一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十五年三月十七日第九百三十一号
平成十五年四月九日第九百六十号

「地の果ての聖母マリア教会」 投稿者:まこと  投稿日: 4月 9日(水)05時30分22秒

元夏迪師匠、ご無沙汰でした。
謨磐堂博士、初めまして。

私も「終同会(仮略称)」に混ぜてください。
お二方が「山奥(またはその入り口)」を志向していらっしゃるようですので、
私は「この先は海」という「陸の終点」を提起したいと思います。
日本にいると四方を海に囲まれていますので、
「漁村はどこも終点じゃないか」と言われてしまいそうですが、
「その集落がある文化圏の隅っこであること。その世界の縁であること。
目の前に世界を限る嶂屏が聳えていること。その向こうに別天地がある
という予感を抱かせてくれること。」という師匠の定義と、
「いろいろな趣味や想像力に意味づけを与える存在としての集落」
という博士の定義を鑑みるに、海辺の集落も「終点集落」の名に
十分に値するのでは、と考えた次第です。

さて、私の住むボルドーから北西に90kmほど行った、
ジロンド湾の湾口に突き出る岬Pointe-de-Grave付近にSoulac-sur-Mer
という町があります。古くから塩業で栄えたこの地の十分の一税徴税権を
巡って、2大修道院の偽文書を駆使した係争が11世紀に繰り広げられます。
その記録から明らかになるのは、恐らく10世紀には、この地に教会が
建立されていたことで、その名も"aecclesia sanctae Dei genitricis Mariae de Solaco
sive de Finibus terrae"("de Solaco sive"を除いて訳せば、ほぼ表題の通り)。
たしかに、そこは元々ローマ街道の終点でした。地中海を"mare nostrum"
と呼んだローマ人ですが、ここから大西洋に船を漕ぎだしたかは定かではありません。
当時の人々にとっては、文字通り「地の果て」だったのではないでしょうか。

時代は下って、12世紀になると、「サンチャゴ巡礼」が一大ブームとなります。
イングランドからの巡礼者が大挙してこの地に上陸して、ピレネー山脈越えに
臨むようになり、「地の果て」は単なる通過点と化します。
教会も"aecclesia sanctae [Dei genitricis] Mariae de Solaco"としか記されなくなります。
近代に入ると巡礼も頻繁には訪れなくなりますが、もはや「文化圏の隅っこ」
という感慨を抱かせる集落ではなくなってしまったような気がします。
これを集落の「終点性の喪失」と言って良いかも知れません。
こうした終点集落の歴史的な考察も興味深いのではないかと思い、
一例を挙げてみました。

本当は巡礼者を惹き付けるための修道院の手練手管の一つとして、
聖遺物話に強引に持ち込もうと思っていたのですが、
また次回になってしまいました。


懺悔集会 投稿者:ヒロチ  投稿日: 4月 9日(水)02時52分26秒

オッサン宣言するの、すっかり忘れてましたねえ。急がねば。一度作戦会議を開きましょう。参加希望者は私のメールアドレスにご連絡を。

 ぷちどの:俺が帰国するまでに下準備をしておいてくれない?

オッサン宣言で思い出しましたが、つい先日、さる日本人女性(いい女!)と女の老化について話し合いました。彼女は、男は女のことをすぐに老けるだの肌が荒れるだの文句ばっかり言っているが、そういう自分たちはいったいどんな努力をしているのか、男も30過ぎたら結構老けるじゃないか、外国での日本男児のもてなさぶりはいったい何だ、日本人の女ほどおしゃれに気を使っている女はいないから、外国で日本人女性がもてるのは当然だ、とおっしゃっていました。

返す言葉がありませんでした。周りを見渡してみても、オッサン度を増している男どもが目に付くようになりました。しかしわれわれ男どもは、いったい何をすればいいのでしょう。女は化粧をすればいいが、オッサンにはつける薬がありません

彼女によれば、外国人男性は、身のこなし方や女のエスコートの仕方が全然違うのだそうです。ダンディズム研究でもやったらどう?って言われました。

われわれ男性陣は、自分のことも省みずに女性に文句ばかり垂れていたことに対して謝罪しなければなりませんね。懺悔集会を開きましょう。

 ぷちどの:場所の確保を頼む。

 元師匠:一緒にオッサン道を極めようぜ!


散髪 投稿者:愚妻  投稿日: 4月 9日(水)00時43分55秒

今日は元夏迪の散髪に挑戦しました。

私は曾祖母、祖母、母と代々髪結いなんですが、散髪の技術は遺伝しないみた
いです(笑)。以前高田馬場でナンパ(?)されそうになった胡散臭い鍼灸師
のおじさんみたいな髪型になりました。あるいは武田鉄也。……事務ハサミだ
から仕方ないですね。

てっちゃんさん、温泉さぞ気持ちよかったことでしょう!


姉妹都市 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 8日(火)20時14分32秒

弊站には中国武威(涼州)に関する書き物もあるのですが、その武
威市(最近は武威市涼州区と呼ばれているようですね)、秋田県鹿
角市
の姉妹都市なんだそうですね。どういった経緯なのかは判りま
せんが。

姉妹都市とはどのような制度なのか判りませんけれども、海の彼方
に暮らす人々と御縁があるというのは、何となく心弾むものがあり
ます。交流事業なぞもあるのでしょうか。

#議員の遊山だけだったりして。


今日は 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 8日(火)09時41分17秒

花祭でしょうか。仏徒の方々に御祝い申し上げます。

嘗て飼っていた愛犬が家にやってきたのも、この日でした。


御忙しいですね 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 8日(火)06時42分23秒

てっちゃん、よう御越し。

scripsisti> 新潟では最終日に念願の温泉に入って来ました。
scripsisti> 「瀬波温泉」です。
scripsisti> 仕事先から車で10分ぐらいでしょうか。
scripsisti> 時間が無かったので、ゆっくりと...という訳には
scripsisti> 行きませんでしたが。

よかったですね。これは本当によかった。多少なりとも御骨休めが
できたことでしょう。瀬波温泉の泉質や如何に。ひょっとして終点
集落だったりするとか……(笑)。

scripsisti> 休む暇もなく、今は広島に出没しております。

あらら。席の暖まる暇もありませんね。どこかで花は御覧になれま
したか。

scripsisti> >不佞はそんなにデップリではありませんが。
scripsisti> >部屋にはもちろんすっぽりですよ、てっちゃん。
scripsisti> 失礼致しました(^^;;
scripsisti> 悪意は御座いませんので、ご勘弁のほどを。

え、あいやいや、お気になさらず。部屋にすっぽり入る程度のス
リム・バディですから、推して知るべしです。針鼠さんの言葉では
ありませんが、すっかりぶよぶよ〜んのむさい小父さんです(歎息)。

『銀河鉄道九九九』の停車惑星に「怠け者の星」でしたか、そんな
のがありました。政府の高福祉政策で、住人がみな途轍もなく怠惰
になり、挙げ句の果てに一戸建ての家いっぱいに肉体が太ってしま
うという話。時には太りすぎで、政府支給の一戸建てが弾け飛んで
しまうのです。鉄郎君が「今日は」と玄関を開けると、白い肉塊が
隙間無く詰まっていて、二階の窓のところにのぞいた顔が「そこは
私の膝でして。いやあお恥ずかしい」。

そこまでなってはオシマイだと自戒しています。シーフードダイエッ
トに邁進せねばなりますまい。

scripsisti> 先日、我が愛機がとうとう落ちました。
scripsisti> 立上げる事すらままならない状態です。
scripsisti> 早いうちにデータだけでも移したいのですが、
scripsisti> 時間とメディアが無くてどうしよう状態。

これは大変ですね。物理的に動かなくなったのでしょうか。広島に
御出張とのことですから、御不自由のことでしょうね。無事の退避
を念じています。

scripsisti> 誤:今浸かっているのは人様のマシンだから...

機械まで温泉に浸かったのではなくてよかった、よかった。

scripsisti> 取りあえず、一杯飲んで寝ます(をい)

それがよろしいですよ。鋭気を養って、修復と、出張の御仕事、頑
張って下さい。


誤字発見!! 投稿者:てっちゃん  投稿日: 4月 7日(月)22時19分01秒

誤:今浸かっているのは人様のマシンだから...

正:今使っているのは人様のマシンだから...


え〜ん 投稿者:てっちゃん  投稿日: 4月 7日(月)22時16分37秒

>不佞はそんなにデップリではありませんが。
>部屋にはもちろんすっぽりですよ、てっちゃん。
失礼致しました(^^;;
悪意は御座いませんので、ご勘弁のほどを。

>#御忙しそうですけれど、御無理は禁物。
有難う御座います。
一昔前は2,3日の徹夜は何とも無かったのですが
流石にこの歳になると無理が利かなくなって来ました。

新潟では最終日に念願の温泉に入って来ました。
「瀬波温泉」です。
仕事先から車で10分ぐらいでしょうか。
時間が無かったので、ゆっくりと...という訳には行きませんでしたが。
休む暇もなく、今は広島に出没しております。

先日、我が愛機がとうとう落ちました。
立上げる事すらままならない状態です。
早いうちにデータだけでも移したいのですが、
時間とメディアが無くてどうしよう状態。
今浸かっているのは人様のマシンだから、
下手にいじくり回せないし。

取りあえず、一杯飲んで寝ます(をい)


終同会(仮略称)便り 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 6日(日)20時08分46秒

謨磐堂先生、よう御越し。畫譜とこちらとでヘチコチになりました
が、学位取得おめでとうございます。これで博士ですね。今後は進
士とお呼びしなくてはなりませんかね。と言う訳で、改めまして謨
磐堂進士it. dottore Bobando, lat. doctor Bobandus)、よう御越し。

−三月十七日、謨磐堂進士−
scripsisti> 突き抜けるような青空の剣橋、ええどすなあ……。

今は憂鬱な曇天ですが、最近春めく剣橋は、晴天が増えました。晴
れて曇って降って晴れて、と一日の内に目まぐるしく変わります。
ここ数日の深い空は、既に夏の気配を湛えています。桜が散ったの
も、夏らしい風情を引き立てます。

既に畫譜で鏈接しましたが、最近の当地の写真を追加しましたので、
御暇な方は御覧下さい。

scripsisti> 「エライナ飯荘」といふのは、例の希臘飯館のことで
scripsisti> せうか?

そうです。ここ数ヶ月はとんと御無沙汰ですが、まあ気の置けない
店ですよね。でも剽軽なバングラディッシュ人のウェイター、ムス
タファ氏は辞めてしまった。

また食べに来ます?

−四月一日、謨磐堂進士−
scripsisti> 山桜は例外。あの上品な白と淡い緑の組み合わせは、
scripsisti> 街や山里で見ても、登山道で見ても絶品です

本当にね。不佞もそれは全く同意します。淡い色彩は実に上品です。
当地には林檎や、名も知らぬ花木(桜だか林檎だか、はたまた梅だ
か判らぬような)も薄桃、淡い黄色、微妙な緑(青梅のような花の
色)に咲き誇っています(いました)。

態々畫譜に大和島根の花桜を載せて下さって有難うございました。
夫婦で堪能致しました。花見はなさいましたか。

scripsisti> 「終点集落愛好」という概念ですが、考えてみると
scripsisti> 実に逆転の発想で斬新な印象があります。

なるほど、逆転と言われると得心するところがあります。噛んで含
める御説明に、我が事ながら「そうそう、そんな感じ」と頷いてい
たりして(笑)。とりわけ、

scripsisti> 「特定の趣味の付属物としての終点集落」という位置
scripsisti> づけをひっくり返して、「いろいろな趣味や想像力に
scripsisti> 意味づけを与える存在としての集落」という見方

との纏めは、実に要を得ています。マニフェスト(広告文/アジ文)
には是非盛り込みたいな。

でも、こう考えれば、御指摘の通り、色々な趣味の持ち主との連携
が可能になります。使える資源が増えると共に、楽しみの幅がグン
と広がろうというものです。

scripsisti> 武州日原のほか、例えば(略)

凄いですね。いえなに、まずすぐに並ぶところが何より凄い。並ん
でいる場所がこゆいのは言うもさらなり。

北秋川沿いには、色々と終点があるようですよ。それほど俗化して
いないようですし、俗化している終点集落というもの、実はそれな
りに面白い観察対象であるような気がします。

並べて戴いた集落は、いずれも足を踏み入れたことがありません。
是非御一緒したいものですが、もし先行探査にいらっしゃるような
ことがあれば、レポートをお願いしますよ。

しかし濃ゆいなあ……。実はバスへちですか(笑)。

では、当面一筆箋上で活動をすることに致しましょう。


いま 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 6日(日)19時40分58秒

続きを書いています。


江戸情緒 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 6日(日)19時15分46秒

昨日(当地時間)に書き込みたいと言いながら、一日遅れてしまい
ました。実は右手に腱鞘炎の気味がありまして、昨日は少々痛んだ
ものですから、大事をとることに致しました。申し訳ありません。

不佞は物書きのように年がら年中字を書いているのでもなし、万年
筆を使うにしても、筆圧は普通の人よりも弱いくらいですから、こ
れが原因ではないでしょう。

パソコンだってヘビーユーザーなんかではありませんし……。論文
を書いたり、箚記をつけたり(こちらは手書きで済ませることもあ
り)、時々は網上に載せる頁を書いたりもしますが、手書きのソー
スを書いても高は知れています。何が原因なんだろう。

皆さんも御自愛下さいね。

のっぼさん、よう御越し。レスを差し上げる順番が滅茶苦茶になっ
ておりますが、御勘弁下さい。>皆様

−三月十日、のっぼさん−
scripsisti> 針鼠さんと、「江戸八百八町展」を見に両国へ。

あ、なんだいいなあ、そんな愉しいことをやっているのですか。事
前に連絡を下さればいいのに(笑)。

こちらはまたぞろ藤村『夜明け前』を読んでいます。何度繙いても
発見があります。細かいディテール。文久年間に天明、寛政年代を
遙かな昔として回顧したり、何と嘉永の代を「今とはちがった」と
懐かしく振り返る眼差し。

今日日我々が「昭和は」「大正は」等と口にするような感覚なのか
も知れませんが、そのイメージが湧かない。何とかしてその感性の
内側を覗いてみたいものです。

「江戸」と十把一絡げな自分の不勉強を嘆くと共に、そうなってし
まった現状が面白くもあります。その辺り、展観で啓発されるとこ
ろもあったのではないでしょうか。

scripsisti> 柴又……帝釈天に随する彫刻群は思いもかけず見事な
scripsisti> ものでした。

うむむむ、昔行った時に見たはずなのに、記憶が定かではない。あ
れは立命館の学生を案内して回った時のことだったか。徹夜明け、
酒漬けの煽りなのかな。

scripsisti> B級グルメツアーを企画しようと画策中なのです。

いいなあ。告知して貰えますか(←しぶとい)。

scripsisti> Sさんにそんなはなしをしてみたところ、「お好み焼
scripsisti> きは食事かおやつか分からん」と却下されてしまいま
scripsisti> した。

そういう曖昧なところが面白いのだ、文化なのだ、と御伝え下さい。
しかしそうですか、キーッとなりましたか(笑)。

あまり食べ物の話をしているとまたデップリとなってしまいそう。
シーフード・ダイエットに勤しまねば。あ、これ、さるギリシア人
(巨漢)によると、「見る(シー)食べ物(フード)しか口にしな
いダイエット」なんだそうです。「食べ物を見るだけ」なら、効く
でしょうにね。不佞はそんなにデップリではありませんが。部屋に
はもちろんすっぽりですよ、てっちゃん。

#御忙しそうですけれど、御無理は禁物。


ををを 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 5日(土)12時52分05秒

あの駄文にレスが。今日はもう遅いので(五時前)、明日に御返事
させて下さい。


では会員に立候補 (笑) 投稿者:謨磐堂  投稿日: 4月 1日(火)21時02分32秒

 東京や横浜はきょう染井吉野の満開宣言が出ましたが (私の自宅近辺では7〜8分
咲き)、明日は強い雨との予報が出ており、花散らしの雨にならないか心配です。
 それにしても、剣橋にも桜があるとはオドロキでした。恐らくは誰か日本人が寄贈
したのでせうか。咲くと同時に茶色い葉が出てくる品種のようで、木が丸ごと薄桃色
でない点について、元夏迪先生御夫妻は恐らく物足りなさを感じているのしょうが…。
 (ちなみに、私は葉が同時に出る品種は余り好きではないのですが、山桜は例外。
あの上品な白と淡い緑の組み合わせは、街や山里で見ても、登山道で見ても絶品です)

 さて、このたびは拙の博士号授与式をお祝い頂きありがとうございました。m(_ _)m
ちなみに、「鹿鳴館」という単語は、授与式のリハーサル中にヒマを持て余した他の研
究科代表の方々との会話で出てきたばかりです。大学改革のドサクサ紛れにいきなりガ
ウンを採用するなんてのは、明治政府が鹿鳴館をこさえたのと同じようなものではない
か、と。(笑)

 話題変わりまして、元夏迪先生が提唱されました「終点集落愛好」という概念ですが、
考えてみると実に逆転の発想で斬新な印象があります。
 現実には、潜在的にこのような趣向を持っている人は、特に鉄道や路線バスの旅を熱
愛する人や「山屋」などのあいだに多数存在すると思います。「乗り鉄」「乗りバス」
のいずれにしても、目指すターゲットとしての「終着駅」や「行き止まりバス停」の周
辺がどれだけド田舎チックか、あるいは「終点」にふさわしいロマンチックな雰囲気を
たたえた街であるかという点は常に重大な関心事なのであり、終点としての「濃さ」な
いし「レベル」(^^;) が高いほど、その終点を目指し、足跡をしるし、自慢する行為は
同好の士の羨望と称賛を呼び起こすわけです (笑)。また、「山屋」にしても、入山前に
これからの道程に思いを馳せながら深呼吸をしたり、下山してからバスや電車に乗るま
でのひとときを余韻に浸りつつ過ごす麓の集落がまったりした雰囲気であるほど、ゆっ
くりと気分を切り換えて天上界・下界へと向かうことができるというものです。(これが
騒々しい観光地だったりすると興冷め度は極めて大。-_-;)
 ところが、鉄・バス・山いずれの趣味にしても、そこにある集落はあくまで「終点」
「登山口」に付随するものであって、「終点としての性格を持った」集落それ自体が目
的になることは余り多くなかったと思われます。とりあえず私の場合も、「終点」「途
中下車駅orスポット」「登山口」にたどり着いたとき、ついでに付近の集落や田園風景
に心を寄せてパチパチとモノクロフィルムやデジカメにおさめてみたりしますが、その
度ごとに「いずれこの集落や街だけを目的地にして訪れてみたいものよ」と思っても、
忙しさにかまけてついぞそれを達成したことは殆どないのが現状です (苦笑)。
 そういうわけで、元夏迪先生の御提唱は、「特定の趣味の付属物としての終点集落」
という位置づけをひっくり返して、「いろいろな趣味や想像力に意味づけを与える存在
としての集落」という見方を確立したもののように思われてなりません。

 むかし国語の教科書に「山のあなたの空遠く、幸い住むと人の云う」というフレーズ
がありましたが、まさにそういう含蓄を楽しもうとする趣味だと言えましょうか。

 ちなみに、個人的に「ここだけを目的地にして訪ねてみたい」と思いながらも未完な
のは……元夏迪先生の最愛である武州日原のほか、例えば

(1) 東京都、北秋川沿いの小岩・藤倉
  (南秋川の数馬は最近観光地っぽくてイマイチ?)
(2) 山梨県の丹波山村
(3) 山梨県上野原町の郷原・飯尾
(4) 埼玉県小鹿野町のいくつかのバス終点
(5) 群馬県上野村の砥根平
  (高崎線の新町駅から出るバスの所要時間が休憩時間込みで2時間半〜3時間半!)
(6) 群馬県の下仁田駅から長野県境に向かって出るミニバス数路線の終点
(7) 京都の出町柳駅から出るバスの終点・広河原 (鞍馬の奥の隘路で所要2時間!)

……いかん、ざっとすぐに思いつくところだけを書いてもハードコアだ。(笑)


終点集落同好会募集広告 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月31日(月)20時02分46秒

世の中には「終点同好会」とか「行き止まり研究会」、「山奥愛好
会」のような類のものはないのであろうか。ふと思い立って、網上
で検索をしてみたところ、どうやら見当たらないうです。

メイルマガジンやメイリングリストを網羅したサイトに当たっても
駄目。「田舎暮らし」と「秘湯情報」といった、定番モノしかない。
あとは「鉄道同好会」。終点駅にこだわる人もいるのですね。

日原通いでお判りかも知れませんが、不佞は山懐に懐かれた行き止
まりの集落に憧れます。移住したいとまでは思わぬにせよ、そんな
地点に思いを馳せるのが好きなのです。

日原の他にも、これまで終点集落を幾つか訪ねています。会津は檜
枝岐村、日光男体山の裏手に当たる川俣温泉郷、上州尻焼(しりや
き)温泉、甲州増富(ますとみ)温泉、日向の高千穂。すぐに思い
つくまま並べてみてもこれだけありますから、記憶を浚えば、もっ
ともっと出てくるに相違ありません。

「山奥の秘湯」とかぶるところが多い。慥に秘湯趣味もあるのです
が、決定的な違いは、温泉がなくても構わない、という点です。第
一、日原に温泉はありません。銭湯すらありません。巨大な山塊が
目前に迫り、通いやすい道はその集落で途絶え、後は杣道、獣道が
続くだけ。しかしその山塊のあなたには、別の国が隠れている。そ
んな集落に惹かれるのです。

そこに偶々温泉が湧いている。素晴らしい。何と電車の終点がある。
最高です。実に便利だ。しかし何よりもまず、その集落がある文化
圏の隅っこであること。その世界の縁であること。目の前に世界を
限る嶂屏が聳えていること。その向こうに別天地があるという予感
を抱かせてくれること。これが終点集落(仮にこう名付けます)の
満たすべき要件なのです。

終点集落愛好家を名乗る御仁がいなのであれば、自分がその変人第
一号になってしまえ。終点集落同好会がないのであれば、自分がそ
の発頭人になってしまえ。終点集落にまつわるサイトがないのであ
れば、自分でそれを作ってしまえ。と無謀な妄想を抱いた挙げ句、
ここに不佞、元夏迪は、終点集落愛好家を宣言し、同志を募り、関
連情報の提供を広く呼びかけるものであります。

ひろちさんの「おっさん宣言」考に触発されました。


おめでとうございます。 投稿者:愚妻  投稿日: 3月30日(日)18時58分54秒

今日から夏時間です。起きたら一時間時間が進んでいて焦りました。寝坊したよう
な罪悪感。どうして気づかなかったんでしょう。

ドットーレ謨磐堂先生、

あらためまして学位取得おめでとうございます。大役を見事果たされたようで、何
よりです。

授与式のレポートも興味深く拝見しました。今回のガウン導入、「留学生」なんて
いうのは適当な言い訳で、単に教授会が内部のヒエラルキーを視覚化したかっただ
けじゃないか、と穿った見方もしたくなるものです。和装とあのガウンは案外マッ
チするんじゃないかと思ったんですが、だめでしたか(笑)。

角帽が礼の時に落ちそうになる、というのは、礼をするときには取るのが元来の礼
儀作法なんでしょうから、当たり前ですね。そんなちぐはぐさに、鹿鳴館の舞踏会
もこんなだったのかしらん、と妄連想しました。


ガウンまたまたその後 投稿者:謨磐堂  投稿日: 3月29日(土)10時54分29秒

 東京は桜が2分咲きです。しかしスギ&ヒノキ花粉の嵐に咽ぶ人がいれば (泣)、
爆弾の雨に喘ぐバグダッド市民もあり。世の中不公平なものです。

 剣橋に軍用機の轟音が響いているというのは些か意外でした (私が訪れたときは
冬の静寂そのものでしたので……)。
 いっぽう、戦闘機がほとんどイラクに出払ってしまった米軍厚木基地は静寂その
ものです。(正直なところ、砂漠に墜ちてそのまま帰ってこなくても結構)

 さて、昨日は学位記授与式がありましたので、ウワサのガウンを着用して列席致
しました。
 ブツは既に試着の際に経験済みでしたが、改めて袖を通してみるとズシリと肩に
のしかかるような感じがします。ガウンの上から羽織るマントは、後ろにズリ落ち
て首を圧迫してしまわないようにするため、ワイシャツの第3ボタンあたりに通す
ためのヒモがついていて、それを装着した上からネクタイをかぶせる要領になって
いるのですが (分かりにくい説明で失礼)、ネクタイつきスーツを着て来ない場合
はこの状態でガウンを着用することができないため、特に女性や羽織袴 (笑) の上
にガウンを着用した人の場合は異様に似合っていませんでした。特に、羽織袴とガ
ウンの組み合わせは、ガウン自体割と法被に近いデザインであるにもかかわらず、
イメージガタガタもいいところです (苦笑)。

 それはさておき、肝心の●田講堂での授与式において、私は単に課程博士で一番
在籍年数が長いという不名誉な理由ゆえに、研究科を代表して壇上に上がり学位記
をもらう役を演じることになったのですが、役得?としてプラトンやマキャベリの
研究で知られる総長と握手する機会を得ました。思いの外大きな手が印象的でした
が、真っ黒いガウンに金帯という姿は何やら教皇を感じさせるものがありました。
(ちなみに、首から下がる帯の色は、副学長クラスが緑、各研究科&研究所長クラス
が臙脂色)
 総長挨拶の端々から、学部の入学式と卒業式だけでなく、学位そのものとそこに
凝縮された知の体系にももっと社会的関心が集まるようにしたいという意図が読み
とれましたが、学位記授与式においてこのようなガウンを導入したのも、単に留学
生の要望をかなえたという以上に、今さらながら宣伝効果と一種のアイデンティテ
ィ強化を狙ったのかも知れません。(苦笑)

 ガウンはさておき、曲者だったのが角帽。思いの外直径が短く、一応マジックテ
ープで調節できるようにはなっているのですが、それでも礼をした瞬間にポロッと
落下してしまいかねないため、壇上ではヒヤヒヤ。また、落ちないように深くかぶ
るため、帰宅時に外したときには髪型が見事に変形していました。
 ただ、薬学部代表の女性は、ヘアスタイルの破綻を嫌うあまり、角帽を頭にちょ
こんと載っけただけで、壇上で礼をする際いちいち角帽に手をやっていたのは極め
てみっともない光景でありました (笑)。

 ともあれ、午前10時から夕方4時までスーツの上から着用し続けたため、帰る
頃には肩が凝りを通り越してガチガチになってしまいました。帰りの電車の中では
疲れで爆睡したことは言うまでもありません。


キティオン、クーリオン 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月29日(土)10時41分09秒

ぷちさん、よう御越し。

−二月十五日、ぷちさん−
scripsisti> 「お前何やってんの」「顕彰です」「あ、そ」と一蹴
scripsisti> されたのが私です。ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン

これだけ抜き書きすると、昭和天皇に謁見したかの如き遣り取りで
すね。素晴らしい。最後に感涙、かつ万歳。「ウワァァァン」て、可愛い
ですね。

scripsisti> 「からよるごす先生」とはVassos Karageorghis博士
scripsisti> のことでしょうか。彼とは昨夏にキプロスで会って
scripsisti> 以来、意気投合してマブダチです。

素晴らしい。不佞は……どうでしょうか。いやぁ、問題のレクチャー
の折に、博士の熱い視線を感じたのですよ。イヤに熱い視線で、あ
まりに暑苦しくて、それくらい強い視線でした。なぜ、どうして、
と自問してみたのですが、思い当たる節はありません。前から三列
目で居眠りをしていただけなんですが。

#だって詰まらなかったんですもん。

−二月十六日、ぷちさん−
scripsisti> 古代キティオン市は……現在のラルナカ市の真下に埋
scripsisti> まっているわけですから、簡単には発掘できません。
scripsisti> 本当にごくごく一部だけが発掘されていますが、遺跡
scripsisti> に行っても四方八方がビルで、風情もへったくれもあ
scripsisti> りません。キプロスで一番楽しみにしてたのに、幻滅
scripsisti> しました。

あ、そうでしたか。無念。不佞はキティオンも何も知らずに、いき
なりラルナカ骨壺市に行ったものですから、あのどうしようもない
猥雑さが結構気に入った口です。キッチュなリゾート、投げ遣りな
市街地、下町が、こう、不佞の心をくすぐると言うか。

しかしフェニキア系の王家が存続したとは知らなかった。不勉強を
恥じねば。

サラミースの方は全くの未知の世界。

scripsisti> 師匠におごってもらったトルコアイス、うまかったで
scripsisti> す。

苦労した甲斐がありましたね。美味しかったことでしょう。不佞も
師匠に麦酒を奢って貰ったことがありますけれど、なんか師匠様が
お一人でカパーッ、カパーッとお空けになるもので、こちらがボー
ゼンとしていると「あらーン、元夏迪くん、呑まないの?」とか言
われちゃいました。二人っきりで間が持たない上に、こちらが仕事
の話をしようとしているのにこれですから、大いに参りました。

今度はアイスを奢って貰おう。アイスなら、負けない。

scripsisti> ローマ時代の遺蹟だと、やっぱクーリオンだよね、元
scripsisti> さん。

異議なし。海の脇に聳える台地に佇むと、うっとりしますね。写真、
お待ちしていますよ。解像度を落とすソフト、お持ちじゃありません
か。


牛蒡、岡山 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月29日(土)10時40分13秒

へちおさん、よう御越し。

−二月十四日、へちおさん−
scripsisti> 「名ノ故、其ノ根葉皆食ス可シ、人呼ビテ牛菜ト爲
scripsisti> ス」という一節が紹介されています.

−二月十四日、へちおさん−
scripsisti> 正しくは「故名」は前文の末尾で,「其根葉皆可食」
scripsisti> から新しい文が始まります.

つまり「故ニ名ヅク。其ノ根葉皆食ス可シ、人呼ビテ牛菜ト爲ス」
となりますか。「故名」の前を知りたいような気もしますが……。

で、網上に検索を試みました。殆ど成果なしです。漢語のサイトも、
大半が漢方の使用方法だとか、調理法ですね。台湾でよく食べる事、
彼の地では牛蒡をニウパン(niu2bang4、牛蒡)ではなく、日本語か
ら入ったゴボー(呉某)の名で呼ぶとか、そんなのは収穫でしたが。

#油揚げをアゲ(阿給)と呼ぶんだそうですね、台湾て。

−二月十四日、針鼠さん−
scripsisti> 牛房の房がしっぽで、牛のしっぽに似ているからだと
scripsisti> いう説もあるようです。でもこれもあてになりません。

と御指摘の通り、牛蒡は古くは牛房(牛の尻尾)と書いたそうです。
写真を見ると、花の形が牛の尻尾にある毛の房と似ているような気
もします。まあ、根の部分が黒くて細長くて、牛の尻尾ならば寧ろ
こちらなのかもしれませんが、兎に角御紹介の説は、案外当たって
いるかも知れませんよ。

針鼠さん、よう御越し。横レスになりますが、

−三月十六日、針鼠さん−
scripsisti> 僕は広島に行ったことはないのですが、どんなところ
scripsisti> ですか? 尾道みたいなところだったら、とても住み
scripsisti> やすそうですね。

いや、あんなに山坂が多くて、あっと言う間に海へ落ち込んでいる
ようだと、かなり住みにくいような気がしますよ。尾道はそこが魅
力なのではありますが。

scripsisti> 上手な金の使い方とか言ってます鮨をどーんと

ふーん、あの辺りも鱒寿司なんだね。不佞、あの辺りは不案内で。
そういや、吉備太宰府てありませんでしたっけ。なんで吉備なんで
しょうね。あ、正確に書くと、一、なぜ「キビ」という国名になっ
たんでしょうね、二、なぜ吉備に太宰府が置かれたんでしょうね、
と、問い二つ。


まとまりのない御話 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月29日(土)09時07分30秒

順序が乱れましたが、亀レスをば。

三十を過ぎて誕生日を祝って戴くのは大変面映ゆいのですが、御祝
いをして戴ける身の幸せをしみじみと感じるようにもなりました。
ぷちさん、酒呑猫さん、まことさん、愚妻さん、有難うございます。
板外で御祝い下さった方々にも、ここで改めて御礼申し上げます。
御礼が遅れに遅れましたことを、併せて御詫び申し上げます。

−二月九日、酒呑猫さん−
scripsisti> 私はカティリーナよりもユウェナーリスの方が強く印
scripsisti> 象に残っています。

難しかったですね。不佞もあの講読には色々と思い出がありますよ。

「ああ、ここは一寸あれですから、××さんだとお気の毒ですね。
どうですか、○○君、嬉しそうだけれど」と仰って、佐藤先生が卑
猥な件の訳読が回って来た女学生を救済(?)した事が忘れられま
せん。当てる先生も当てられる○○さんも、実に嬉しそうでした。
爽やかな笑みでした。

英訳本で該当個所が伏せ字になっていたり、訳し飛ばしてあったり
して。昔の古典学者って、御品が宜しかったのですね。で、シカツ
メ顔してあんなものを読んでいた(笑)。

今はNHKの語学講座に出ているんだそうですね、○○さん。先日お
遭いしたら「ボクどうしよう、困ったなあ」なんて仰っていました
が。

ピアノの詩人さん、よう御越し。久振りの御来訪、痛み入ります。
久振りのレスで御免なさいね。

評語、有難うございました。一応写真がメインのサイトですので、
こうして感想を戴けるのはとても嬉しいものです。

#殆ど「一筆箋」がメインとなりつつありますが(憫笑)。

−二月十一日−
scripsisti> 奥多摩の方もいれると、東京って不思議な都市だなあ
scripsisti> といつも思います。

本当ですね。まずあんなに巨大な都市はない。北京市が四国ぐらい
あるとか、そんな例外はもちろんありますけれども、泰西にはない。
亜米利加大陸にだってないでしょう。

よく言われることですが、都市とその周囲との境がありません。東
京は「在」です。日本の都市は、札幌のような入植地を除けば、こ
の「在」型ではないでしょうか。余所の地域にこの手の都市はある
のでしょうか。

#文字通りの「在」というか、農村ならなんぼでもあるんでしょう
#が。

強いて言えば、ケンブリッジも「在」ですが、それでもシティー・
センターには矢鱈と石を集めてある。「村じゃありません、在じゃ
ありません、都市でござい」と言わんばかりに、虚しく石を集めて
あります。「在」であるが故に、村になりかねない場所であるが故
に、何とか都市であろうとする姿勢です。そこに、都市と農村とは
別のものだとする考え方を読みとることが出来るかも知れません。

ま、奥多摩の方は都下にあるだけで、東京という都市にくるめて考
えることは出来ないのかも知れませんけれどね。

scripsisti> お邪魔ごめん。

もっと御邪魔を。


いかなご驩迎 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月29日(土)06時11分52秒

玲子@倫敦さん、よう御越し。

scripsisti> いかなごがケンブリッジに行きたいと騒いでいますの
scripsisti> で、お邪魔させてやってもよろしいかしら?

保護者同伴でどうぞ。時折軍用機の轟音が耳につきます。予め御承
知願います。いかなご様、玲子@倫敦様、愚妻さん、余でオフ会と
洒落込みましょう。


いかなご到着 投稿者:玲子@倫敦  投稿日: 3月28日(金)06時35分22秒

愚妻様・元夏迪様
いかなごがケンブリッジに行きたいと騒いでいますので、お邪魔させてやってもよろしいかしら?

戦争も始まってしまえば、なんだかそれが日常化していてかえって気味悪いですね。
ロンドンのみなさんはあえて考えないようにしているのでしょうか?普通なんです、全く。
戦争よりも目先の天気の良さにこころ奪われている気がしなくもありません。


レスではないのですが。 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月25日(火)21時14分41秒

おかしな事を言ったりやったりして世上を騒がせる方がおいでです。
困惑しております。

ローマ人にでもなったつもりなのでしょうか。不思議な物言いをな
さっていたので、念のために採集、保管しておきました。ここまで
おかしな物言いは、近年他に類を見ません。

終日ラジオをつけています。ラジオのせいか、困惑のせいか、仕事
の方はサッパリです。

ラジオをしっかり聴かねばなりませんし、自分の持ち場で将来に備
えた仕事に勤しむことも必要です。虻蜂取らずです。詰まらぬ身の
上に思いを繞らせ、再び困惑の溜息をもらしています。

現地の方々はさぞやと思われます。


自己レス 投稿者:愚妻  投稿日: 3月23日(日)05時26分18秒

玉葱をみじん切りしながら思ったんですが、

> ところで「こっぺ」ってなんでしょうね?

=「小」+「べべ」かしらん?


休憩。 投稿者:愚妻  投稿日: 3月23日(日)02時04分50秒

今日は街に出たので新聞を買ってきました。やっぱりネット新聞とは別物です
ね。バグダッド市内の詳細な地図が載っていて、現在の攻撃の成果が図示され
ているのが、写真なんかより却って生々しさを感じます。アラビア語の新聞も
売ってるのに、読めないのがとてももどかしい。そして非常食は結局買い忘れ
ました。

てっちゃんさん、
「こく」って実は全国区みたいですね。ちゃんと漢字もあるようです。
--
こ・く 【放く】
(動カ五[四])
(1)体内にあるものを体外に出す。たれる。ひる。「屁(へ)を―・く」
(2)「言う」「する」などを卑しめていう語。「うそを―・け」「いい年―・
  いて」「ばか―・くな」
(大辞林二版)
--
函館弁には「いいふりこぐ」(かっこつける)なんていうのもあります。余所の
言葉よりは「こく」の使用頻度が高い気も。卑しめるのが好きな方言なんでしょ
うか(笑)。ところで「こっぺ」ってなんでしょうね?パンと関係あるのかしら?

お忙しそうですが、どうぞお身体気を付けてくださいね。近くに温泉でもあれば
いいんですけど。


不眠不休 投稿者:てっちゃん  投稿日: 3月22日(土)22時58分34秒

>「こっぺこぐ」って実は何だか分からないんですが、「どさいぐや」に鑑みるに、多分外れです(笑)。
そっち(うそ)の方でしたか。
こりゃ、おじさん一本取られちゃったな(^^;;
「こく(ぐ)」は関西でも使いますね。
「お前屁こいたやろ」とか(笑)

>会津のバスの「降りる人が済んでからお乗り下さい」というアナウンスが
>「落ちる人が死んでからお乗り下さい」に聞こえて仕方ない、なんて話もありました。
なんか怖いです。

因みに、「わだば、そげこっぺこいで、どさいぐや。」は、
「お前そんなにおめかしして何処へ行くのかい?」という会話です。

新潟の片田舎は寒いです。
でも、PHS使えるのには驚きました。


春分の日 投稿者:愚妻  投稿日: 3月22日(土)00時50分53秒

とうとうイラク攻撃が始まってしまいました。ケンブリッジも上空を軍用機が飛
び交い、そわそわしてしまいます(基地が側にあるのです)。一日も早く終わっ
てくれると良いのですが。先日スーパーのレジで並んでいたら、後ろのおばさん
のカゴが缶詰のパスタやらスープやらでいっぱいで、「イギリス人の食生活って
なんて貧困なんだろう」と憐憫してしまったんですが、後で考えるにあれはテロ
対策なんでしょう。っていうかそうであって欲しい。玲子さん、ロンドン大丈夫
ですか。

てっちゃんさん、
> 「わだば、そげこっぺこいで、どさいぐや。」というやつですか?
「こっぺこぐ」って実は何だか分からないんですが、「どさいぐや」に鑑みる
に、多分外れです(笑)。「ぺ」は「嘘」という意味だそうで、「ぺこぐ」で
「嘘を吐く」となります。「おめー、そだらぺばっかしこぐんでねえど」などと
使います。東北弁も味わいがあっていいもんです。会津のバスの「降りる人が済
んでからお乗り下さい」というアナウンスが「落ちる人が死んでからお乗り下さ
い」に聞こえて仕方ない、なんて話もありました。


んだ 投稿者:てっちゃん  投稿日: 3月19日(水)00時07分49秒

>色んな方言が分かる、って凄い特技ですね。
特技っうもんでもないですよ。
自然と理解出来る様になりました。
偶に行き違いがありますが・・・(あは)

>函館弁は津軽弁に似てると思いきや、それすら全然分かりません(汗)。
似ている様で似ていないのですよね。
方言は難しいですわ。

>最も衝撃だったのは「ぺこぐ」(動詞)。何だか分かります?
「わだば、そげこっぺこいで、どさいぐや。」というやつですか?
最近は現在語も方言で話すらしく、わからない言葉が氾濫してます。
中部地方で「けった」っうのもありましたなー。

今日帰宅(予定)します。
明日はお休み。
明後日は新潟に出没(^^;;


 投稿者:愚妻  投稿日: 3月17日(月)23時26分35秒

まことさん、
臓物ラバーだったんですね。コレッジではよく羊の腎臓が出ますが、端で見て
いても臭ってくるんです、刺激臭がツーンと(苦笑)。でもご馳走らしくて、
週末の昼によく出てます。慣れると臭いもまた乙なんでしょうか。

「食べ物としての死体」といえば、ヘロドトスが「インド人は身内を葬る際に
死体を食べる」と記してます。「所変われば」的な比較文明的考察の一環なん
ですが、例によって眉唾ものです。ギリシャ風の火葬を「信じ難い」と言わし
めているからには、生食を想定してるんでしょうか?

Dottore 謨磐堂先生
総代ですか、すごいなあ。ドットーレ、はドクターのイタリア語です。Dottore
Bobandoと書いたら何となくバンビーノ・イタリアーノっぽいかな、と。じゃあ
私からも質問。「キャンギャル」ってなんですか?ところでレンタル二万ってこ
れまた法外ですね。留学生諸君はそれでいいんでしょうか?

てっちゃんさん、
色んな方言が分かる、って凄い特技ですね。函館弁は津軽弁に似てると思いき
や、それすら全然分かりません(汗)。そもそも函館弁でも時々分からないこと
があります、弟の言葉とか(笑)。最も衝撃だったのは「ぺこぐ」(動詞)。何
だか分かります?


sakura 投稿者:てっちゃん  投稿日: 3月17日(月)22時02分19秒

針鼠さま、お久しぶりで。
お元気ですかぁ〜?

>いやいや、わだしは一応道産子のつもりなんだっけどね。
懐かしい訛りで。
あちきは喋る事は出来ませんが、
北は北海道から南は九州まで、
聞き取りだけは今でも出来ます。
その昔、出稼ぎの人達と一緒に生活していましたから。

>厳しいツッコミ、いつもチェックしてますよ・・・
どきっ!!
いやぁ〜あのぉ〜そのぉ〜・・・
ごめんなさいっ!!
悪意はないんですよ。はい。

>御無沙汰でっぷりの管理人です。
おや、部屋に入れたのですね(ばき)

この所、焼酎ばっかり飲んでる。
それもロックで。
酔っぱらいやな(うそです)


ガウンその後 投稿者:謨磐堂  投稿日: 3月17日(月)16時50分22秒

>元夏迪先生

 突き抜けるような青空の剣橋、ええどすなあ……。
 「エライナ飯荘」といふのは、例の希臘飯館のことでせうか?
 それにしても昼メシが約6ポンドなのは、さすが物価の高い英国だけのことはあります
なあ……。

>愚妻さま

 レス有り難う御座います。ええとですね〜、フードはガウン本体と同様に全学共通でして、研究科の違いは左腕部分に取り付ける銀杏マークバッジの地の色で分けるとのことです。私の研究科はワインレッドのやうです。

 さて、お値段についてですが、確かに一生に一度しか着ないのに購入5万・レンタル2
万といふのは、製作コストはさておき実感として高い!と思います。
 しかし、午前中に大学院掛からもらった電話によると、何と私はレンタル料がタダにな
ってしまいました。何故なら、よりにもよって研究科代表として総長から学位記をもらう
役が回ってきたからです……(汗)。ガウン着用はあくまで希望ながら、代表は今年から全
員着るといふことで揃えないと格好が悪いということで、希望するしないに関係なく一律
に無料で貸すということになったのでせう。
 う〜む、2万円浮いたものの、初物にして研究科代表といふことで、けっこう注目を浴
びまくりになってしまふのではないかと冷や汗ダラダラです……。研究科の名称はさてお
き、学部の名称や現在進行中の「●●スクール構想」とは程遠く、とことん線香臭い国家
論や文明論めいた話で埋められた博論だといふのに……。

 ちなみに、何故私にこんな役が回ってきてしまったのかと申しますと、課程博士の中で
は一番在籍年数が長い老頭児だからということに過ぎません。要するに一種の懲罰という
感じで (苦笑)。他にも、同期に修士で入ったヤツがいて、しかも50音順では早いので、
てっきり彼にその役が回り、私は放免だろうとタカをくくっていたのですが、助手として
就職して退学扱い→論文博士扱いになっていたことが大学院掛のオネエサンの話で発覚、
結局「謨磐堂さんにやって頂きませう」と決まったやうです……。
 う〜ん、他にも先輩でまだD論書いていない人はいるし、研究室にいる長さという点で
は同時に学位を取得する韓国人留学生の方が長いはずなのですが……貧乏くじを引いてし
まったという感じです。
 
 結論:博士課程の皆さん、D論はさっさと書くに限ります。

 ところで……「ドットーレ」って何ですか? 
 まさか「ドトール珈琲」ではあるまいし、「怒濤」とか (笑) 


一筆箋/御歸り/御問合

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