一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十五年一月二十三日第八百一十一号
平成十五年一月三十日第八百四十号

「死体が多すぎる」 投稿者:ぷち  投稿日: 1月30日(木)23時43分39秒

本当は死体は95体のはずなのに、数えてみたら96体あったんですよ。

ま、それはともかく。ギリシアで死後の世界ってどう考えられていたんですかね。
もちろん黄泉の国はあるんですが、死後のために現世で何かやらなくてはならない、
という思考って、あまりないような気がしますが。勉強不足なのでどなたか解説キボン。

死体への執着の話ですが、ベトナム戦争やガダルカナルなどでの遺骨の収集活動を見ていると、
あれは果たして故人の意志を慮っての行為なのか、それとも遺族たちの自己満足なのか
それとも遺族たちの社会的パフォーマンス、もしくは社会的圧力の発現なのか、
おバカな私にはわかりません。頭痛くなってきた。

難しい話はともかくとして。
ところで、今日大学院のの掲示板に、ガウンの売り出し情報が載ってました。
今年から、博士号取得者はガウンを着て修了式に出るそうです。
そのガウンが・・・ダサ。恥ずかしすぎます。で、お値段は5万余。いいかげんにしろ。

それからまた話が飛びますけどね、シュルーズベリ修道院に行くと
カドフェルネタで何か難しいクイズが出されるらしいですよ。
在英の方々、お暇なときに挑戦してみてください。


 投稿者:愚妻  投稿日: 1月30日(木)22時59分27秒

もう春ですね、なんて書いたのに、今日は雪です。粒が大きいのですぐ解けるでしょうが、それなりに吹雪いています。ちょっと北海道が懐かしいです。ちょっとだけ。ケンブリッジではこの冬で一番大げさな雪でしょうか。南方から来たと思しき学生が庭で写真を撮っていて微笑ましいです。個人的にはこんな時くらい暖房を入れて欲しいです。ロンドンは大丈夫ですか?

まことさん、無責任な質問に丁寧に答えてくださり有難うございます。勉強になります。

昔は函館でも、春になって雪が解けると酔っぱらったまま凍死したと思しき死体が出てくる、なんてことがあったらしいです。ああ、寒い。


長くてすみませんが... 投稿者:まこと  投稿日: 1月30日(木)04時20分41秒

ぷちさん、のっぼさん、愚妻さん、その他の死体愛好家の皆様(笑)、こんにちは。

> その辺り、中世ヨーロッパではどうなんでしょうか。

ううっ。このあたりには何かレスをしなければいけませんね。
私より詳しそうな人も多そうなのですが...

『子供の誕生』で有名なフィリップ・アリエスは『死を前にした人間
L'homme devant la mort 』等の一連の著作の中で、「中世ヨーロッパにおける死」
について、"飼い慣らされた死mort apprivoisee"という表現を使っています。
... 中世の人々にとって、死は決して忌むべきものではなく、身近なもの、
生活の一部ですらあった... というのが、その主張の骨子です(だいぶ端折りましたが)。
この解釈は、中世フランス心性史研究の第一人者パトリック・ギアリが
論文集のタイトルを『死者とともに生きる中世Living with the Dead in the Middle Ages』としたことにも端的に現れているように、中世史研究者に広く受け入れられている
と言って良いと思います。

ただ、伝統的な時代区分法に従うならば、「中世ヨーロッパ」は千年近い時期を
指しますので(「ヨーロッパ」も問題含みの用語ですが、ご容赦下さい)、
初期と末期ではだいぶ「死の観念」についても性格が異なるでしょう。
「死体」観についても、「死」と「身体」の観念を分けて考えた方が良いのか
は微妙なところです。ピーター・ブラウンは西ローマ帝国の滅亡から7・8世紀
ぐらいまでを「古代末期」という、ひとまとまりの時代と考え、その間に古典古代の
「身体観」や「聖域構造」が大きく変化した、と論じているはずです。乱暴にまとめれば、
「禁欲主義の浸透」と「城壁外にあった墓地(聖所)の都市中心部への移動」
ということになりますでしょうか。(彼の英語は実に晦渋で、昔、一読しても意味が良く
取れなかったので、あまり自信がありません。)

私はなぜか古代・考古学科の所属ですので、ボルドーのガロ・ローマ期の墓地跡・埋葬法に
ついて、若干の具体的補足。ボルドー市付近で現在までに発掘された大規模な墓地は、
その全てが城壁で囲まれたカストルムの外に位置しています。遺骸を分析して、埋葬年代と
埋葬法を調べたところ、紀元前は専ら火葬(ガリア人の風習でしょうか、
「黒い大地Terra Nigra」という地名が残るほど、盛大に燃やしたらしいです)、
紀元後1世紀には火葬と土葬が共存、2世紀に土葬が優越し、3世紀以降は専ら土葬...
という風に変遷したことが判明しています。
この地にキリスト教が伝わり、最初のバジリカ聖堂が建設されたのは4世紀
と推定されますが、その場所は城壁から北西に500m離れています。サン・タンドレ大聖堂
が城壁内に建設され、司教座が移動したのが8・9世紀と推定されますから、
この時期に「聖所の中心部への移動」がようやく完了したと言えるかも知れません。

だいぶ長くなりましたので、「聖遺物」につきましては、また今度にしたいと思います。

ところで、愚妻さんの書かれた、古代ギリシャで
> 「地下の黄泉の国に行く」
ので有名なのは、あのオルフェウスの話ですよね。
イザナギの「黄泉下り」との共通性が良く引き合いに出されますが、
古代日本と古代ギリシャの「死の世界観」に相通じるものがあるのでしょうか?
そう言えば、『古事記』は日本人をヤプー化するためにイース帝国がでっち上げた、
云々と『家畜人ヤプー』にありましたね。と、無理矢理、話を繋げてみました。


O tempora o mores! 投稿者:酒呑猫  投稿日: 1月30日(木)03時13分06秒

というのがキケロのカティリーナ弾劾一巻二節にありますね。亀レスですが。

板のみなさま、はじめまして。以前管理人様がここでいろいろ紹介してくれて
いたのを確認しながら名乗り出るのをサボった横着者です。こっ恥ずかしくて
出られなかったという説もありますが、見ているばかりも能がないかと書いて
みました。現在大学とはほぼ無縁の生活をしておりますが、よしなにお願いい
たします。


fish and chips の行方 投稿者:謨磐堂  投稿日: 1月29日(水)18時50分51秒

 海の幸たっぷり福建省マンセーな鷺江人氏の中国ムスリム料理糾弾発言で、どうやら
私が槍玉にあげられましたやうですので、久しぶりに参上いたします (笑)。
 まあ有り体に言って、ひたすら羊がいっぱい・香辛料がいっぱい・とことん濃厚!な
中国西北ムスリム料理は、圧倒的多数の日本人の味覚にはマッチしないと思います。私
も初めて食ったときは「何じゃこりゃ」と思いましたし、旅行しているうちにだんだん
慣れて「さぁ今日の晩メシも拌麺と炒羊肉だぁ!」と意気込んでみても、心の底では常
に薄味の海鮮風味に恋いこがれていたことは否定できません (笑)。ただ、ちゃんと店
を選べば中国ムスリム料理も「たまには」良いと思います。でもまぁ、日本本格進出は
まずないだろうと予想……(^^;
 元夏迪先生がロクなものに遭遇しなかったと嘆いておられる刀削麺とラグマン (東ト
ルキスタン風のトマト風味皿うどん) ですが、私は結構当たりだったんだよなぁ……。
特に、青海西寧の水井巷市場で賞味した刀削麺と、北京天橋界隈の某ウイグル料理店で
食味したラグマンは、美味くて何度も通ったほどです。

 食べ物といえば、昨日ラジオを聴いていたら、英国名物fish and chipsが、北海での
タラ漁獲量激減→禁漁措置に伴い大打撃を受けそうだ……といふ話題を流していました。
個人的には、fish and chipsは脂っこすぎてちょっとこりごりなのですが (笑)、もしこ
の問題が本当であるとすれば、英国風情にかかわる寂しいことだと思います。真相は果
たしてどうなのでせうか?

 死体といへば……私は基本的にこの手のネタには弱い (といふか乏しい) のですが、
ひとつ非常に印象に残っている出来事があります。それは13年前、上海きっての名所
である外灘にほど近い安宿の雑魚寝部屋に泊まっていたときのこと。同室の人々が「目
の前の川に死体が浮いてるぞ」というので見に行ってみると、既に夕涼みの上海ッ子で
大賑わい。日本人旅行者は私を含めて、ちょっと見ると「キモい〜」と顔をそむけたの
ですが (本当にもろドザエモン……)、上海ッ子は何事もないかのように見物を楽しんで
いるのでした……。恐らく、料理のときに直接鳥をさばいたりして、生と死の境目を日
常的に眺めているかどうかの違いが大きく影響しているのでせうが、文化によってこれ
ほど死体イメージが変わるものだということを初めて生々しく知ったひとときでした。


死体雑談 投稿者:愚妻  投稿日: 1月29日(水)04時59分47秒

死体で思い出したのですが、管理人のご先祖様のお墓がある和歌山
では、土葬の習慣が残っていて大変驚きました。日本ではもう火葬
だけだと思ってましたので。しかも、土葬しておいて、骨になった
ら取りだして、また埋め直すんですね。びっくり。かくいう私の故
郷函館では、入骨の際、骨壺から骨を出します。だからお墓の中は
複数の人間の骨が混ざった状態で入っています。結構気持ち悪い。

イギリスに来て受けた死体に関するカルチャーショックとしては、
タリバン政権が崩壊した時、残兵が虐殺される様子を撮影した写真
が普通の新聞に載っていたりして、驚きました。命乞いをする写真、
暴行される写真、射殺される写真、死体に蠅がたかっている写真、
など。日本のマスコミって、死体や血の入った映像は流さない慣例
があるそうですね。イギリスで驚くわけです。これなんかも彼我の
死体観の違いに由来するのかなあ、と思いました。

先の書き込みがあまりに詰まらなかったのでフォローしようと思っ
たら、もっとワケ分かんなくなってしまいました。ゴメンナサイ。

玲子、
ね、なかなか便利な本でしょ。電子辞書版があると尚いいでしょ
うね。


いいものを教えてもらいました 投稿者:玲子@倫敦  投稿日: 1月29日(水)04時00分56秒

この掲示板で教えていただいたOxford Collocations早速購入しました。
Essay書きに大変役だっております。よい品を教えていただきどうもありがとう。
あー、それにしても外国語って大変ね−。国語だけでももてあますのに。

死体の分解のお話についてですが、
ただいま倫敦ではBodyworldというイベントをやっています。
ドイツの大学教授 Prof. Gunther von Hagenが囚人やボランティアの死骸を
ばらばらにし、アートという形で再構築したものが展示されているそうです。
本物の死骸を使ったアートということで、非常に論議をよんでいます。
BBCでも、作品製作のプロセスが中継され、かなり話題になっていました。
見に行った友達によると、後わずかで開催期間が終了するので、
非常に込み合っているようです。
興味のある方は、どうぞこちらを見てみてください。
http://www.bodyworlds.com/index2.htm
(オフィシャルHP)


死体 投稿者:愚妻  投稿日: 1月29日(水)03時56分50秒

のっぽさんの書き込みを読んで思ったこと。

古代ギリシャ人、というかアテネ人の死体観(?)ですが、「死んだらどこに行くのか」
という問題と連結してるんじゃないかとぼんやり思いました。様々な見方があったんで
しょうが、残存資料で一番ポピュラーなのは、「地下の黄泉の国に行く」というもので
はないか。で、故人に快適な地下の旅を楽しんでもらうためにも、地中に埋めてあげた
くなるのかなー、と。埋葬問題は文学でもよくある題材ですね。ソポクレスの『アン
ティゴネー』では、「死者を埋葬せず、生者を地下牢に幽閉するから神々が怒っている」
とされています(1064行以降)。エウリピデスの『ヘカベー』の冒頭は、幼くして殺さ
れたトロイの王子ポリュドロスの幽霊が、海に捨てられた自分の遺体を埋葬して欲しい
旨を恨めしそうに語る、というものです(『オデュッセイア』でも黄泉の国でオデュッ
セウスの家来の幽霊が「埋葬してね」と頼んでました)。埋葬があって初めて死が完了
するのかも、と思います。ちゃんと葬式しないとあの世にいけない、という日本の感覚
に似てる気もしますが、どうなんでしょう。

生者の領域にとって死体は穢れをもたらす、というのも、同じ事の別の表現なのでしょ
うかね。

その辺り、中世ヨーロッパではどうなんでしょうか。

のっぽさんの問題意識とはだいぶずれた話なんだろうなー、という予感はこの際なかっ
たことにして、投稿。つまらない話にしてしまって済みません。


死体談義 投稿者:のっぼ  投稿日: 1月28日(火)15時32分45秒

まことさん、ぷちさんの話に乗じて気になっていることをつらつらと書かせていただきます。

そういえば、死体を分解して、魔術・宗教の道具にするのって
何なんでしょう?
キリスト教の伝統?それとももっと前からあったのでしょうか?
どの時点からかは分かりませんがキリスト教では「聖遺物」なんてものもありますねえ。
(仏教にも仏舎利があるけれど)
当時の人はどう思っていたのでしょうね?
古代ギリシア(あるいは西洋古代)ではどうだったのかな〜?
勉強不足で、トンと聞いたことがありません。
逆に古代ギリシア人の遺骸への執着みたいなものは独特なのかしら?
独特は言い過ぎですね。何か文化的な意味とかあるのかなあ。
戦争の後に倒れた兵士の遺骸を取り戻そうとしないと
そのときの将軍が死刑になってしまったりするほどですし。
もちろん戦争と言うか戦闘という状況の持つ特有の意義はあるでしょうけれど。
それでもその他の場面でも、
死体を埋葬することへの執着は社会的に広範に及んでいたとおもいますし。

いえ何、本当は日本に関わる事件について見聞きするうちに、
前々から気にはなっていたのですよ。
「えひめ丸事件」をめぐる日本とアメリカの感覚の相違を目にするにつけ、
また、去年、日航機墜落事件の遺族についてかかれた
野田正彰『喪の途上にて』(岩波書店)を読んだこともあって。

日本語でも読める、死の社会史とか、
その手の本を見れば、知識は手に入るんでしょうけど。
結局何が知りたいのと言われると困るのですが、
気になったので、つるらつるらと書いてみてしまいました。


カドフェル大好き 投稿者:ぷち  投稿日: 1月28日(火)03時00分31秒

まことさま:
そういえばカドフェルに、死体を酢で煮て骨と肉を分離するって話があったね。
ラテン語で何ていったか忘れたけど・・・あれがフリードリヒ・バルバロッサに行われたのかな。


沙茶麺 投稿者:鷺江人  投稿日: 1月27日(月)19時41分16秒

>とても美味しそうです。涎が出ます。しかしちょっと警戒もしてい
>ます。中国では大分食事に裏切られましたからね。拉麺、刀削麺、
>ラグマン(皿饂飩)……。ぜーんぶ「なんじゃこりゃあッ」。

私も某氏に「回民料理は素晴らしい。」と聞いて、廈門くんだりからはるばる西北に出かけてがっかりした事がありました。確かにチベット料理よりはいいのですが、沿海部と比較しては悲しくなるだけです。麺はこしがあるというよりかたすぎだし、脂っこくて…、香辛料も入れればいいというものでもないだろうし…これ以上書くと、某氏に糾弾されそうなのでやめておきます。

沙茶麺は中国の麺の中ではまあまあの味だと思います。
少なくとも、「なんじゃこりゃあッ」ということはないと思います。
大阪北新地にも「沙茶ラーメン」なるものがあるそうですが、どうも麺は違うものを
使っているようです。イングランドで発見したら教えて頂ければと思います。


死体と呪い 投稿者:まこと  投稿日: 1月27日(月)18時41分36秒

元夏迪師匠。こんにちは。

>正月は日本でしたか。

妹の通訳兼ガイドとして、パリまで行って年を越してきました。
パリは年々治安が悪くなっていて、年越しイベントで有名な
シャンゼリゼ通りには怖くて近付けませんでした。

『ナウシカ』に関する伏せ字文に、師匠の往年の冴えを見て、
喜んでいるのは私だけではないはず(笑)。そう言えば、
宮崎氏に着想を与えたと言われている『ギリシア神話小事典』
を出していた社会思想社は敢えなく潰れてしまいましたねぇ。
「修道士カドフェル・シリーズ」は全部読んでなかったのに...

「死体と付き合う法」の文献情報、ありがとうございます。
サットン・フーは、イースト・アングリアの船型墳墓の有名な遺構ですね。
死体に関する話なら、中世もなかなか豊富ですよ。
第三回十字軍で客死したフリードリッヒ2世(バルバロッサ)の
死体を釜茹でにして、骨を取り出して、故郷に持ち帰った、とか、
カンタベリ大聖堂で暗殺された大司教トマス・ベケットの
血と脳漿を保存して、万能薬として巡礼に分け与えた、とか、
黒死病が猖獗を極めた14世紀になると、それこそ腐るほど...
だんだん、こちらも「猟奇的」だと思わなくなってしまったりして(笑)。

>「綴り」だの「呪い」を意味する英語spellとして残っています。

無理矢理話を繋げてしまいます。上述の「カドフェル」の
舞台となったシュルーズベリ大修道院はベネディクト会系ですが、
中世では"Benedictine Malediction(直訳すれば「ベネディクト会の呪い」"
という慣行が広く知られていました。特に大陸の例が有名で、だいたいは
こんな感じです:近隣領主に所領を荒らされると、修道士達は聖務を停止し、
僧門を閉ざし、巡礼の受け入れを拒否。当該修道院の守護聖人の遺骸を
棺桶から引きずり出して、「なんで守ってくれないんだ〜」と詰りながら、
石畳上に放置プレイ。たまに鞭で刺激したりして、やりたい放題。
すると、あ〜ら不思議。領主の暴虐がぴたりと止みます。中には領主が
落馬して、死亡。めでたし、めでたしというケースも(笑)。
どうも、彼らにとっては「呪い」は「奇蹟」の一環だったようです。

なんだか、山崎ハコの「呪い」とは趣が違いますねぇ...


春ですね 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月27日(月)03時27分52秒

のどひこさん、よう御越し。

−のどひこさん−
scripsisti> ぶた汁(西日本、北海道)・とん汁(東日本)

なるほど、そんな報告もあるんですね。かなり目の粗い話のような
気もしますけど(汗)。

不佞の両親は和歌山ですが「とん」です。知人の浪速っ児も「とん」。
北摂からも「とん」の報告が届いていますし、大分では「とん」と
「ぶた」混在だそうです。随分とややこしい話になってきました。

愚妻さん−
scripsisti> 最近札幌の人で「とんじる」派だという人がいて、驚
scripsisti> きました。だんだん北海道も侵食されてるのかな。

札幌辺りだと、そうかもしれませんね。その一方で、北海道でも入
植前の言葉が残存していることだってあるでしょうし。その辺りの
見極めは難しい。

玲子@倫敦さん、よう御越し。当地は田舎ですので、段々明るい感
じになってきましたが(ビルがないから?)、倫敦ではドヨンです
か。それとも不佞の感覚が退嬰、じゃない、滞英生活で蝕まれてし
まったのかな。

−玲子@倫敦さん−
scripsisti> 剣橋在住の皆さんは、なんとなくだるめの日には何を
scripsisti> していらっしゃいますか?

仕事。そしてますますダルになります。ネットサーフィン。ますま
す荒んで参ります。つげ。ますますどうでも良くなります。そして
それを突き抜けた先には、おお、目眩く光明が


あ、挟んでしまった。 投稿者:愚妻  投稿日: 1月26日(日)20時38分03秒

玲子ちゃん、
ケンブリッジも今日はどんよりです。と思ってたら雨が降ってきました。最近天気の変化が激しいですよね。晴れたり雨になったりまた晴れたり。こうなってくるともう春なんだなあ、という季節感を体得しつつあります。ビバルディの春で天気がコロコロ変わるのと同じなのかな。

だるめの日には、散らかりまくった部屋を片づける。水回りの掃除をする。手洗いの洗濯をする。ありあわせのもので美味しいものを作る。……かな。あ、あとラジオ体操(笑)。運動不足人間にはちょうどいいです。


焼きみかん 投稿者:愚妻  投稿日: 1月26日(日)20時23分08秒

のどひこさん

豚汁情報有難う。どんな記事だったのでしょう。気になってウェブ版の日経を見てみたけれど、残念ながら載ってませんでした。昔NHKで特集をやったらしい、というのはgoogleしてたら出てきたことがあります。そういえば最近札幌の人で「とんじる」派だという人がいて、驚きました。だんだん北海道も侵食されてるのかな。

で、代わりに日経の「食べ物新奇行」という連載を発見。「焼きみかん」を食べる習慣があるのは日本列島のどの地域か、を調べてました。秋田と宮崎が多いそうです。私は食べないな。みかん嫌いだし。ホットコーラという飲み物についても書いてありました。世の中って広いんですね。

http://weekend.nikkei.co.jp/kiko/


助けて− 投稿者:玲子@倫敦  投稿日: 1月26日(日)19時43分30秒

今日は天気が悪く、薄暗くなんとなくやる気がしない一日です。

剣橋在住の皆さんは、なんとなくだるめの日には何をしていらっしゃいますか?
剣橋におけるぱーっと気がはれるアクティビティを教えて下さい。


豚汁 投稿者:のどひこ  投稿日: 1月26日(日)11時55分05秒

ぶた汁(西日本、北海道)・とん汁(東日本)
というのを発見(1月25日日経朝刊)。「NHK放送文化研究所の塩田雄大研究員によると」とあります。


Ancient History Seminar頌 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)09時57分38秒

月曜日にセミナーで友人の報告を聴く。ちょび髭のコスタス・ヴラッ
ソプロス君曰く、古代ギリシアの経済を考える際に、世界システム
論が必要であると。少なくとも地中海世界を視野に入れ、相互依存
に着目しない限りは、話が見えて来ない、とのことである。

従来の古代資本主義論争の問題点を浮き彫りにし、その解決方法を
提示しようとする行論は、まずは手堅い。理念型を持ち出すヴェー
バー、フィンリー及びその影響下にある人々に対する批判としては、
頗る説得力がある。しかし、どこが新しいのか。

聴衆も同様の疑問を抱いたらしい。様々な角度からコスタス君に質
問をぶっつける。君の言いたいことが今一つ見えてこないんだけど。
要約すれば、この一語に尽きるところを、手を変え品を変え、自分
の問題関心や領域に沿って問を立てて行く。その道の大家と呼ぶべ
きガ教授は、やはり際立って冴えている。イギリス人らしく、皮肉
たっぷりの質問には、正直なところ凄みすら感じた。

行き着いたところは「ああ、つまり現在イングランドで行われてい
る手法で、ギリシア世界を考えなくてはダメなのね」。イギリス人
はそう思ったことに違いない。散会時の立ち居振る舞い、表情や言
動の至るところに、感想が滲み出る。コスタス君は大役を務めた安
堵の中、聴衆の不可思議な反応にやや憮然とした表情を浮かべてい
る。「乃公の研究の意義が伝わっていないのか」。

元来、同君はギリシア国史に通暁し、その功罪に極めて敏感である。
一方で西欧の古典学をそつなく消化し、古典的な研究、人文諸学の
最先端にも抜かりなく目配りをしている。そのコスタス君がいまさ
らのように「常識」を持ち出したのは、恐らくギリシア国内の思潮
を抜きにして解することは出来ないのであろう。

自分たちは古代ギリシアの後裔である。然るに、ビザンツ帝国消滅
以後、ルネッサンスのヨーロッパが後裔を名乗り始め、物心両面で
その遺産を略取している。古代ギリシアをわが掌中に取り返さねば
ならぬ。そんな鬱屈した思いを、現代ギリシアの端々に感じる。オ
スマン帝国時代、ビザンツ帝国時代を見る眼差しは、明らかに歪ん
でいる。古代ギリシアを見る眼差しにも増して歪み、鬱屈している。

コスタス君は、こうしたあからさまなイデオロギー空間を再構築し
ようとしているのではないか。ギリシア人のねじけた自己認識を鍛
え直そうとしているのではないか。今も昔も、ギリシア語を話す人々
は世界中に散り、現地に同化し、或いは現地を同化してきた。その
単純な事実を、単純な事実として受け止められる、強靱な自己認識
を生み出そうとしているのではないか。

日頃の彼を知る不佞は、時代遅れのギリシアから来た田舎者が、己
の無知をさらけ出したのだとは思わない。同君はあまりにも才気煥
発である。ギリシア国内の古典学史、ギリシア社会の明暗を正面か
ら受け止める御仁が、真摯な提言をしているのだと確信している。
同君の才気煥発は、そう確信するに足る。

「なんだ結局世界システム論か」といった風情のイギリス人も、似
たり寄ったりの想いを懐いたようである。常識の追認に終始した報
告に過ぎなければ、あれほど真剣な質疑応答はあり得まい。自分た
ちの常識が、必ずしも世界の常識ではないということ、とりわけギ
リシアにはギリシアの事情があるのだろうということ、そんな手応
えを感じていたのではなかろうか。

他国の学術研究を評価するのは、洵に難しいものである。


補論 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)06時29分00秒

−正月二十三日、元夏迪−
scripsi> #やるなぁ、ブリも。

ブリ=British people

判りにくい脳内ジャルゴンを使い、失礼致しました。


嵐は終了 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)06時02分48秒

玲子さん、よう御越し。とんでも系、大歓迎ですよ。

−正月二十一日、玲子さん−
scripsisti> ケンブリッジからキングスクロス行きの片道切符(水
scripsisti> 曜日まで有効)が私の手元に残っています。これ、何
scripsisti> かに使えないかな?

結局どうなさいました。ダフ屋かなにか、あればいいんですけど。

−正月二十三日、玲子@倫敦さん−
scripsisti> 今日女性セブンの最新号をゲットしました。武田久美
scripsisti> 子の妊娠ヌードと出産記がメイン記事だよ。次回のお
scripsisti> 土産は、女性セブン、ケンブリッジで待っていてね。

不佞も横からチラッチラッと拝見しても宜しいでしょうか。

先日は文春、有難うございました。隅から隅まで、舐めるように読
ませて戴きました。半日は潰れましたかね。昔は「ブンバル」なん
て(←誌名の部分は他と交換可能)、一体何が面白いのか、と思っ
たりしたものですが、面白いですねー。それだけ小父さんになった
ということでしょうか(苦笑)。

ヒロチさん、よう御越し。

−正月二十一日、ヒロチさん−
scripsisti> 部屋が空き巣に荒らされていました。でも、あまり驚
scripsisti> きませんでした。ピソが火事で焼けて失くなっていた
scripsisti> らどうしようかと最悪の事態を想定しながらマドリー
scripsisti> ドに戻ってきたので、「ま、これならいいか」と思え
scripsisti> たのでした。

とんだ災難でしたね。御愁傷様です。↑こんな風に思えるような民
情というか、外国人の扱いというか、そっちの方も哀しいですね。
情けない話です。

当地でも盗難の話はよく聞きます。ヨーロッパに来て思うのは、乞
食と泥棒が矢鱈と多いということです。今の日本ではちょっと考え
られません。お互い気をつけたいものです。


の続き。 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)06時01分33秒

針鼠さん、よう御越し。

−正月十八日、針鼠さん−
scripsisti> テレビ東京で「レディス4」見てたほうがよいです。

では不佞は「フィンガー五」。

scripsisti> いつものように総武線ガード下のパン屋兼喫茶店ロワ
scripsisti> ンヌで休もうと思ったら、ない。潰れて変な和食レス
scripsisti> トランになってる。アイスコーヒーのかわりにさば定
scripsisti> 食やら天麩羅やら何やらがショーケースに出ている。

それは残念でしたね。そこを敢えて店に入り、「珈琲。」と言って
悠然と振る舞ってみせるのもいいんじゃないですか。「序でに、あ
んみつも頼む。」というと、ますます株が上がります。

scripsisti> O tempore! (口語訳:時のうつりかわりは無情なも
scripsisti> のだ。ついこの間まではアイスコーヒーを売ってい
scripsisti> た店も今では天麩羅屋に変わってしまった。)

惜しい。ややこしいのですが、感嘆詞のオーの用法には二つあるん
ですよ。お書きのように「テンポレ」(呼格)と使うと「ああもし
もし、時(テンプス)さん」。「口語訳」のようにする場合には、
対格乃至は主格と一緒に使わねばなりません。「ひどい時代だよ、
全く」ならば(自信はありませんけど)、「テンプス」は複数にす
る方がよいと思います。だから、その対格「テンポラ」(主格も同
形)と「オー」を繋げ、O tempora! となりますかね。ま、一文字
違いなんですが。

#最近読んでいないラテン語で講釈垂れると、ボロが出そう……。

scripsisti> 亀戸のドトールは椅子がよいことが分かった。

不佞はドトールを応援しています。「スタバ」もいいんですが、ど
うもドトールに肩入れしたくなりますね。「ス」のオーナーが熱狂
的なシオニストだ、という事情が、気持の上で負担になっているの
かも知れないな、と。いや、単に世間が「お洒落スポット」扱いし
ているのが、むさいオッサンとしてはナニかな、と。

−正月二十日、針鼠さん−
scripsisti> 井の頭公園前のドナテルロは一度だけ行ったことがあ
scripsisti> ります。

あそこ、アイス高いよね。何となく感じがよいので、入ってしまう
んだけれど。

scripsisti> 「これより上の階に行かれる方はお名前ご住所をお願
scripsisti> いします」と目をくわっと見開いたデパガの人に言わ
scripsisti> れてしまい、脱兎のごとく逃げ出したのを覚えていま
scripsisti> す。

公安かも知れません。何かしました?(笑)。

#しかしなんで家具屋でそんなことを訊くのだろうか……。


とりとめのないお話。 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)06時00分01秒

鷺江人さん、よう御越し。投稿有難うございます。

とても美味しそうです。涎が出ます。しかしちょっと警戒もしてい
ます。中国では大分食事に裏切られましたからね。拉麺、刀削麺、
ラグマン(皿饂飩)……。ぜーんぶ「なんじゃこりゃあッ」。

昔々、どこかのテレビ局で「フランキー堺、ラーメンの源流を尋ね
て中国四千年の旅」とかいう番組があって、結局新疆ウイグル自治
区は烏魯木齊(ウルムチ)に辿り着くというトンデモをやっており
まして。テーマソングが加藤登紀子だったりしまして。それ見てか
ら、中国のラーメンという奴には憧れ半分、胡散臭さ半分であった
訳で。それがどうしたってことはないのですが、こう、なんとなく
イヤーなものがありまして。で、これまでのところは全て失望に終
わっているのでして。次回、沙茶麺では、なんとか雪辱を果たした
いと思っておる次第であります。

#不佞の怨念が伝わりましたでしょうか、この文体で。

本当のところ、お味の方はどんなものなんでしょうか。ここでこっ
そりと教えて下さい。

てっちゃん、よう御越し。

−正月十三日、てっちゃん−
scripsisti> いやいや、「あかふくー」と叫ばれていらっしゃった
scripsisti> 様で。体から新年パワーが抜けて行くのを感じました
scripsisti> よ(笑)

久振りに大爆笑いたしました。笑い初めというのでしょうか。有難
うございます。蛇足ながら、不佞も赤福が大の好物ですから。いえ、
他意はないんですよ、他意は。

しかし「新年パワーが抜けて行く」……。秀逸です。ツボにはまっ
てしまいました。

zhu2nei4さん、よう御越し。今年もよろしく。

−正月十五日、zhu2nei4さん−
scripsisti> 安田成美の歌声が耳元で聞こえるぅ。

御世辞にも巧いとは言えませんでしたねぇ、あれは(苦笑)。イメ
ージギャルでしたっけ? 安田女史。どんなイメージなんでしょう
ね。

−正月二十一日、zhu2nei4さん−
scripsisti> そのむかし、地下鉄千代田線の工事中に、不忍池の底
scripsisti> が抜けてしまったことがあったとか。翌日には穴をふ
scripsisti> さいで復旧したそうですが。

凄いもんですね。いや、凄い。底が抜けるのも、それを塞ぐのも。

まことさん、よう御越し。正月は日本でしたか。

−正月二十一日、まことさん−
scripsisti> 元夏迪師匠。中世における「死体と付き合う法」、大
scripsisti> 変興味があります。どうかご教示下さい(笑)。

猟奇的な話ではありませんよ。それに論文の中でちらりと出てくる
だけです。それでも「ニオイがなんとかかんとか」などとあって、
鬱陶しいのではありますが。

Williams, Howard,Death, Memory and Time: A Consideration of
the Mortuary Practice at Sutton Hoo', in: Humphrey, C./Ormrod,
W. M., edd., Time in the Medieval World, York: York Medieval
Press, 2001, 35-71


です。ほとんどがサットン・フーの遺構の話ですが、気が向いたら
御覧下さい。

scripsisti> 氏にはぜひ『家畜人ヤプー』をアニメ化して、全世界
scripsisti> の度肝を抜いて欲しいところですが(笑)。

ディズニーでは如何でしょう。『パールハーバー』の前例もありま
すし、何だかんだ言っても日本で受けるのではないでしょうか。で
もまあ、ドイツとの兼ね合いもありますし、穏やかではありません
かね。


○○○クサイ話 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)05時56分56秒

愚妻さん、解説をしてくれて有難う。

−正月十二日、愚妻さん−
scripsisti> おまえフリチ○やっちゅーねん。と突っ込みもせずに
scripsisti> オヤジ(オデュッセウス)の長い、しかも偉そうな説
scripsisti> 教を黙って聞いてあげるあたりが、宮崎氏の気に入っ
scripsisti> たのかどうかは明らかではない。

なるほど。ところで、一箇所伏せ字がありますね。少し増やしてみ
ましょうか。

おまえフリチ○やっちゅーねん。と突っ込みもせずにオヤジ(オデュ
ッセウス)の長い、しかも○そうな○○を黙って○○てあげるあた
りが、宮崎氏の気に入ったのかどうかは明らかではない。


ちょっと雰囲気が変わりました。

そうだ、「えばんげりおん」でしたか、ぷちさんが解説を御所望の
事項が一つ漏れていましたね。不佞が代わって。これ、ギリシア語
で「吉報」を意味する「エウアンゲリオン」です。ラテン語に転写
する際には「エウァンゲリウム」となります。綴りはevangelium.
その語尾をギリシア語風にして転写したのが「エヴァンゲリオン」
なんでしょう(「エバンゲリオン」でしたっけ?)。

#現代ギリシア語では「エヴァンイェーリォ」となります。

本朝では「福音」等と訳すのが普通です。御存知、耶蘇教学の根本
思想を伝える経典に冠する言葉です。

英語で「福音」を言う字はゴスペルgospel。これも「吉報」の直訳
です。「よい(god)」「語り(spel)」。ゴードという辺りが「神」
っぽいので、広まったようです。この「語り(スペル)」という部
分は、「綴り」だの「呪い」を意味する英語spellとして残っていま
す。もとは細々と詳細に話すという意味で、そこから一つ一つ文字
を告げ並べたり、相手の特徴を細かく述べて呪う、といった用法が
出て来たのではないでしょうか。

#邦語「いのる」「のろう」「なのる」の「のる」とどこか似たと
#ころがありますね。

知ったクサイことを書きました。


隠遁 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月26日(日)05時55分59秒

ぷちさん、よう御越し。

−正月十日、ぷちさん−
scripsisti> これで私がいまチェックしている一週間のアニメは1
scripsisti> 3本! 時間が足りん・・・やっぱ勉強時間を削るし
scripsisti> かないよな? な?

うーん、アニメを削るしかないよな? な? と思ってしまう不佞
です。或いは、勉強時間を大幅に増やしてみるのも一方ではないで
しょうか。逆転の発想こそが成功の秘訣です(謎)。

山間部に引っ越すのも有効です。その場合「電波が一寸」といえば、
公共放送だけは直ちに塩梅をしてくれるので、日常生活には差し支
えありません。余計な番組はカットできる上に、「ぷちぷちねんど」
のような、コワなプログラムは逃しません。

ぷちさん隠遁計画、ここに堂々完成。

scripsisti> いろいろ「接待」して下さっておられるのにはいつも
scripsisti> 恐縮しております。

ああ、お気になさらず。不佞は書きたいことを書いて、毒電波を垂
れ流しているだけですので。

−正月十九日、ぷちさん−
scripsisti> ども。弁論の会が終わったのでやってまいりました。

随分長いこと顔を出していないので、最早浦島太郎です。脳髄の奥
が痺れてくるような、あの濃密な精読の時間が懐かしい……。そい
う機会がないもんで。勿論「ヘーロドトス第五巻」等と銘打った、
こゆいセミナー(学会?)が組織されたりして、それに顔を出した
りもしてはいるのですが、如何せん語学的なものに乏しい。

その代わりに、というか、こちらに来てみて、脳の一部が英語化す
るようになって判ったこともあります。

注釈書などに時たま見える、奇天烈な句法読解。あれは、英語脳の
持ち主の場合、そう考えなくては、ギリシア語を理解出来ないのだ、
ということです。文法書の奇妙な記述もまた、然り。同じ印欧語で
も、ゲルマン語やロマンス語で差が出てくるのでしょう。これは現
代ギリシア人の古代ギリシア語理解にも当て嵌まりますし、実は彼
らの英語理解にもそのまま言えることです。

日本語脳のギリシア語理解の特徴を、長所短所含めて考えるべき時
節が、早晩訪れるかも知れません。

#多分今世紀中に。

−正月二十三日、ぷちさん−
scripsisti> 千葉テレビよりも埼玉テレビのほうが放映が早いそう
scripsisti> です。悔しい。

ぷちさん埼玉移住計画、ここに堂々完成。

scripsisti> ちなみに「クレしん」は元氏がお気に入りです。

それは機密事項です。


そうそう 投稿者:愚妻  投稿日: 1月24日(金)22時41分08秒

玲子さま
もう一つ忘れていました。
Oxford Collocations: dictionary for students of English, OUP 2002.
話に出た、便利な書物です。使いたい単語と相性のいい動詞・形容詞・名詞などが用例と共に挙がっています。英語ができなくても文章が書けてしまいそうな、夢のような本です。

って私は買ったばかりで効果のほどは不明なんだけどね。ちょっとは英語がマシになるといいなあ。出たばかりだから本屋でヒラ積みになってるところも多いのでは。良かったら見てみて。日本語版も出ないかな……。


いも 投稿者:愚妻薫  投稿日: 1月24日(金)22時03分42秒

玲子さま、
先日、キングスカレッジの礼拝にまで持ち込んだ薩摩芋、出すのを忘れてしまったよ。ごめん。外見は日本の薩摩芋みたいでしたが、中身は色が薄くて馬鈴薯みたい。味の方は、イギリスのスウィート・ポテイトゥと薩摩芋の中間くらいです。ちょっとがっかりだけど、これはこれで美味しい。

昨日銀行で凄まじく待たされた間、Helloも鑑賞。ベッカム婦人が子泣き爺の前掛けのような服というか布きれを纏ってエルトンジョンのお家に遊びに行くところが出てました。横からオッパイが見えてた。カラー写真が豊富で驚き。女性セブンも楽しみにしてます。玲子っておじさん趣味だけではなくおばさん趣味もあったんだね。見直した。


あ、補足です 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月23日(木)11時57分52秒

玲子さん、よう御越し。先日は遠路遙々御足労戴き、有難うござい
ました。

という書き込みから御判り戴けるかと存じますが、不佞儀、元夏迪
(げんかてき)はアノ人物であります。↓のようなエラソーな告知
なんぞをするのも、元夏迪が当掲示板を含む、夕霞堂網站の管理者
だからです。御承知置き下さい。

scripsisti> DENKAっていうコピー屋さん

……。

#やるなぁ、ブリも。


へくちく 投稿者:元夏迪  投稿日: 1月23日(木)11時42分33秒

ここ数日、一寸バタバタしていて、まともな書き込みの出来ない状
態が続いています。申し訳ございません。週末までには何か書けれ
ばと思っています。

【重要】メンテナンスのお知らせ
以下の時間帯でメンテナンスを行います。このため、Tripod上に
ある全ユーザ様のページがアクセスできなくなります。ご迷惑をお
かけいたしますが、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上
げます。

128日(火)午前4時から午前8時まで


との通達が届いております。この時間に御越し戴いている皆様には
御迷惑をお掛けいたしますが、何卒御憐察の程を。


次回のお土産 投稿者:玲子@倫敦  投稿日: 1月23日(木)09時27分50秒

愚妻薫ちゃん

今日女性セブンの最新号をゲットしました。
武田久美子の妊娠ヌードと出産記がメイン記事だよ。
次回のお土産は、女性セブン、ケンブリッジで待っていてね。

イギリスの芸能雑誌ならHELLOが一番いいと思うよ。
今回はPosh(Victoria Beckham)の特集だったし、不気味に詳細に
こっているのも素敵。

あのね、今日学校の近くでDENKAっていうコピー屋さんを見つけました。

玲子@倫敦


いっつたいむあいわあすりいぴんぐ 投稿者:ぷち  投稿日: 1月23日(木)03時32分53秒

「すとらとす4」は千葉テレビよりも埼玉テレビのほうが放映が早いそうです。悔しい。

針鼠どん
不忍池に雁がいたんですか。いまはいませんよね。
全く関係ありませんが、今日も我が家の椿の蜜を吸いにヒヨドリがやってきました。
すぐ横の室内で私が仕事しているのに、まるで意に介さないようです。ヒヨドリLOVE。

zhu2nei4さま
池の底が抜ける!なんとも想像を絶する話ですね。風呂桶じゃないんだから・・・。
そういえば不忍池には底にポンプがついていて、池の水を攪拌しているそうです。
だから湧き水がなくても水質悪化が進まない、と看板に誇らしげに掲示されているのですが、
それを自慢するのって何か間違っている気がするのですけどね。

ヒロチどん
またまた災難で、なんと申し上げたらよいのか、言葉に困ってしまいます。
アニメの件ですが、残念ながらいわゆる萌えアニメは海外では放映されることはほぼ皆無なので
アニオタにとっては嬉しくありません。「セラムン」も三石様が声優だったから(以下5行略)。
ちなみに「クレしん」は元氏がお気に入りです。


一筆箋/御歸り/御問合

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