それ名前だけは聞いたことがあります。三大映画祭はともかく、群小の
映画祭は星の数ほどありますから、予告編やチラシで見かけても、どこで開
かれる、どの程度の映画祭なのか、いちいち調べられませんけど。
> 事故が起こりやすいように、わざとそういうコースを選んでいるのでしょうか。
> 騒いでいるのは好奇心旺盛な外人と地元の若者組くらい
血気に逸った若者の、根性試しの一種なんじゃないでしょうか。或いは通過儀礼か。
ピアノの詩人さん、猫だましさん
早速のご助言有難う御座います。カップA、カップB、それにティーバッグも、まるで
下着屋みたいでしたね。後悔したけど後の祭りでした。
「実験しな茶い」……とても詩的で、さすがポエマー。ちゃっと教えて頂けないかと
期待してたんですが、教育的配慮に感謝します(涙)。近日中に結果を御報告します。
どうぞよろしく。ちなみにカップAもカップBもウールワースで買いました。確かに
あの異様な雰囲気は貴重でしたね。商品は百円均一並、でも値段は高い、そんな店で
した。
猫だましさん、こんにちは。
「浮力」……そんな言葉を遠い昔に聞いた気がします。思い返すに、物理は「反作用」
でつまづいてしまい、丸暗記したのでテストは大丈夫でしたが、何一つ理解しないまま
今日に至っております。大人になったら判るんだろう、と楽観視してましたが、そうい
う問題でもなかったようです。むしろ、判らなくても困らない、と学びました。しかし
どうして壁を押すと同じ力で押し返されるなんていう理不尽なことがあるんでしょう。
誰が押し返してるんですか?壁の神様?
「浮力説」については、カップBと同じ量の水をカップAに入れて実験してみます。
カップAは口が大きい、ということは、入っている水の量がカップBより多いのでは。するとカップAでは、水の力がティーバッグを浮かせる、ということではないでしょうか。もともとティーバッグは水より軽いので、ティーバッグを浮かせるはずです(池ではティーバッグが浮くはずでしょう?)。カップBでは水が少なすぎて、通常の浮力が生じにくいのでは。実験はしていませんが。
対流に目をつけたというのは、かなりセンスが良いと
思います。そうであるかどうかを確かめる実験を
してみてはいかがでしょう。たとえば室温と同じ水
(水道水をちょっと放置する)をカップAとBに入れて
同じ現象があらわれるかどうか、とか。ティーバッグが
2つばかり無駄になるかもしれませんが
納得いく結果が出ることでしょう。いえいえ、使い終わった
バッグを再利用すれば良いのですね。
他にも、少し濃くなりますが、ティーバッグを入れっぱなし
にしておいて、冷めたら(放っておくと)どうなるかを
観るのもおもしろいでしょう。
woolworthがっかりです。結構味のあった店だったのに・・。
カップAとカップBがあります。高さと底面積はほぼ同じですが、口の直径は
カップAはカップBの二倍あります。
二つのカップを使ってティーバッグ(イギリスの素晴らしい伝統)で御茶を
入れます。そうすると、カップAでは必ずティーバッグが浮くのですが、カッ
プBでは必ず沈みます。これは、カップAの口の直径が大きいゆえに表面積も
大きいため対流が生じるが、カップBでは起こらないからである、といい加減
な理由を考えついてみましたが、全然説得力がない気がします。どなたか本
当の理由を教えてください。
最近ケンブリッジは寒いです。フリースを着込んでも寒くて、タイプする指が動
かなくて泣けてくる。はあ。今日は土曜の丑の日だったんですよね。「暑ー」と
いいながら鰻の蒲焼き食べたい。くすん。
さて、ピアノさん、woolworthのその後ですが、よりによってNextが入ってまし
た。ケンブリッジに既に85軒くらいある若者向け紳士服店です。怒りでプルプル
してしまいました。その「次」は何?と心の中で突っ込んでも、空は晴れない。
のっぼさんも、ギリシャいいなあ。今年は美味しいものにあたるといいですね。
アテネから徒歩でケンブリッジ、というのはどうでしょう。ソフト麺ならイギリ
スだって負けてません!カリメラその他は、忘れてました(笑)。懐かしのアニ
メ『カリメロ』と何か関係あるのでしょうか?
ヒロチさん、今日は。
9月中旬なら御一緒できたのですが、残念。
(今年はプチさんと一緒ではないけれど)
アテネから日帰りか一泊なら、
かなりのところに行けると思います。
去年はデルフィやエビダヴロスにも日帰りで行って来ましたし、
船で日帰りしたエギナ(=アイギナ)島は鄙びてて、
アフェア神殿も良かったなあ。
クレタ島へは、飛行機を利用して、1泊して来ましたが、
ゴルテュス、フェストス、クノッソス、
イラクリオン考古学博物館を見て来ました
(ただ、クレタには中世の城塞とかもっと見どころはあったので、
全てを堪能する訳にはいきませんね)。
もちろん、アッティカ半島の各地もいろいろ行けますが、
アクセスが良くない遺跡なんかも多いようです。
去年は人の車に乗せてもらって、
オロポス、エレトリア、ハルキス(カルキス)
(あとの二つはエヴェア(エウボイア)島)
も一日で巡って来れましたが、
これは車がないと厳しかったと思います。
古代の遺跡以外では、個人的には
ナフプリオンの城塞やアラホヴァの町並みは一見の価値あり
だと思います。
日程が合えば、古代の劇場で観劇するのも
楽しいかも知れません
(僕は未経験ですが。アテネでももちろん観劇できます)。
でも、滞在がそんなに長くないなら、
アクロポリスとかアゴラとか
アテネ市内で見るものがいっぱいあるから
足を伸ばすとしても、とりあえず
スニオンやエレフシナ(エレウシス)&ダフニ修道院ぐらいかしら。
(どちらも市内バスで行けます)
アテネの考古学博物館は、一部閉鎖されているところもあるけれど
十分見ごたえがある分だけ展示されていましたよ、去年は。
他のところも、去年は大体十分見れたので、
大丈夫じゃないかなあ、と思います
(9月に僕もあちこち行くので希望的観測)。
食べ物は、スペインから行くなら、
あ〜んまり期待しない方が良いかも。
僕はけっこうカラマリア(イカの唐揚げ)とか
ギロ(トルコのケバブ)、
ザジキ(キュウリとヨーグルトのサラダ)とか
素朴で美味しいと思いましたけど、
去年同行したプチさんは、
この前、一番美味しかったのはピスタチオのアイスだった、
と仰っていました。
飲み物はやっぱり樽出しのレツィナが合うとは思いますが、
これもあの場の雰囲気でそう思っただけかも
(ウゾは苦手)。
パスタは止めた方がいいと思います。
まあ、何ごとも経験は大切ということもありますので
あの、給食のソフト麺のごときスパゲティに挑戦してみるのも
一興かも知れませんが。
ギリシア語は愚妻さんので十分でしょうか。
あれ、
カリメーラ(今日は)、カリスペラ(こんばんは)、
カリニヒタ(おやすみなさい)
は基本過ぎますでしょうかね。
ちなみにギリシア(エギナ)の鳩は
エフハリスト−(ありがと〜)と鳴いていましたよ
(これ、ほんと)。
いいなあ、アテネ。>ヒロチさん
1)スーニオン岬。ポセイドン神殿が有名です。ソクラテスの死刑のゴーサイ
ンの船がデロス島から着いたのがここ。ここで夕焼けに染まる神殿を見るのが
お約束なんだけど、混むらしいです。神殿に「バイロン」と落書きがあって、
これが真作か偽作かで問題になっていたような。あとアテネの中ですけど、リ
カヴィトス山に登ってみてください(登山電車あり)。アクロポリスが綺麗に
見えます。10年近く前に行ったときにはアカデメイアはゴミ捨て場みたいに
なってましたが、最近はどうなったんでしょう。有名どころばかりで済みませ
ん。あ、そういえば今ギリシャの博物館ってオリンピックに向けてほとんど閉
鎖中だったような気がします。その辺はのっぽ・ぷち両氏が御存知でしょうか。
一泊OKなら、コリントス&ミケーネ、あるいはデルフィ&オシオス・ルカス修
道院くらいは行けないかしら?交通の便にもよりますが……。遺跡好きなら楽
しいと思います。あとはアイギナ島など小島巡りクルーズ?
2)スペインからだと魚介類はちっとも珍しくなさそうなので、省略。
ヨーグルトyaourti。ハチミツmeli。ムサカmoussaka(なすびとじゃがいも
のグラタン風)。ドルマデスdolmades/dolma(葡萄の葉で具を巻いたもの)。
ケフテデスkeftedes ミートボール。アヴゴ・リモノabgo limono(玉子レモン
スープ)。スティファデス stiphades (牛などのワイン蒸し)。イェミスタgemista
(トマト、パプリカ、なすびなどの詰め物)。そしてスヴラキ(=ケバブ)!
エリニコ・カフェ(ギリシャコーヒー。間違ってもトルココーヒーと言わない。
ヨーロッパ風のコーヒーは「ネスカフェ」(笑))。デザートはヴァクラヴァ。
おつまみ系ディップでタラモサラダ(鱈子とヨーグルト)、フムス(ヒヨコ豆)、
ザジキ(キュウリとヨーグルト)なんかが変わってるかな?あー、お腹が減って
きました。イスラムの影響を受けている点ではイベリア半島に似てるけど、アラ
ブかトルコかでまた違うのでしょうね(e. g. ギリシャには辛い食べ物はほとんど
ない)。その辺の観察も期待しています。
3)
ヤー・サースgeia' sas(複数=丁寧)/ヤー・スーgeia' sou(単数):こんにちは
ヤー・マースgeia' mas:乾杯
エフハリストーeucharisto':有難う
シグノーミーsyggno'mi:すみません/失礼します
パラカロparakalo':どうぞ/御願いします
ネロ nero':水 ネロ・パラカロ:水下さい。
イメ・ヒロチei'mai Hirochi:僕、ヒロチ。
そういえば、「ヒロ」ってギリシャ語で「豚」なので笑われるかも!
ヤスヒロ君は「豚さんこんにちは」になるといって大受けでした。
ミラーテ・アングリカ(イスパニカ)?mila'te anglika' (Ispanika')?:
英語(西語)はおできになりますか?
デン・ミラーオ・エリニカ den mila'o ellinika':私はギリシャ語は出来ません。
ネ nai:はい
オヒ o'chi:いいえ
エンダクシenta'xi:OK
誉めるときには、オレーアorai'a:素晴らしい! ポリ・オレーア poly' orai'a:very good
・個人的にナビスコ「オレオ」の語源だと信じています
喧嘩を売るときには、マラーカ malaka!
李世普さん:
マドリードはカラッと晴れてます。ここ二ヶ月くらい、最高気温が35度の日々が続いています。日向と日陰の温度差が激しいので、日向は40度を超えています。しかし湿度が低いので、汗がしたたり落ちることはありません。日本からやってきた友人は、のどがかわいて仕方なかったらしく、ずっと水分を補給していました。ほとんど水分をとらなかった僕のことを不思議そうに見つめていました。慣れるまでは大変らしいです。
サン・セバスチャンの気温はそれほど高くなく、湿度は高く、気候の変化が激しく、日本のそれに似ています。サン・セバスチャンでは今週末から有名な国際映画祭がはじまりました。できればそれを見たかったです。
> 泉州岸和田のだんじり祭りでも、走り込みのコースが鉤の手に曲がっていて
事故が起こりやすいように、わざとそういうコースを選んでいるのでしょうか。世界中の祭りを観察すると、意外と共通しているのかもしれませんね。
愚妻さん:
僕もイラクサには痛い目にあったことがありますよ。食べるんですか。もし口の中がすごいことになったらデジカメで撮って上網して下さいね。
まこと師匠:
サン・セバスチャンはフランスとの国境から20キロしかなくて、フランス人観光客が多いらしいです。観光案内所でもらった地図は、説明がフランス語でしてありました。レストランでコーヒーを頼むと、チョコレートが一緒についてきました。こういうことは、フランスではやっていてもスペインではやらないんです。フランスの近くに来たんだなあと思ったものでした。
牛追い祭りが有名になったのは、ヘミングウェイが『日はまた昇る』に書いたことがきっかけなんだそうです。祭りの期間は宿泊代が3倍にも跳ね上がります。しかし騒いでいるのは好奇心旺盛な外人と地元の若者組くらいで、やかましくて眠れなーいといやがっている地元民も多いらしいです。
マドリード行きの件ですが、僕は13日から19日までバカシオーンのためにマドリードを不在にしていますので、この期間を避けてください。体力温存のために飛行機で来た方がよいと思います。空港から地下鉄で40分です(0.5ユーロ)。駅を出てから歩いて1分で着きます。空港までのアクセスがよいので旅がしやすいです。日本でもこうだったらよいのですが。
マドリードはたいした見所はないので1日か2日でまわれます。ガイドブックは僕のピソで見ればいいので買う必要はありません。あとは近くの都市(トレドなど)に行きましょう。詳細はメールにて。
皆様:
8月の中旬にアテネに行くので、有益な情報があったら教えて下さい。特に知りたいのは(1)アテネから日帰りか一泊で行けるお勧めの場所
(2)おいしいもの
(3)よく使う挨拶の仕方
です。よろしくお願いします。
ヒロチ大兄。ご無沙汰いたしております。
「ビスケー湾の真珠」と称されるサン・セバスチャンは、
ボルドーの知人たちの中でも人気の旅行先です。
そう言えば、私がこちらの語学学校で初めて知り合ったのは、
この町出身のバスク人でした。酒と踊りと太陽が大好きで、
料理の上手いタフな奴でした。翌朝、授業があるにもかかわらず、
夜な夜なディスコに連れて行かれて、大変な思いをしました(笑)。
パンプローナの牛追い祭りはヘミングウェイの『日はまた昇る』
でしか知らなかったのですが、こちらでテレビで見て、
その迫力に驚きました。毎年、死人がでるのも宜なるかな。
私はフランス・バスクのバイヨンヌとサン=ジャン=ド=リュズ
に行ったことがあります。前者はチョコレートとハムで有名で、
どこも料理が美味しかった覚えがあります。
で、マドリッド行きの件ですが、いかが致しましょう?
電車の時刻表では、Bordeaux-Irun-Madridに10時間かかるようですので、
200ユーロぐらいかかっても、空路にしようかと軟弱なことを考えています。
日程は聖母マリアの被昇天祭(日本では終戦記念日ですが...)の前か後ぐらいで、
いかがでしょうか?詳細はメールで打ち合わせた方が良さそうですので、
後日、改めてメールを送らせていただきます。
考えてみたら、マドリッドはプラド美術館と日本料理屋「どん底」しか知りません。
どこかでガイドを手に入れて、勉強しなければ...
ヒロチ さん
どうも初めまして。日本はなかなか梅雨が明けず、ジメジメした日が続いていますが、
スペインはどうなんでしょう。カラッと晴れてるんでしょうか。
NHKで放送されていたスペインサッカーリーグを見ていた俄サッカーファンなので、
サン・セバスチャンというのは、ちょっと気になる町だったりします。
> バスク語は日本語に似てるんだから
遠い昔のテレビ放送で、「こればっかりだ」という日本語が、
バスク語でも似た発音で、似たような意味だとか言うのをやっていました。
ただの偶然でしょうけど。
> ここから終点の闘牛場まで、牛が通った道を辿ってみる。
> ほぼ真直ぐなコースなのだが、市庁舎前からエスタフェータ通りに入るところだけ曲がっている。
> 事故が発生しやすい場所だ。
泉州岸和田のだんじり祭りでも、走り込みのコースが鉤の手に曲がっていて、
そこを如何にスピードを落とさずに曲がるのかが見せ場だけれども、
当然ながら事故もよく起こる、というのを思い出しました。
7月17日(木)サン・セバスチャン→パンプローナ
朝、一人でコンチャ湾沿いを散歩する。
10時にホテルをチェックアウトしてバスターミナルへ向かう。バスターミナルには時刻表もなければ行き先の表示もない。不親切だ。実はチケット販売所はターミナルから少し離れたところにあるのだが、そのことを知らず、バスの中でチケットを買おうなどと考えていたら、満席で乗りはぐれていただろう。
パンプローナに着いて、マドリード行きのチケットをおさえてからホテルに向かう。つい先日までサン・フェルミン祭(牛追いの祭り)が行われていたが、その形跡は全く残っていない。
ホテルを出て、旧市街を適当にまわってからカテドラルに行く。人が少なくてゆっくりと見られた。中庭は、真上から日が降り注いで、まぶしい。緑に照り返された光が、回廊に差し込む。やわらかい光だ。
ホテルで教えてもらったレストランに向かうが、道がわからなくなる。持っていた地図があてにならない。しかも暑い。途中で三回も人に道を尋ねた。あきらめかけたが、別の店に食べてまずかったら後悔するのでやっぱり探し続ける。
とうとう見つけた。街の外れにある、ヌーベル・キュイジーヌ系のモダンなレストラン。一皿目に冷たい白いスープが運ばれてきたが、何を注文したのかもう忘れた。飲んでみるとメチャクチャうまい。ウェイターを呼びとめ、恥をしのんでスープの名前を聞いてみる。「何を頼んだか忘れちゃったんですけど・・・」メロン・スープだった。「そう、たしかにそれを頼みました。」香味料を加えていない自然な味だ。二皿目のイカの串焼きもさっぱりとしていておいしかった。デザートの自家製オレンジ・ケーキは最高。大満足。
ホテルに戻って少し休んでから散歩に出る。牛追いの起点を探しにサント・ドミンゴ公園に行くが、何も残っていない。犬の散歩をしているおばあさんと目が合ってしまい、少し立ち話をする。ここから終点の闘牛場まで、牛が通った道を辿ってみる。ほぼ真直ぐなコースなのだが、市庁舎前からエスタフェータ通りに入るところだけ曲がっている。事故が発生しやすい場所だ。闘牛場から街の中心のカスティージョ広場に来てみると、テラス席が出ている。それを見たらビールが飲みたくなった。
この広場には地元の老人が多い。おばあさん連中は、夕涼みのために毎日のようにわざわざおめかしをして出てくる。ここでは、年老いてからもそれなりの楽しみがあるのだ。そういえばさっき会ったおばあさんもしっかりと化粧をしていた。
テラス席にすわったが、30分待っても注文を取りにこない。別の場所に移ることにする。すぐに飲みたいので、カウンターで直接注文してからテラス席に持ってきてもらう。喉がかわいた。ビールがうまい。
次に、バルが集中している通りに行ってみるが、どこも満員だ。やや空いているところで一杯飲んだ後、旧市街から少し離れたところにあるバルに行ってみる。地図の広告に出ていたバル。しかし広告の文句と違ってピンチョが少ししか置いていない。ワインも生ぬるい。一杯飲んですぐに出る。帰り道、映画館を通り過ぎる。その横のファーストフード店は地元の若者があふれていた。若者は旧市街のバルなどには行かず、こういうところでたむろしているのだ。旧市街に戻るが、どこも込んでいる。適当なところに入った。
7月18日(金)パンプローナ→マドリード
朝8時、散歩に出る。
だいぶ歩いた。ホテルに戻っていったん休憩。11時にチェックアウトし、友人につきあってみやげもの屋をまわる。
12時半にホテルに預けていた荷物をとりにゆき、バスターミナルの近くの中華料理店で昼飯を食べることにする。安い値段で腹を満たすには中華料理に限る。ちょびちょび食べながら3時までねばる。
3時半発のマドリード行きのバスにのる。途中で焦げ臭い匂いが立ち込めてきた。しかし運転手はバスを止めない。乗客が騒ぎ出す。仕方ねえなあといった感じで運転手はやっとバスを止めた。バスを降り、エンジンを確認したあとバスを発進させた。何の説明もない。これが日本だったら、説明しろとか事故が起きたらどうする気だとか文句の一つも出そうなものだが、スペイン人は何も言わない。スペイン人はやかましそうに見えて、意外と従順なのだ。
ほぼ時間通りにマドリードに到着。新しいバスターミナルなのに、空調設備どころか通気口もない。信じられない。でもこれがスペインだ。暑くて、排気ガスが立ち込め、息苦しい。旅の興がそがれる。
おしまい。
7月16日(水)サン・セバスチャン
快晴。8時にホテルで朝食を取ってから散歩に出る。
11時に観光バスに乗る。海沿いの道を走り、コンチャ湾を挟んだ向かいにあるイゲルド山へ。頂上の公園で一端下車し、散策する。
一時間後、再び観光バスを拾ってから、終点まで戻り、南方面行きの別の観光バスに乗り換える。バスは緑が多く起伏の激しい地形を走る。気温はそれほど高くないが、日差しが強く、肌が痛い。急に天候が変わり、空は雲に覆われ、冷たい風が流れ始める。急いで上着を羽織る。
昼はバルをはしごする。ホテルの近くのバルでは、少しだけつまむつもりだったが、どんどん追加で注文した。いったん勘定を頼んだが、別の客が頼んだケーキを見て、同じものを食べたくなった。「同じの欲しいんですけど・・・」横にいたおばさんが笑っていた。
午後は昼寝している友人をホテルに残し、散歩に出かける。コンチャ湾沿いをイゲルド山のふもとまで歩く。
旧市街に戻り、港へ行く。潮の香りを嗅いでいると海の幸が食べたくなった。ホテルに友人を起こしにゆくことにする。8時を過ぎると、海岸沿いは散歩に出かける人で埋め尽くされている。
港の、夏季限定レストランに入る。屋台で作った料理といった感じで、高い割にはうまくないが、仕方ない。そのぶん港の雰囲気を味わおう。セット・メニューで頼もうかとも思ったが、これといった品がなかったのでやめにする。やめて正解だった。セット・メニューのナチュラル・サラダと称する一品は、ちぎったレタスにトマトを添えてあるだけだった。あれを食べたら一気に興がさめそう。
ホテルの近くのちょっと高級なバルで飲みなおすことにする。カウンターの雰囲気が良い。バーテンは禿げているがカッコウいい。CDのタイトルをさりげなく客にわかるようにしてある。ボトルの置き方も他のバルとは違う。このおじさん、店の雰囲気づくりにこだわっていそう。リオハのワインを頼む。ワインクーラーに入れてちょうど良い温度にしてある。二杯目は別のリオハを頼んでみる。全く味が違うがこれもおいしい。こういう店が身近にあるといいのだが。
バスクはテロで有名なので、危険なのかといえばさにあらず。一般的に自治意識の強い土地ほど治安は良いのであり、サン・セバスチャンもその例にもれず、夜でも一人歩きができるくらい安全だ。
高校のときの友達が遊びに来たので、バスク地方のサン・セバスチャンとパンプローナへ一緒に旅行に行きました。サン・セバスチャンは海がきれいなリゾート地で、パンプローナは牛追いの祭り(サン・フェルミン祭)で有名なところです。この友達、高校のときには秀才と言われ、大学は京都大学の薬学部を卒業したのですが、就職もせずにパチンコをやって暮らしています。今年は某機械を売りさばいて二千万円を稼いだそうです。楽に生きているやつです。
7月15日(火)マドリード→サン・セバスチャン
マドリードで10時発の電車に乗る。16時20分にサン・セバスチャンに到着するはずなのに、時間になっても着かない。何故だ? 何のアナウンスもないから、次の到着駅がどこかもわからない。誰かがしびれを切らして車掌に聞きに行った。サン・セバスチャンにはまだ30分以上かかるらしい。ドアの前で到着を待っていた人たちは、座席に戻っていった。窓の外を眺めていた老婦人が一人ごちた。「バスクってどの町も大きいから、駅を通過するたびにサン・セバスチャンに着いたのかと思っちゃうのよねえ。」なるほど。カスティーリャの寂れた街並みを見慣れたものにとっては、バスクの町は大きく見えてしまうのだ。
予定より一時間遅れてサン・セバスチャンに到着。ホテルにチェックインしてから市内を歩く。
サン・セバスチャンではおごってもらえることがある、と噂には聞いていたのだが、雨を避けるために入ったバルで、酔っ払った変なおじさん(マウリーノ)にさっそくおごってもらった。「六年前に結婚したワイフと世界中を旅してるんだけど、日本にはまだ行ってないんだ。日本は物価が高いからねえ。でも日本刀は持ってるよ。俺はナショナリストじゃないけどアスナール(首相)はダメだ。おまえもバスク語を習えよ。なぜならバスク語は日本語に似てるんだから云々。」こちらも自己紹介をし、僕はヒロチ、友人はミキ(ハル)ですと名乗ると、「なに? ミキ? オオー、ミッキーマーウス!」と言って大喜び。となりの姉ちゃんをつかまえて僕たちの紹介を始める。「ヒロチとミッキーマーウス!」姉ちゃんは無言のまま苦笑い。夢中でベラベラしゃべっていたマウリーノは、酒を床にこぼしてしまった。バルの主人(イニャキ)がマジで怒る。いい加減にしろ、と言いながらこぼれた酒をモップで掃除した。マウリーノがバルを後にすると、イニャキが言った。「いいか、あいつは世界で一番のアホだぞ」
再び雨脚が強くなってきたのでアケードの下に入る。隣で雨宿りしていたおばさんにバスクのことを聞く。「街中ではスペイン語を耳にすることが多いけど、私たちはバスク語もちゃんとしゃべってるのよ。」
雨が上がってから観光案内所に行って地図をもらい、ウルグル山沿いに海を見ながら歩く。海は好きだ。港には風情がある。
夜は旧市街のバルをはしごする。バスクの名物はピンチョというつまみ。いろいろな種類のピンチョがあり、これがバルのカウンターの上に並べてある。カラフルで見た目が美しい。自分で取って食べる。勘定の仕方はバルによって異なる。皿の上に好きなだけ取って食べる前に店員に見せたり、勘定のときに食べたものを自分で申告したり。一つ1.5ユーロくらいだから、決して安いわけではない。調子にのって食べていると、結構な額になる。バスクの有名な酒は、チャコリというスパークリング・ワイン。当然飲んだ。
二件目のバルの兄ちゃんに、ピンチョを指差してこれ何?と聞いたら「ゴニョゴニョ・・・」とバスク語で答えてきた。わかるかっつーの。
(つづく)
のっぼさん、
井の頭線で終点吉祥寺まで行き、そこから徒歩数年です。
ちょっと泳ぐかも。いつでもいらして下さいね。
あれ〜、僕は今どこに?
と思ってしまいましたが、夢でしたか。
今年は分かりませんが、そのうちほんとに遊びに行きたいです。
井の頭線からどこで乗り継げばいいのでしょう?。
ちなみにニヤリおじさんは僕のまわし者ではありません。
現助手の方は結婚なさったとか聞きましたけれど本当かしら?
のっぼさんがケンブリッジに遊びに来ました。で、キングスカレッジの礼拝堂
を見物に行くことになり、京王井の頭線のホームで電車を待っていたら、私が
かつて所属していた研究室の元助手の方にばったり会って、提出しなければい
けなかった書類をなぜあなたは出さなかったのか、と叱られました。謝っても
全然許してくれなくて、泣きそうになった。先日のニヤリのオジサンの呪いだ
ろうか。
詩人さん、Woolworthの入っていた建物は今改装中です。次のテナントは何だ
ろう?もうちょっとましなものを売る店であって欲しいものです。
例のホットドッグ、食したことございます。
その当時イギリスにて全然期待してなかった
こともあり、「結構食えるじゃん」というのが
正直な感想でした。それでもケチャップをたくさん
かけていたと思います。
でも、ジャーマンスーパーマーケットのALDI
を発見し、ヴァイスブルストにハマッてからは
すっかりその存在を忘れてしまったのでした。
あの〜、ウールワーズ、潰れたって本当ですか?
結構繁盛してたのに??
イギリス風ホットドッグをベンチで食べていたら、長身痩せ形、黒ずくめで白髪・
長髪のオジサンが通りかかりざまにこっちをジーっと見ている。何だろう?こんな
知り合いいたっけ?と思い私もボンヤリ見ていたら、目が合ってしまい、突然ニ
ヤッと不気味な笑みを浮かべて行きました。そしてそれからセント・メアリーズ大
学教会の入り口正面に向かって立ち、両腕をガバッと広げてました。それから今度
は向かい側のキングスカレッジの入り口正面に向かって立ち、両腕を広げてました。
それから更に今度は通りに面した店の入り口正面に立ち、両腕を広げてました。そ
してまたこちらの方へ戻ってきました。夢に出てきそう。
てっちゃんさん、針ねずさん、
お見舞い有難う御座います。ビックリしました。お陰様で、私も痛みは
もう取れました。イラクサの痛みは蟻酸とヒスタミンによるものらしい
のだけれど、実は茹でて食べると美味しいらしいです。ちょっと気にな
る。ほとぼりが冷めた頃に、採ってきてこっそり食べさせてみようかな。
札幌はどうですか、はりねずさん。今はライラックが盛りの頃ではない
でしょうか。
札幌からごきげんよう。
イラクサは気の毒でした。僕もやられたことがあります。手の甲にヘルペス状の
発疹が出たような気がします。
上野の朝鮮人街は小規模だけれどキムチやその他にも色々な食材を売っているよ。
あと、ラーメン屋について、写真コーナーをこわごわとのぞいてみましたが、そこ
が全体としてかもし出している不気味な雰囲気に近いものがあるね。食卓とか
べたべたしてそうだったね。
一昨日、札幌駅のシネマコンプレックスで、『チャーリーズ・エンジェル フル
スロットル』と『マトリックス リローデッド』をはしごした。後者はつまらん
だろうと思って見たので、その割にはまあそれなりに楽しかったというくらい。
でもちょっと理屈をこねすぎていた。『ジョジョの奇妙な冒険』第3部のラストが
鍵になっていた。
それで、『エンジェルズ』の方だが、これが実に面白かった。美女3人がバイクや
サーフィンや巨大トラックやらと活躍しまくるのだが、一々格好がいい。歌舞いて
いるといってもよい。黄金期の『少年ジャンプ』そのままの壮快さであった。とくに
美女3人とデミ・ムーアの闘いのシーンは、両者の構えのポーズがぞくぞくするほど
きまっていた。また、全編これ70年代・80年代へのオマージュに満ちているのだが、
美女3人がMCハマーの歌に合わせて3人並んでハマーダンスを踊るシーンは、ソ連
で言うところの「肯定的主人公」という言葉がこれ以上なく似合うほど、素晴らしい
シーンであった。元夫妻も是非ケンブリッジでみてくれたまえ。
今日は町中に出張って用を足してきたのだけれども、潰れたウール
ワーズ前の屋台でイングランド風味のホットドッグを食べたら、や
はり大変不味かった。変な香がするのがイヤ。もう満足したので、
当分はいいや。
土曜日、卒業式に向かうビクターとフェイリエンとに黌内で賀詞を
述べ、晩には別の知人の卒業を祝いました。親しくした華人もほと
んど姿を消し、淋しさが募ります。
昨日曜には、卒業仕立ての知人の操る棹舟に乗せて貰い、好天を利
して隣村グランチェスターに遊びました。渡英なさった御家族とも
歓談を愉しむことが出来、久振りに休日らしい一日を送りました。
針鼠さん、よう御越し。
scripsisti> 今日、のっぼさんと突発的に浅草に行ってきたのだ
scripsisti> が、なかなか面白かった。
愉しそうなことをしていますなー。実に羨ましい。最近、浅草づい
ているようですね。
scripsisti> チンドン屋に出会えた
昔はよく見かけたものですけれどね。商店街の入り口あたりで、も
の悲しい音曲を奏でた異人たちが膝をクネクネ、躰を上下左右に。
この頃は希少価値が鰻登りなんでしょう。以前、当地で「ジャパン
二千一」なる催事があった際、本朝より本職を呼んで実演して貰っ
たと聞いています。
scripsisti> 朝鮮人街
朝鮮物貨等は手に入るだろうか。美味しいキムチがあると、嬉しい
限りです。持ち帰る際に臭ってしまうのが難ですが。
scripsisti> 優れて人民的なラーメン屋があったりして、
それは畫譜に謨磐堂進士が御投稿の如きものでしょうか?
scripsisti> この地下道がそのまま松屋浅草の地下一階に細い階段
scripsisti> を通じてつながっていることで、
あー、この手の隙間(新都市型自由空間)には目がありません。今
度是非連れて行ってください。オフ会をしましょう。隙間や端っこ
が大好き!
てっちゃん、よう御越し。痛みの方は全快しましたか。最近はどこ
かにお出かけになりましたでしょうか。
scripsisti> 「イラクサ」と遭遇ですか。
いやあ、面目有りません。全然気がついていなかったのと、船が突
進して、船上如何とも為し難かったのとで。ほとんど触れただけな
のに、異様な痛みと不自然な痺れを感じましたので、すぐに毒だと
判りました。蚊に食われたような、でももう少し大きくて硬めの腫
れが結構出ました。正座したまま足が痺れ、じーんとくるような痺
れは、愚妻さんの調査に寄れば蟻酸が原因なんだそうです。御陰様
で今日はもうほとんど治りました。あー吃驚。御心配をお掛けしま
した。
「イラクサ」と遭遇ですか。
触れたところだけ痺れるのは、
刺さったトゲが残っているからです。
抗生物質の軟膏でも塗っておいた方がいいですよ。
ケンブリッジは夏のピークを迎えています。御家族が遊びに来た友人達がパンティング(船遊び)をするというのでそれに便乗して、隣村のグランチェスターまで出かけてきました。ケンブリッジよりも古い村です。殆ど風もなく、カラッと晴れた気持ちのいい天気で、川で泳いでいる人までいました。白鳥の親子も優雅に餌を漁っています。小生意気な悪ガキがわざわざ船の側にダイブするので服がずぶ濡れになりましたが、あっという間に乾きます。いやー気持ちよかった。
問題は帰途、舵取りに失敗し、我々夫婦だけ川岸から伸びている「イラクサ」に触ってしまいました。あんな痛みは初めてです。もう6時間ほど経ちますが、まだ触ったところだけ電気を通っているようにビリビリ痺れます。元夏迪は右腕、私は鼻の頭と右手がビリビリ。
玲子さん、パンティングにいらっしゃいません?
こちらで開いた銀行口座のカードを更新。三週間前に電話したら「五日以内に
郵送します」ということだったのでずっと待っていたのだけれど、音沙汰があ
りませんでした。特に困ることはなかったけど気にはなっていたので、今日銀
行の近くまで行ったついでに聞いてみました。そうしたら「少々お待ち下さい」
と係りのおばさんが奥へ引っ込んでいき、しばらくして「はいこれです。大学
寮なんかの場合には、郵送せずに支店で保管することになっているんですよ」
と新しいカードを渡してくれました。
これまでなら「そんな話は聞いてない。なんでそれならそうと連絡もせずに三
週間も放っておいたのか」と喧嘩していたものですが、今日は何故か「そうで
すか。そういうこともありますよね」と穏やかかつ爽やかに立ち去りました。
思うに、あんまり色んな事を期待してはいけない、という事を身体で覚えたの
ではないか。慣れというか諦めって、脳内分泌物質の量にまで作用するのです
ね。
だから「暗証番号は別途お知らせしますので、大体一週間くらい後にまた来て
ください」と言われても顔が引きつったりもしませんでした。二週間位したら
行ってこようと思います。
こんにちは。
今日、のっぼさんと突発的に浅草に行ってきたのだが、なかなか
面白かった。学校でばったり出会って、その場でよし行こうとい
うことになった。まず上野に下りたのだが、そこでパチンコ屋の
宣伝をやってるチンドン屋に出会えたのがそもそも幸先がよかっ
た。ありゃ多分本物だ。それから朝鮮人街を抜けて浅草通りをぐ
んぐん歩いて、ちょっとだけ迷って、仲見世通りも浅草寺もちゃ
んと訪ねて、それから花やしき界隈をぐるぐると回った。喫茶店
で一服した後、この前なぎら健壱が教えてくれた銀座線浅草駅の
地下街に入った。人体図など幾つも掲げた整体師屋や優れて人民
的なラーメン屋があったりして、眼福だった。何よりも感服した
のは、この地下道がそのまま松屋浅草の地下一階に細い階段を通
じてつながっていることで、浅草という町の懐の深さを思い知ら
されたことであった。
いつもは金曜昼が魚&芋デーなんですが、今日はフェイントで夜に魚
芋。goujonではなくタラの大きな切り身でした。で、気づいたんです
が、高い(といっても一人2.45ポンド、500円弱)。
タラがgoujonsを偽装して切り刻まれて出てくるっていうのは、要はケ
チっているだけなんではないか、という新たな疑惑が生じています。
プロテスタンティズムの重厚な伝統の証左でしょうか。
今日は葛桜を作ってみました。案外簡単で驚いた。最近夏らしい天気が
続いているので、楽しみです。いえい。
因みに昨日は頂いた練り胡麻で胡麻豆腐を作ってみましたが、練り胡麻
が足りず、ピーナツバター入りと相成りました。ピーナツ豆腐の味でし
た。わさび醤油もいいけど、私は黒蜜が好きです。