一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十四年十一月十一日第六百九十一号
平成十四年十一月二十二日第七百二十号

雨乞い 投稿者:zhu2nei4  投稿日:11月22日(金)00時47分00秒

 ネットワークの不具合が解消したみたいですね。よかったよかった。

 結局その後も少雨には変わりなくて、隣の松山ではダムの貯水率が50パーセ
ントを割り込んでいて、減圧給水でしのいでいますが、時間断水も目前。そもそ
も雨の少ない瀬戸内側に四国最大の人口50万人に垂んとする都市が形成され
て、その主水源に三十年前に出来たダム一つしかないのが間違いなんですが。し
かも諸々の事情で水源が大幅に増える見込みがないと来ている。

 その昔、甲骨文の時代ですが、いよいよ水がないとなった時には、王自らが露
天で身を焼く雨乞いをやったそうです。つまりは人身犠牲ですな。まだ天命を享
けている王ならば、天が惜しんで雨を降らせてくれるだろう、そうでなければ、
雨も降らせられない役立たずな王は、そのまま焼いてしまって新しい王を立て
る、と。今の愛媛知事がこれをやったなら、教科書選択に余計な口を出したこと
をチャラにしてやらなくもないんだけど。でも、順序からすれば松山市長が先で
すか。

 文言は正確には覚えてないんですけど、司馬遼か陳舜臣が、中東地域で苛烈な
神を戴く一神教が多く成立したのは、自然条件の過酷さと、景観として圧倒的な
「天」の存在感があったからではないか、と言ってました。確かに、あの辺の岩
石沙漠の中の一本道では、乗っている自動車と道路以外、人の気配が全くなかっ
たりすることがありました。そんな中に古代人が暮らしていれば、自ずと天にひ
れ伏して祈りたくなろうというものです。中央アジアも似たようなものでしょう
し。

 いつだったかここで話しの出た、平凡・陳淑芬夫妻の作品展示会を、近くの大
型スーパー(割と手広くローカル展開している地元資本)でやってました。どこ
かで見たことのある絵だと思ったら、香港・台湾で出ている本の表紙絵で見たも
のだったようです。さすがに作品にはちょいと手が出ませんで、『瞳』と題され
たポスターを戴いてきました。藤原紀香を、も少しあどけなくした風。


昨日はこんな日 投稿者:元夏迪  投稿日:11月21日(木)13時08分43秒

バクストン氏の講演を聞く。書物で得た通りの印象。高名な碑文学
者、マッティンリ翁が終始居眠りをしていて、実に趣深い。その後
知人宅で現代ギリシア語の稽古。ディミトリス・ハジス『帰郷』。

で、朝四時になってしまった。そろそろ就寝。


ラテン語、読んでないなぁ 投稿者:元夏迪  投稿日:11月20日(水)03時18分27秒

まことさん、よう御越し。早速の御報告、痛み入ります。

−昨日−
scripsisti> 「空耳アワー」の動画で、日々、日本語力を鍛えてお
scripsisti> ります(笑)。

さぞや鍛えられるでしょうナー。英語の空耳なら、不佞も負けては
いませんぞ。言いましたっけ、下にも書いたニール先生と初めて会っ
た時、先生のfirst of all(「まず第一にね」)が「フェスティバル」
に聞こえて、チンプンカンプンだったって。ま、ここだけのヒミツ
にしておいて下さい。

scripsisti> 本当は私はケンブリッジに行きたかったのかも知れま
scripsisti> せん(笑)。

大丈夫、そう言う御仁ならば「ケイーンブリジ」とかのたまわる筈
ですから(ニヤリ)。

scripsisti>"Il faut que vous sachiez"と大家さんに説教されたこと
scripsisti> があります(笑)。

接続法の形が思い出せない場合、どうするんですか(笑)。英語な
ら不定法を使ったり、それっぽい助動詞を貼り付けてオシマイ、と
逃げを打つことが出来るけど。

#思い出せるようになるまで稽古、かな?


大家さんでも「ヴ(御手前)」呼ばわりなんですね。「テュ(アン
タ)」って、どんな場合に使うんだろう。

英語は二人称の単数、複数の形は同じだし、それで敬意に差が出る
訳でもないので楽ですが。自分のことを「ウィー」とか言ったら、
シレモノ扱いですけどね。ヒロチさんのところではどうなんでしょ
う。

scripsisti> カッコ内は典拠です。略語は古代史の専門家には自明
scripsisti> なんでしょうか?

はい、一応。で、網上で読みに行ったんですが、カエサルの『内乱
記』(と訳すのだろうか……Commentarii de Bello Civili)の該当個所
は見当たりませんでした。章節番号が違うのでしょうか。ポンポー
ニウス・メラ『地誌(?De Chorographia)』第三巻十五節には、

a Pyrenaeo ad Garunnam Aquitani, ab eo ad Sequanam Celtae, inde ad
Rhenum pertinent Belgae. Aquitanorum clarissimi sunt Ausci, Celtarum
Haedui, Belgarum Treveri, urbesque opulentissimae in Treveris Augusta,
in Haeduis Augustodunum, in Auscis Eliumberrum.


「ピューレーネー(ピレネー山脈)からガルンナ(ガロンヌ)川ま
での土地にはアクィターニー族、そこからセークァナ(セーヌ)川
にはケルタエ族、ここからレーヌス(ライン)川にベルガエ族がい
る。アクィターニー族で最も高名なのはアウスキー氏族で、ケルタ
エではハエドゥイー氏族、ベルガエはトレウェリー氏族である。ト
レウェリーで一番富裕な城邑はアウグスタ(トリアー)、ハエドゥ
イーではアウグストドヌム(オータン、でいいのかな?)、アウス
キーではエリウンベッルムである」。

部族で一番有名な氏族の、最も繁華な都邑だったんですね。ストラ
ボーンの第四巻第二章第二節に「ローマ人はアキュイターノイ族の
一部に対して、アウスキオイやコーノウネアイ同様、ラテン権を附
与している」とあり、確かに「アウスキオイ(アウスキー)」の名
が見えています。片言隻句、断簡零墨、寥々たる史料であれこれ推
測を繞らせねばならないのですね。

#メラの記述が、殆どストラボーンの翻訳だったのには吃驚。


amico beatarum 投稿者:元夏迪  投稿日:11月20日(水)01時46分36秒

結局昨日は霧深いまま終わりました。夕方牛津大学の講師の報告を
聴きに学部へ行った頃には(午後五時頃)、もう一面真っ白で、し
かも夜で真っ暗で(なんじゃそりゃ)、そこに橙色のフォッグラン
プが点っている様は、如何にもイングランドといった光景でした。
息を吸い込むたびに、霧が肺臓を冷たく湿らせ、如何にも体に悪そ
うです。ノルマン公グィレルムスも征服してから後悔したことでしょ
う。

ひろちさん、よう御越し。

−十月十四日−
scripsisti> みなさん、徹底的に調べてみたけど結局わからなかっ
scripsisti> たっていうこと、ないかい?

研究とは関係のない話でアレなんですけど(笑)、先月の通信故障
はその手のものでした。治ったからいいようなものの、気持ち悪さ
は否めません。

#同じルーターを使っている人が、巨大なファイルを動かして回線
#を塞いでいただけかも知れませんが。

scripsisti> かつてベアータは、経済的貧困のために結婚すること
scripsisti> も修道女になることもできない女性がなる身分だと考
scripsisti> えられてきましたが、ごく最近の研究では、経済的余
scripsisti> 裕があるのにもかかわらず、この身分を選んだ女性が
scripsisti> 少なからずいたことがわかってきました。

これ、面白いですね。当地のコレッジの中にも、貴婦人の寄進を受
けて建立されたものがありますが、そこに掛けられた肖像画を見る
と、リッチな筈の貴婦人がビンボ臭い。わざと貧相に描いたとしか
思えません。一頃もてはやされた「清貧」ではありませんが、当時
のスペインにもこれと似通った風潮があったのではないでしょうか。

その風潮のよって来るところは、政治、経済、社会の様々な要因で
説明することになるのでしょう。当時のスペインを覆った耶蘇教思
潮にも立ち入って考える必要も出て来そうですね。ベアータにはな
らなかったけれども、その予備軍は後半に存在していたでしょうか
ら、ベアータ関連以外の文書を繙かねばなりませんし、「流行」と
いう社会現象そのものにメスを入れる訳ですから、一筋縄では行か
ないでしょうが、その成果を拝読する日を楽しみにしております。
折々の進捗状況も御報せ戴ければ幸いです。

scripsisti> これをやり終えたところで、ベアータに関して何かわ
scripsisti> かるという保証もないし、かなりリスクがあるなあと、
scripsisti> ちょっと不安になってます。やっていることの方向性
scripsisti> に関しては自信があっても、それに見合う情報が残っ
scripsisti> ているとは限らないからです。

文書を整理して、資料集に纏めるだけでも、偉業だと思いますよ。
と言うか、妙な論文を十本書くよりも、遙かに重要な仕事だと思い
ます。頑張って下さい!


ご報告 投稿者:まこと  投稿日:11月18日(月)19時04分38秒

元夏迪師匠、ご無沙汰いたしておりました。


> 最近、日本語健忘症の具合は如何ですか(笑)。

留学生仲間から回ってきた、「空耳アワー」の動画で、
日々、日本語力を鍛えております(笑)。活字に関しては、
夏に一時帰国した際に送ったダンボールひと箱分の本が届き、
通学のバスの中でちょくちょく読んでおります。
最近読んだ中では、丸谷才一編『ロンドンで本を読む』が
秀逸でした。他にエッセイ集では、林望『書藪巡歴』と
土屋賢二『哲学者かく笑えり』が共にケンブリッジ滞在記を
載せていて楽しめました。そう言えば、藤原正彦『遥かなり
ケンブリッジ』も留学前に読んだ覚えがあります。
本当は私はケンブリッジに行きたかったのかも知れません(笑)。


> 「オポジシオン」一語の持つ含蓄に、現代ラテン語ガッリア
> 方言の面目躍如たるものを感じます。

"opposition"なんて、法廷でしか使わないかと思っていましたが、
さにあらず。"デモmanifestation"と"ストライキgreve"が三度の飯より
好きな(?)、現代ガッリア人らしいです。

> 斜体字の部分を見て、ああ、本当に接続法を使うんだなーって思っ
> てしまいました。

"Il faut que 〜"の構文では良く使われますね。お風呂の使い方について、
"Il faut que vous sachiez 〜"と大家さんに説教されたことがあります(笑)。


"Auch"の語源:
「Auscii族の町」という程度の意味らしいです。で、肝心のAusciiについては、
諸説あってはっきりしません。「語源」と書いておきながら、羊頭狗肉で
甚だ恐縮なのですが、実はBurdegala ( Bordeaux )の語源すら判っていないのです。
これだけだと、子供のお使いですので(笑)、以下に地名の変遷を略述します
(カッコ内は典拠です。略語は古代史の専門家には自明なんでしょうか?)。
最初にCaesarが( BC, III, 27 )、次いでStrabonが( IV, 2, 2 C 190)、
"Auscii"族に言及しています。彼らの町については、Pomponius Melaが
"Auscis Elimberrum"と呼んでいます(III, 2, 20)。
ちなみに、"Elimberrum"は「新町」という意味とのこと。
Ptolemaeusによれば( II, 7, 11)、その後、"Augusta"と改称したらしいのですが、
Ammianus Marcellinusの頃には(XV, 11, 14)、"civitas Ausciorum"
と呼ばれることになったとか。


今日はこんな日 投稿者:元夏迪  投稿日:11月18日(月)16時17分01秒

夜が明けたら凄い霧。七時を回ったのでそろそろ就寝。ギリシア語
を読んだ後に英語を読んだせいか、頭がフワフワする。言語によっ
て使う脳の場所が違うような気がする。フワフワはこのためだろう
か。

起床時には霧が晴れているとよいのだけれど。


ニヤリ 投稿者:元夏迪  投稿日:11月18日(月)11時07分21秒

へちおセンセぃ

scripsisiti> ジェイコブの AA はないんですか?

さあ、どうでしょうか。どこかで見かけたような気もしますが。

scripsisiti> この種のことは妙に覚えているものですね

不佞にとって「リアル」な「何ものか」ものですから(←評論家風)。

scripsisiti> ホットケーキミックスのような粉

うーん、判りませんね。粉も自前なもんで。今度スーパー「センズ
ベリ」で見てきます。


(昭和天皇風に) 投稿者:愚妻  投稿日:11月18日(月)06時32分55秒

てっちゃんさん、
> ←わかった!!

わかって、くれて、
ありが、トぅ。


ホマイリー! 投稿者:へちお  投稿日:11月18日(月)04時25分49秒

> 元センセ

いきなり振られて吃驚でス.ジェイコブの AA はないんですか?
# それにしても,この種のことは妙に覚えているものですね

ホットケーキの修行中だそうで.
そちらではホットケーキミックスのような粉は市販されているのでしょうか?


起きているのか! 投稿者:元夏迪  投稿日:11月18日(月)03時42分53秒

若しくは「書いているのか!」でしょうか、ぷちさん。

scripsisti> 「古代ギリシア語で地中海って何ていうの?」

確かに特別な呼称はないようですね。「タラッサ」「ペラゴス」等、
「海」を表す語がそのまま「地中海」と呼ばれる水域を意味します。

#当地でも「ザ・リバー」と言えばケム川を指します。

現代語では「イ・メソイオス」と呼ぶみたいです。古代語風に転写
すれば「ヘー・メソゲイオス」。強いて使うなら、これでしょうか
ね。

「メソゲイオス・メソガイオス」というギリシア語、これにあたる
ラテン語「メディテッラーネウス」は、ともに「内陸の」を意味す
る字ですが(文字通り「地中」)、これを海の形容詞にする辺りに、
古人の洒落っ気を感じます。

でも、実際の古代人は「タラッサ」だの「マレ・ノストルム(「我
らの海」というラテン語)を使っていたので、このセンスの良さは
中世人のものかも知れません。

#中世人が「陸に囲まれているから地中海」と機械的に呼んだだけ、
#という偏見もチラと頭をかすめますが。

何はともあれ、ぷちさん、無理は禁物ですよ。


なんで俺はこんな時間に 投稿者:ぷち  投稿日:11月18日(月)03時14分46秒

眠いので過去ログも読まずに言いたいことだけ。

おととい大学の図書館で勉強していたら、となりの席に座っていた中国人留学生が
私のギリシア語の辞書(めちゃくちゃでっかい)を見て
興味をそそられたらしく、ちょっと話し掛けてきました。

で、別れ際に
「古代ギリシア語で地中海って何ていうの?」

これには困りました・・・「黒海」とか「エーゲ海」はわかるけど。
「ギリシア人は海といえば地中海のことでしたから、そんな呼び名ないと思いますよ」
と言ったら、納得いかねぇ、というような顔をして去っていきました。

やっぱ、素人さんの視点って、バカにできないもんですね。
こんなこと考えたこともなかったっす。でわ。


二ヶ月振りでしたっけ、 投稿者:元夏迪  投稿日:11月18日(月)02時14分59秒

zhu2nei4さん、よう御越し。そろそろ今年も残り僅かですか、予州
の晩秋はどんな塩梅でしょうか。

−九月十七日−
scripsisti> 降れ降れもっと降れ・・・愛媛県北条市で宵の口から
scripsisti> 降り始めた雨は、その後も止むことなく、しとしとと
scripsisti> 降り続いています。これで山の方の水は大丈夫そう。
scripsisti> やれやれ。

今更ながらではありますが、良かった良かった。こればっかりは人
力ではどうしようもありませんしね(一部共産国ではそれなりの措
置を講じている、と称しておりますが)。雨は天の気分次第→天神
崇拝→遊牧民のテングリ崇拝/一神教、というルートを辿らなかっ
たのは、やはり本朝の気候が温和で、適度に雨が降るからでしょう
か。精々修験道どまりですもんね。

雨乞いといえば、中国映画『黄色い大地』のラストシーンが思い出
されます。不思議な装束に身を包んだ村人が、全員で奉納太鼓を打
ち出しながら、乱舞する。その奔流に抗って、洟垂れ小僧が画面に
向かって駆け出す。その行き先には、文明開化を齎す共産党員、ク
(葛?漢字を失念)青年の姿……。主演女優薛白(せつはく、シュ
エパイ)のあどけない演技に好感を覚えたものでした。

−十月十八日−
scripsisti> 『蘇州河』
scripsisti> 元夏迪さん、その映画、確か見た覚えがあります。バ
scripsisti> イクを持っているので「馬達」と呼ばれる青年と、ナ
scripsisti> イトクラブの水槽に、人魚の扮装をして浸かっている
scripsisti> 小娘の話でしたっけ?

そうです、それ。流石に御覧になっていましたか(半分期待して振っ
てみたのです)。

scripsisti> ああいう手持ちカメラを多用して揺れまくっている画
scripsisti> 面というのは結構見ますけど、ちゃんと決まっていれ
scripsisti> ば仲々効果的なんですが、この映画ではあまり決まっ
scripsisti> ていないように思いました。

なるほど、そういう見方もありますか。不佞は(監督の意図はとも
かく)手持ちでユラユラしている画像が「あまり決まっていない」
ところに、味があるのではないか、と思って眺めました(そして気
持悪くなった)。そのヘタウマな撮影が、作中「ビデオグラファー」
などと気取っている撮影者の個性を描写する小道具に使われている
のかな、と。考えすぎですかね。

この手の手法を用いた大陸映画、台湾映画、他にどんなものがあり
ましょうか。

scripsisti> 人魚娘は周迅といって、確か今、大陸中国で「四大名
scripsisti> 旦」とか呼ばれている人気女優のうちの一人らしいで
scripsisti> す。

安達裕美(漢字は「?」)にそっくりでしたね。馬達(マーター)
訳は緒方直人(同上)似。どちらも食い足りない気がしたのは、そ
のせいでしょうか。

先週の木曜日は張芸謀監督の『菊豆』でした。鞏悧(同上)の初々
しさがいいですね。重たい映画ではありますが、これが陳腐な実験
映画にならずに済んだのも、彼女の存在感が一枚噛んでいるのでは
ないでしょうか。

と、素人の下手な感想文を書き連ねてみました。


追伸 投稿者:ホットケーキ  投稿日:11月18日(月)00時34分52秒

ホットケーキなら、なんぼでも焼いて差し上げますよ!


ひひひ 投稿者:元夏迪  投稿日:11月18日(月)00時19分02秒

てっちゃん、よう御越し。

scripsisti> こんな事書いてると、プリンを食べたくなっちゃった。

不佞もプリンは好きです。姑のプリンはうまいです。愚妻さんのプ
リンもうまいです。

おいしいプリンを召しあがれ!

取り急ぎ。


ほほほ 投稿者:てっちゃん  投稿日:11月18日(月)00時01分54秒

>ロンドンで撮った写真を投稿してみました。見てくださいねー。んっまっんっんっ。
???

>元夏迪氏はホットケーキの修行中です。
>人が作ったものって旨いんですよねー。
やっぱり人格が変わってきてると推察。
で、当の本人はホットケーキ修行中ですか?
食べたい!食べたい!食べたい!
こんな事書いてると、プリンを食べたくなっちゃった。

「見てくださいねー。んっまっんっんっ。」←わかった!!
みんなが笑ってるぅ〜♪のサザエさんですね。


こんにちは。 投稿者:愚妻  投稿日:11月17日(日)23時38分48秒

ロンドンで撮った写真を投稿してみました。見てくださいねー。んっまっんっんっ。

元夏迪氏はホットケーキの修行中です。
人が作ったものって旨いんですよねー。


へちおさん、 投稿者:元夏迪  投稿日:11月17日(日)09時19分37秒

これはひょっとして……

  ..,/ ̄ヽ
  .|    |
  |   丿
  | =ヽ= ニヤリ
  | /∪
  | | '=|
  .\   )
.  ` ̄´


今日はこんな日 投稿者:元夏迪  投稿日:11月16日(土)19時16分00秒

所用でこれから倫敦に出ます。

フランス語を教えて下さった荒木昭太郎先生のことを思いだしてお
りました。


とりあえず 投稿者:元夏迪  投稿日:11月16日(土)09時33分00秒

↑に平成十三年(西紀二千一年)分のログを上網しました。


「カよ」続 投稿者:元夏迪  投稿日:11月16日(土)06時16分16秒

scripsisti> とりあえず前期はクセノフォンの『アナバシス』の抜
scripsisti> 粋版を講読する予定。

こちらの方はどうですか。ニール先生と同じ立場ですね。頑張って
下さいよ。

クセノポーン関係の書籍では、最近読んだ、

Dillery, John, Xenophon and the History of His Times,
London: Routledge, 1995.


がお薦めできるかも知れません。

scripsisti> ところで元夏迪さん、ウェールズって漢字でどう書く
scripsisti> んでしょうかね?

えーと「威爾斯」じゃなかったかな?ウェィルスーWei1er3si1て感
じの音です(数字は声調を表します)。

−九月十一日、「畫譜」−
scripsisti> ウェールズの首都カーディフではWelsh Promsがあり
scripsisti> ます。ラスト・ナイトはウェールズのレッド・ドラゴ
scripsisti> ン旗を振りながら、聴衆総立ちで「サクソン人のばか
scripsisti> たれ」というようなウェールズ語の歌の数々を熱唱し
scripsisti> ていました。

投稿有難うございます。この説明を読んで、写真を拝見して、なん
だか哀しくなりました。サクソン人を揶揄しながら、サクソン人の
作り上げた帝国の一翼を担い、スポンサーを務めるHSBCは、その
帝国支配の果実を運用しているようなものです(「上海香港銀行会
社」、本社は旧英領ホンコンから、現在はカリブの方に移されてい
ます)。そうした舞台で「莫迦タレ」を歌ってガス抜きをさせて貰っ
て、……という辺りの悲哀は、御地の方々も当然感じてはいらっしゃ
るのでしょうが。御投稿は、そうした意味で大変貴重なものと拝見
しました。今後とも一つ宜しく。


カンターブリーギアより 投稿者:元夏迪  投稿日:11月16日(土)02時52分05秒

文四郎さん、よう御越し。白鳥海に吹き寄せる潮風も冷たくなって
きたでしょう。カンターブリーギアも曇りがちな日々ですよ。

−九月五日−
scripsisti> かくいう私もノートルダム大聖堂で、情けないかな、
scripsisti> 「掏りに注意!」という貼り紙を読んでいる最中に財
scripsisti> 布を掏られたことがあります。

災難でしたね。寺の前でこれをやられるのは侘びしい。でも寺の前
なればこそ、この手の話も増えるのでしょうか。門前の掏摸、ディ
スペンサーの前のルンペン……

scripsisti> I先生がスウォンジーに来られます。……Neil M先生
scripsisti> にもお会いしてきました。こちらは十日に帰国される
scripsisti> ようです。

御二人ともお変わりありませんでしたか。暫くお目にかかっていま
せん。ニール先生に至っては、下手をすると七、八年になります。

世間とは狭いもので、先日キプロス人君の知人で牛津にいる御仁が
ニ先生と会い、「自分の知人に日本人の知り合いがいる」と告げる
と、先生が「いやー日本語って難しくってね」と仰っていたと聞き
ましたよ。先生、日本の大学で学生相手に日本語で講義をなさって
いるのにこれですから、それを聞いたこちらは、己の英語力の拙さ
が恥ずかしくなりました。

英作文の稽古を受けたことのない不佞にとって、先生の教えて下さっ
たラテン語作文は、その後英文を綴る上でも随分と役に立っていま
す。先生は伝統的な古典語文教育を受けた最後の世代の方だそうで、
そんな方に小人数の教室で(しかも日本で!)手取り足取り教わる
ことが出来たのは、大変な僥倖でした。以上、ラテン語に訳してメ
イルを送っておいて下さい(嘘)。


今日はこんな日 投稿者:元夏迪  投稿日:11月14日(木)23時51分48秒

小春日和という感じ。晴れています。冷たい空気が頬に心地よい。
こんな日が続けばよいのだけれど。


デレデレです 投稿者:元夏迪  投稿日:11月14日(木)12時24分33秒

のどひこさん、よう御越し。

−九月五日−
scripsisti> 写真、みましたよー。つい見とれてしまいました。

「畫譜」に来て呉れたのですね。何かよい写真があったら、次回は
是非投稿してみて下さい。

「おパリ」「お獅子」でネットデビュを果たした件のキャラは、可
愛さ益々鰻登りで困ります(笑)。我が家で一番でかい顔をしてお
りますよ。


旅随想 投稿者:元夏迪  投稿日:11月13日(水)23時32分34秒

のっぽさん、よう御越し。

−九月五日−
scripsisti> 同行者はもちろん、思いがけずいろいろな人に助けら
scripsisti> れ、概ね滞りなく旅してきました。

それは良かったですね。異国での親切は、殊の外身に沁みるもので
す。本朝でも、困っている外国人に小父ちゃんや小母ちゃんが「ど
うしたの」と日本語で話しかけているのに出会します。昔は「言葉
も通じないのに……」等と思ったものですが、(恐らくそれを承知
で)声を掛けている方々には頭の下がる思いです。自分も力になり
たいと思っています。

不佞も中国では色々な人の御厄介になりました。深夜の北京空港で
市内への足を失い、途方に暮れている不佞を助けてくれた方、汽車
で知り合い、そのまま一緒に旅を続けて、大学の同級生の御実家に
泊めてくれた(!)方、敦煌県城から最寄りの駅(ゴビの中をバス
で三時間!)まで送ってあげるよと言ってくれた、中国鉄道部甘粛
省分局の御役人もいました。あろう事かその御仁に「中国の鉄道は
最低ですな」等と捲し立てた不佞に、一々相槌を打ちながら、聞き
流して呉れたのを思い出します。道中猛烈な砂嵐に襲われ、死にか
けたところを、危うく生還出来たのも、氏の機転の御蔭でした。こ
んな調子で書いていくと、まだまだ長くなりそうですし、昨夏、キ
プロスで友人とその御家族に散々御世話になり倒したのも、ここで
以前に御報告したところです。こうした人情に接するのが、旅の醍
醐味なのかも知れません。

scripsisti> ナフプリオンやアラホヴァ等の町のほうが感慨深いも
scripsisti> のがありました。

そんなものですよ(笑)。不佞も今、セサロニキの裏路地に興味が
あります。勉強にはまるで関係がないのですが、友人の手解きで読
むギリシアの掌編に活写される辻々を、一度この目におさめてみた
いと思っているからです。アテネには無論行ってみたいと思います
が、何かこう、外連味のようなものを感じるのではないかと。行く
前から要らぬ心配をしているようなところがあります。行ったら行っ
たで興奮するでしょうが、結局路地をうろつくような気がしますね。

scripsisti> よい気候と素朴ながらもなかなか美味しい食事のせい
scripsisti> も多分にありますが。
scripsisti> MOギリシア料理論争に関しては、O氏に一票投じた
scripsisti> いと思います〜内輪ネタですいません〜)

確かに「ギリシアにうまいものはない」は言い過ぎだとは思います
が、氏の名菜嗜好に照らせば、判らないことともありません。ギリ
シア料理が世に名を馳せる(俗っぽい意味ですが)「名菜」かと言
われれば、違うと思います。いみじくものっぽさんが御指摘のよう
に「素朴」で「おいしい」料理です。本朝の田舎料理がなんぼうま
くても、懐石料理が喧伝されるようには喧伝されないのと同じこと
ではないでしょうか。

ちなみに、当地イングランドの料理はいかなる意味においても(以
下略)。慣れると「そこがいいんだ」となるんでしょうが(苦笑)。

#フィッシュアンドチップスに中毒した不佞……

−十月三日−
scripsisti> 浅草日和になりましたねえ。

行きました?


今日も曇。 投稿者:元夏迪  投稿日:11月13日(水)22時15分41秒

まことさん、よう御越し。最近、日本語健忘症の具合は如何ですか
(笑)。

当方、英語はサッパリ上達しないのに、日本語の方はどんどん出て
来なくなっています。日本語とは構造の違う英語の表現に慣れ、ふ
と「これ日本語でなんて言うんだっけ」等と、はなから答えようの
ない問に苛まれるようになっただけでしょうか。

−九月六日−
scripsisti> Il faut que vous fassiez opposition a la carte volee

フェール・オポジシオン・ア・ラ・カルトで「カードを止める」で
すか。「オポジシオン」一語の持つ含蓄に、現代ラテン語ガッリア
方言の面目躍如たるものを感じます。

斜体字の部分を見て、ああ、本当に接続法を使うんだなーって思っ
てしまいました。見かけ上、英語の接続法はほぼ消滅しているので
(米語にはまだいくらか残存しているようですが)、新鮮です(妙
なところで感心をしています)。

scripsisti> こちらではちょっとビーチに行けば、エマニュエル・
scripsisti> ベアール級のマドモアゼルがトップレスでマグロのよ
scripsisti> うに横たわっていますし、キャンパスに目を向ければ、
scripsisti> ペネロペ・クルス級のエスパニョーラが半裸で闊歩し
scripsisti> ていますので、いささか食傷気味です。

「……級」の「……」部分が判らないのですけど、「マグロ」だの
「半裸で闊歩」だのと、凄まじい光景ですね。この場合の「凄まじ」
は、古語の原義で使っていますので、御注意下さい(笑)。

scripsisti> "Auch"の語源について記述のある文献を発見しまし
scripsisti> た。ご興味があればご報告します。

随分と遅くなりましたが、一つ宜敷御願いします。さっぱり検討が
つきませんです。

−九月二十二日−
scripsisti> 久しぶりに覗いてみたら、なんだか雰囲気が変わって
scripsisti> いるような。AAまで貼ってあるし。「ぞぬ」ですか
scripsisti> ...(笑)。
scripsisti> 自称Censoriusとしては看過できません。師匠これで
scripsisti> 良いのでしょうか?(笑)

良いと思いますよ(微笑)。アスキーアートも好きですし。娑婆っ
気あってのケーンソーリウスではありませんか。


寫眞帖のキリ番 投稿者:元夏迪  投稿日:11月13日(水)04時02分22秒

六千番だった方、おめでとうございました。


昔話三題 投稿者:元夏迪  投稿日:11月13日(水)03時53分46秒

Gustavさん、よう御越し。横レス失礼します(もはや「?」?)。

−九月四日−
scripsisti> この夏「はじめてのパパママ教室」に皆勤した僕は、

おめでとうございます。奥様を労って差し上げて下さい。御無事を
念じています。

scripsisti> 伝継体天皇陵だとか伝藤原鎌足陵だとかを巡る夏を過
scripsisti> ごしています…ってそれらが通勤路にあるので。

今は伝継体天皇陵だとか伝藤原鎌足陵だとかを巡る晩秋をお過ごし
ということになりますか(笑)。陵が傍にあるとなると、だいぶ森
然とした場所にお住まいですね。大織冠の古廟が北摂にあるとは知
りませんでした。

「継体」という諡号を見て「随分と投げ遣りな廟号だなあ」と思っ
てしまいましたが、実際継体帝という御方は、先帝の武烈帝とは、
ほとんど赤の他人だったようですね。武烈の姉妹を迎えたとのこと
ですが、武烈四祖、若野毛二俣王なる仁の四世(現代日本の数え方
だと九親等!)、垂仁八世では如何にも苦しい。辛うじて皇統を嗣
いだから「継体」なんでしょうが。斯くもアクロバティックな践祚
には、当地のウィンザー氏も顔色をなくすに違いありません。いや
はや、調べて吃驚。

scripsisti> 「タチソ(高槻地下倉庫)」

徴用でこんなものまで作っていたんですね。今付近にお住まいの方々
は、その造営に携わったのでしょうか。或いはその御子孫ですかね。
だとすれば、今のうちに御話を伺って、きちんと調査をしておいた
方がよいかも知れません。日本全国、或いは旧帝国版図全域で、記
憶の風化、誇張、歪曲が進行しつつある中、実証可能なうちに実証
作業を積み重ねておかねば、後々ろくな事になりません。

#と言いながら、身の回りの従軍経験者に話を聞く機会を逃し続け、
#気がつけば誰もいなくなってしまいました。自戒を籠めての感想
#です。

scripsisti> そういえばコペンハーゲンにいたO氏が帰国がてらケ
scripsisti> ンブリッジに立ち寄られたとのこと。

ああ、それも大分前のことになりましたねエ。しかし、氏にお会い
した翌日に既に御存知(↑)とは、随分と早耳でしたね。研究室の
重鎮として、今ごろ御活躍でしょうか。あの雑談室でクダを巻いて
いたのも、随分と昔になりました。お互いに歳をとりましたね。君
に連れて行って貰った常州袋田、水府の旅は、今もよく思い出しま
す。愉しかったなぁ。

……ハッ、目が遠くなってしまった。仕事仕事。頑張りましょうぜ、
Gustavさん!


ね む い 投稿者:愚妻  投稿日:11月12日(火)04時30分38秒

今年から論文の進度調査をやることにしたから、これまでに書いたもの&今後の執筆計画を全て提出せよ、一週間以内に宜しくね。との非情なお触れが学部から突然あったんです。

ねーよそんなもん

と心の中で叫びつつも、小心者の私はそれらしきものを捏造するべく鬱々と作業しておった次第です。今朝はそれでも四時間くらい寝て、それから指導教官に会ってきました。で、論文の細かいところについて色々コメントくれたんですが、余りに眠くて、何言われたか覚えてません。私が以前撤回を迫られた写本の異読採用は、よく考えたらいいかも、ということで、私誉められてたらしいんですが。先生は一体何をどう考えたんでしょう。結構困った。

最近夢の中でも論文を書いていることがあります。それ自体は別にいいんですけど、困るのは夢で書いたことだか現実に書いたことだか区別がつかなくなる場合です。夢の中で勝手に作った文法事項とか、夢の中で読んだ架空のテキストを根拠にしてしまいそうになったりもして、恐ろしい。先日も夢の中の調べもので得られた結果が今書いてる論文の議論と矛盾して、しばらく悩みました。そういうことってないですか?


ゑ? 投稿者:てっちゃん  投稿日:11月11日(月)23時33分00秒

>ぬぬぬ、東奔西走とはこのことですね。以前は確か安芸方面に御出
>張だったように思うのですが、板東下総にまで出張るのですか。北
>限、南限はどの辺りになりましょう。

そういう風に考えた事無かったですね。
「呼ばれて、飛び出て・・・」みたいなものです。
そうですねぇ・・・
北限は、新潟(佐渡島)で南限は九州は博多あたりでしょうか。

>不佞にとって銚子、八街、佐倉、みな未踏の地です。何か印象に残っ
>たことはありますか。

印象に残っている事はあまりないですね。
逆に、そんな余裕がないとも言えますが(笑)

敢えて言うなら、銚子は海の幸が美味です。
特に「あじのたたき定食」は最高でした。安いし。

八街は自分が何処に居るのかわからないのが難点です。
なぜなら見通しが悪い訳です。
幹線道路はマシな方ですが、一寸脇道に逸れると
右往左往してしまいます。
それと、落花生の生産地として有名です
行く先々で落花生の売店が目に付きます
あ、人参の産地としても有名ですよ。

佐倉は、ちょっとだけ開けた中途半端な都心?に見えます。
それ以外はこれといった事もないですが。


一度、皆さんとご一緒に浅草で電気ブランを呑んでみたい気もします。

>ナショナルギャラリーと大英博物館とを足して二で割って、千分の一にしたような・・・
どんな規模なんすか?(笑)


scripsisti> 何だか性格変わって来たような気がするんですけど?
>あはは、気のせいです。
>#ここ数年、マクド屋さんには行っていません。

いや、やはり性格変わって来たような気が・・・

>朝六時だよ……。愚妻さんはまだ書き物、不佞はもう降参しまーす
何してんですか?(−−


ををを 投稿者:元夏迪  投稿日:11月11日(月)15時11分12秒

朝六時だよ……。愚妻さんはまだ書き物、不佞はもう降参しまーす


一筆箋/御歸り/御問合

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