一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成十四年二月二十四日第三百六十一号
平成十四年三月九日第三百九十号

寝る前に 投稿者:元夏迪  投稿日:03月09日(土)18時30分12秒

快晴です。中庭の花木は満開です。薄桃色に輝いています。不佞の
目の前の白壁には、愚妻さんが不佞のためにキプロスで買い求めた
島の古地図が置いてあります。朝日が細かいラテン語の地名を照ら
しています。机上の白熱灯も顔負けの明るさです。大変清々しい心
持ちです。

その一方で、役者の仁科貴容氏が薬物所持で逮捕されたとか。父君
の故川谷拓三氏を竊かに贔屓にしていただけに、甚だ残念な話です。
清々しい心持ちにシミ一つ。


(無題) 投稿者:元夏迪  投稿日:03月09日(土)15時35分12秒

どんな曲でしたっけね、ビートルズ。こちらの方面はからきし駄目
ですが、多分耳にしたことはあるのでしょう。

冴えない日々が続く中、思い出したように『秘儀論』を繙きます。
何度か目を通したことがあり、またそれほど長大な著作でもないの
ですが、遅々として捗りません。たまにはこんな読み方でもいいか、
と半ば開き直っています。

清水を注いだ硝子コップを机上に置き、万年筆を二本、浸してあり
ます。ペン先の洗滌に凝っているのです。先日はモンブランの一四
九という代物を洗ってみました。本格的に掃除をするのは、一年ぶ
りで、インキの出が一層滑らかになりました。

透明な水を眺めていると、気持ちが落ち着くような、ワクワクする
ような、結局落ち着きのないような、不思議な心持ちになってきま
す。白熱灯の下、潜水中の万年筆が拡大、歪曲されて見えます。一
頃水中花や氷柱花がもてはやされたこともありました。その時の気
分に通じるものを覚えます。

何だか『秘儀論』の著者、アンドキデースのような文体になりまし
た。


Blackbird 投稿者:愚妻  投稿日:03月08日(金)22時54分12秒

私はビートルズではBlackbirdという曲が昔から一番のお気に入りです。
夜遅く仕事をしていて、この近辺ではまだ真っ暗な三時か四時頃から、鳥がさえずり始めることに気づきました。

Blackbird singing in the dead of night . . .

の歌詞は、こういうことだったんだなあ。
と実感できたことだけが、この留学の成果にならないようにしたいと切に願う今日この頃です。


季春点景 投稿者:元夏迪  投稿日:03月08日(金)05時51分22秒

レイノルズ媼と碑文を読んで来ました。耶蘇教学部に所属する院生
の希望を容れて、西紀前後一世紀、ユーダイアー属州出土のギリシ
ア語、ラテン語碑文を読んでいます。師弟三名の小さな演習です。

碑文や外的史料に基づき、新約の記述を裏付けようとする試みが、
如何に脆く、飛躍に満ちたものであるかを目の当たりにする日々が
続いています。ヘブライ語は読める、ギリシア語はまあまあ、ラテ
ン語未習、という彼は、意気込んで選んだ碑文の史料的価値(或い
は、これまでの使われ方)が次々に打ち砕かれて行くのに、素直に
驚いております。

止住する狼子黌の裏門を出た辺り、花木に白い花が咲き誇っており
ました。学部に出掛けた昼頃にはまだまだ勢いがありましたが、十
六時過ぎに戻って来る時分には散り始めておりました。好天を幸い
に写真でも、と携えたデジタルカメラが活きました。数葉を選んで
掲載しましたので、御覧戴ければ幸いです。


追加。 投稿者:元夏迪  投稿日:03月07日(木)10時12分10秒

そう言えば、彼女が「バシリカ」と発音すると「ベゼレケ」に聞こ
えます。全部曖昧母音です。そう言えば、本朝でも若人の一部に似
たような話し方が見られますね。「むぇらぇれまぇせんなぇ」て聞
こえませんか。


日常茶飯事 投稿者:元夏迪  投稿日:03月07日(木)02時42分38秒

水曜日は演習です。皆論文を仕上げ、次の仕事にかかり始めたばか
りで、一寸した端境期に当たります。年度三本目の論文はどうしよ
うか、砕けた雰囲気で御喋りをして終わりました。

イングランド出身の同学にこれまでと同様、耶蘇教初期の研究をす
るのかと訊ねると「オーガスタンのフィロソフィをね」。はて、ア
ウグストゥス(風)の哲学とは珍妙な、と思いつつ話を聞けば、何
の事はありません、アウグスティーヌスの哲学です。「アウグステ
ィーヌス」の英語読みは「オーガスチン」と「オーガスタン」の二
通りで、同学の発音だと「アウグストゥスの」と同じように聞こえ
ます。

具体的な説明をしてくれる最中、しきりにアウグスティーヌスがモ
ンキーだったと繰り返します。オーガスタンの事がありますから、
こちらもオーガスチンが猿だったという趣旨ではあるまいな、と警
戒しています。マニ教を奉じていた頃のアウグスティーヌスの議論
だと気が付くまで、それでもやや暫くかかりました。「マニ教の」
という形容詞は「メニキエン」のように発音します。それが「メヌ
キエン」「メンキエン」「マンキィン」「マンキィ」のように変わっ
たかどうかは判りませんが、同学は「マンキィ」と発音していたの
でした。「ウェニォザマンキィニ……」(彼がマニ教を奉じていた
頃に彼は云々)が、「彼が猿であった時分に」と聞こえていたので
すね。

この同学の話し方にも大分慣れてきましたが、まだまだ戸惑うこと
ばかりです。「ポ・リ」が「プロバブリ」だと判るまでに、かかっ
たのも無理はありません。

演習後、お決まりのようにパブ『グランタ』に赴きました。今日は
珍しく演習担当教員のローマ史家、ジョン・パタソン氏が合流し、
全員に御馳走してくれました。安月給の剣橋の教員を憐れんでか、
いつも自腹で般若湯を舐めている連中も、今日はお冷やしを注文し
ただけでした。


掲示板七七七七は不佞でした 投稿者:元夏迪  投稿日:03月06日(水)13時23分11秒

四時前です。上の階の物音が響いてきます。毎週金曜日には大概足
音のような、太鼓のような音が響くのですが、ここ数日は曜日に拘
わらず喧しい。

そのせいか、天気のせいかは判りませんが、仕事の方は低調です。
詰まらぬ書類を作成したり、碑文の授業や演習に行ったり、つげを
読んだり、もちろん普通に仕事もしたりで、多少分裂の気味があり
ます。締切を過ぎて弛んでいるのかも知れません。或いは、間近に
控えた一時帰朝で落ち着きを喪っているのでしょうか。

役場に出頭する必要があり、三月二十二日離英、四月六日離日の日
程で、単身日本に往復します。二週間も当地を空けると、仕事も渋
滞しますし、それより何より、ブリ語の運用能力もガタ落ちして、
回復に時間がかかることを思うと、少々憂鬱でもあります。その一
方で時節柄彼岸会を営み、早咲きが伝えられる本朝の花を愛でるこ
とが出来るのは、望外の喜びです。

二十三日に東京に着いたその足で紀州に赴き、二十四日には故山に
参ります。仏事後には青春十八切符で東上です。大和路、とりわけ
唐招提寺に詣でたいという色気はあるのですが、汽車の便やつんだ
日程を考えると、大分厳しいような気もします。

竹内文献を商売になさる針鼠さん。同文献は竹内宿禰を祖とする家
系が伝えたトンデモ、じゃない、超古代史ですね。竹内宿禰は、実
は武内宿禰とも表記します。この御仁は紀州とも縁の深く、産湯を
使った井戸等も残っています。この「武内」宿禰の正統が伝える正
真の古文献を「武内文献」と称し、許された極一握りの人々(例、
イルミナティ)にしか閲覧できないことになっていますですよ。
ンパ


#皆さーん! 真に受けないで下さい(苦笑)。

銀行印を誂えたぷちさん。優雅ですね。豪華ですね。不佞も篆刻は
好きな方です。高等学校の書道の時間に一つ作りましたし、在唐時
にも誂えました。二糎五粍四方の白玉に号を刻み、蔵書印に使って
います。よい土産になりました。最後に入唐した折には、知人の知
人が不佞の実名を篆刻した印を下さいました。やはり二糎五粍四方、
但しこちらは小豆がかった玉でした。流石にこれを実印に使うのは
気が引けて、時々取り出して眺めるばかりです。

まだ間歇的にキイキイガタガタ鳴っていますが、そろそろ仕事に戻
らねば。


たらの芽のシーズン 投稿者:ぷち  投稿日:03月04日(月)21時21分24秒

先週、銀行印を作りました。年末の大掃除のときにゴミ袋に入れてしまったようです。
「掃除ファシスト」の面目躍如。それはともかく、この前代わりの印鑑を作ってきました。
印材は象牙とか黒水牛以外にもいろんなのがありました。水晶とか瑪瑙とかチタンとか。
特に魅力的だったのはラピス・ラズリ。やっぱ古代史やってたらこれだろ!と思ったのですが
12ミリの太さで28,000円。高ぇ!私は13.5ミリで作るつもりだったのですが
そうなると32,000円です。貧乏学生に出せる値段じゃありません。
だいたいラピス・ラズリの印章ならば、底部に朱肉をつけてポン!ではなくて、
側面に絵柄が彫ってあって粘土板の上をごろごろ転がす円筒印章でないとねぇ。
早く就職して実印はラピス・ラズリにしよう。またひとつ野望が増えました。
あわよくば象牙と思ったのですが、一番いい象牙は13.5ミリで65,000円。秋刀魚650匹分です。
そんなの買えるか!で、結局以前と同じ黒水牛にしました。10,000円ちょっと。
書体は以前は印相体で、それもとても気に入っていたのですが、
私は篆書体にどうしようもなく魅力を感じる人間なので篆書体にしました。
でもできあがった印影はイマイチ。もうちょっと太めに彫ってほしかったなあ。
今日はそのハンコをもって、市役所や銀行や郵便局や証券会社を巡りました。
確定申告もしました。去年よりさらに戻ってくる金額が多くて幸せでした。おしまい。

追記その1:例のトンガラシ論争
唐辛子をヨーロッパで使うのは新大陸とつながりのあるところばかりだと思っていたのですが
スペインはあんまり使わないんですか。それにしてもアラビアじゃないのか、アラビアータ。
追記その2:天候と思考
天候はともかく気候と思考の関係はよく言いますね。四季があるから温帯で文明は発達するとか。
そうでないところもエジプトの洪水とシリウスみたいに季節を感じさせるものがあるのだとか。
追記その3:ハニービル
大阪・天満にあるというえろげー屋「アリスソフト」の本社ビル。ヲタクの聖地。行きたいよぉ。


質問 投稿者:針鼠  投稿日:03月04日(月)05時31分05秒

どうもよく分からない。普通「竹内文献」なのだが、武内文献も別にあるのか?それともただの間違いなのか?当方の商売に関わることなので、説明をお願いします。


↓説明しよう! 投稿者:ぷち  投稿日:03月03日(日)07時42分54秒

各国ユーロ貨の裏面の図柄のページ。暇なときに見てちょ。
ギリシアの1ユーロ貨の裏面は、噂のテトラドラクマ貨のフクロウだったのね。


寝る前に・・・ヒロチへのレス。 投稿者:ぷち  投稿日:03月03日(日)07時37分17秒

http://home.hiroshima-u.ac.jp/mtanaka/germany/euro.html


タシデレ(←蔵語) 投稿者:元夏迪  投稿日:03月03日(日)06時35分43秒

本日も思索誘発型の天候でした。頭痛がするため、臥台に寝ころび、
『秘儀論』を眺めていました。怪しい題名の古籍ですが、武内文献
ではありません。アーヴ語でもありません。古代希臘語で綴られた、
西紀前四百年の法廷弁論です。句法の未熟と精彩に富んだ描写との
齟齬が魅力の一編です。

最近弓を引く夢をよく見ます。今日も久振りに弓を執り、いきなり
強弓を引いて草臥れる夢を見ました。一手(甲矢乙矢の二本)放っ
たところで目が醒めました。せめて夢の中で骨法の御浚いをしない
と忘れてしまうせいでしょうか。こんな朝は、体配(弓を引く一連
の作法と動作)の御浚いを頭の中ですることにしています。


有難うございました。 投稿者:愚妻  投稿日:03月02日(土)09時53分25秒

ヒロチさん、まことさん、

早速の丁寧なEuro情報、本当に有難うございました。ご親切に感謝します。もう暫く持っていても大丈夫なのですね。安心しました。慣れるまで暫くかかりそうですね。軌道に乗ったら加盟して、リスクを負わずにオイシイとこだけ頂戴しようかな、のイギリスは、さすがジェーントルマンの国です。ところで、そう言えばイタリア・リラもどこかにしまってあったよな〜、と思ってゴソゴソ探していたら、一緒に500ドラクマ札が出てきましたよ、ぷちさん。4ドラクマで1000ドルは、本物だとしても高いけど、偽物だとしたらとても高いですね。私の本物の500ドラクマで良ければ、500ウーホでお譲りしますが、いかがでしょう?

ぷちさん(ずっと下)、
>それにしても剣橋は小都市だと仄聞しておりましたが、さすが世界中の人が集まるところ、
>いろんな料理屋さんがあるんですね。日本料理屋とかもあるんでしょうか?

それなりに揃っています。問題は、その多くがイギリス風に「アレンジ」されていることです。ヒロチさんではないですが、辛くないインド料理や辛くないタイ料理。咀嚼を要さない饂飩のようなパスタ。「中華」='sweet and sour'=「砂糖とケチャップ」という揺るぎなき信念。DOJOという不味い 'noodle shop' が、恐らくケンブリッジでは唯一の日本料理+αβγ屋でしょうか。この店は私見では所謂alternative系で、客がほぼ全員スニーカーを履いている事などにその傾向が顕著であると独断しています。そういった中で、特殊な肉処理を要する客相手の商売である事にもよるのでしょうが、イスラム系の料理屋は妥協が少なく、従って外れが少ない。先日アルジェリア料理屋も発見しましたよ!


クル〜グ・サ 投稿者:元夏迪  投稿日:03月02日(土)05時08分38秒

ガッリアからウーホ情報も御寄せ戴きました。天気に一喜一憂する
余りに「通貨統合て?」というブリタンニアに暮らす身としては、
本当に西欧羅巴半島内部に統合の動きが出ているのだなぁ、と興味
深く拝読しました。

さてその投稿を下さったまことさん。束の間の休息を愉しんでいる
のかな、と思った矢先の災難でしたね。

scripsisti> 昨日、トイレの排水管が詰まるという悲惨な事態に陥
scripsisti> り、貴重な一日を棒に振りました。とほほ...

逆流してきたとか……。差し支えない範囲で事細かに描写して戴け
ると……て、差し支えますね、コレ。前にも南仏蘭西に滞在中の某
君が配管工を呼ぶの呼ばないので一日潰した、というような事を言っ
ていましたね。御地では水回りに要注意、とか。当地は成分に石灰
が多いせいか、本当に水道管が詰まるんじゃないかと気が気ではあ
りませんよ。

scripsisti> >大阪市内の名所というと「ハニ〜ビル」くらいしかわ
scripsisti> >かりません。
scripsisti> さりげなく書いてある一文、笑えました。おわり。

差し支えない範囲で事細かに説明して戴けると……て、差し支えま
すか、コレも。生憎と、不佞には本当に判りません。

その「ハニ〜ビル」に明るいぷちさん。ヴォウミティングした方が
楽になるのでは……(一寸横文字を使ってみました)。

scripsisti> 「民明書房」を知らない、というので盛り上がってい
scripsisti> たのでした。

不佞は同社刊の書籍の中では『なるほど!ザ・中国のお寺』という
のが気になっています。

scripsisti> アーヴ語では「こんにちは」はCluge Sa?「くる〜ぐ・
scripsisti> さ」といいます。

不佞が昔『ムー』で読んだ神代の言語とは大分趣が違いますね。武
内文献に用例はあるのでしょうか。ラテン文字で表記できる辺りも
アヤシイ。やはり神代文字でなければ表記できぬ音節構造を持って
いる筈ではないでしょうか。オーム


胃薬どこだ 投稿者:ぷち  投稿日:03月02日(土)03時26分13秒

週一度のカキコの制限を破って書いているのは
昨晩が古代史コンパで、終電まで飲んで、いま横になると吐きそうだからです。おぇ〜。

飲み会で何の話題が出たかというと、両師匠がお帰りになったあとに
ローマ史の某博士課程の院生が(仮に名をア○シ○チとしておこう)
「民明書房」を知らない、というので盛り上がっていたのでした。
この日本有数の出版社を知らないとは、ヤツの不勉強にもほどがあります。

ヤツは「少年ジャンプは読まなかったが、『りぼん』と『花とゆめ』は毎号読んだ」
と自慢しておりました。ヲタク、困りますね。あまり近くに寄ってほしくありません。
ヤツの妹さん(御存じない方へ:「ヤツ」の妹さんは一流雑誌で連載しているマンガ家さんです)
がマンガ家になったのも、ヤツが『りぼん』と『花ゆめ』を読ませたからだそうです。

元夏迪さま:
アーヴ語では「こんにちは」はCluge Sa?「くる〜ぐ・さ」といいます。
ま、それはともかく。ドラクマ貨(現代の)欲しかったなぁ。
ちなみに以前から買おうとしているテトラドラクマ(解説しよう!紀元前5〜4世紀あたりの
古代アテネの4ドラクマ銀貨のことだ。首を傾げたフクロウのレリーフがかわいいのだ!)は、
ネット販売で1000ドルくらいです。高いと見るか、安いと見るか?
できれば今度の4月までに買いたいです(授業で使いたい)・・・でもお金無い・・・。

鷺江人さま:
初めまして。「ビン南」などという言葉は、
98の「三国志」のゲーム以来、久しぶりで聞きました。
「偉大なる領袖」とはどなたのことなのでしょうか。
ただ辛いだけの料理と四川料理との違いも、味音痴の私にはちょっとピンときません。
一口に中華料理と言ってもいろいろあるくらいですから、奥が深そうですね。


その他のカキコへのレスは日曜にでも。でわ。


お答えします 投稿者:まこと  投稿日:03月01日(金)23時02分16秒

愚妻様。手元の資料によれば、Euro(roの発音は「ロ」と「ホ」の中間ぐらいに
聞こえます)移行の各段階は以下の通りです。スペインとほぼ同様ですね。

2002.2.17   フランの流通停止。
2002.6.30まで フランの硬貨・紙幣を市中の銀行、郵便局、フランス銀行で両替可能。
2005.2.17まで フランの硬貨をフランス銀行で両替可能。
2012.2.17まで フランの紙幣をフランス銀行で両替可能。

フランに完全に慣れる前だったので、個人的にはEuroの使い心地は良いです。
ただ、ヒロチさんもご指摘になっている便乗値上げはこちらでも行われています。
ちなみに硬貨の裏面には、切手と同じで「共和国の女神マリアンヌ」が刻印されています。
話は変わりますが、例の「写本転写計画」様にメールを送り、話のついでに
この掲示板のURLを知らせておきました(事後承諾で申し訳ありません。
すでにご存じなのかも知れませんが)。その内、「『デビルマンレディ』は、
『デビルレディ』じゃないのか?」という命題を掲げて、光臨されることを
密かに期待しています(笑)。
またまた話が変わって、今週末にクックドゥーの麻婆豆腐でも作ろうかな、
と企んでいます。本当に食べたいのは陳健民の炒飯ですが...

元夏迪師匠。先日はご迷惑をおかけしました。昨日、トイレの排水管が詰まる
という悲惨な事態に陥り、貴重な一日を棒に振りました。とほほ...

ぷち様。私だけ呼び捨てですか... まあ、良いです(笑)。
「接待」足りませんか... そうですか... じゃあ、少しだけ。
>大阪市内の名所というと「ハニ〜ビル」くらいしかわかりません。
さりげなく書いてある一文、笑えました。おわり。


いや実は 投稿者:元夏迪  投稿日:03月01日(金)22時32分28秒

久振りのヒロチさんの西班牙消息、愉しく拝読。欧州各地の生(怪
?)情報が居ながらにして堪能できるのは、やはり技術革新の賜で
すね。

scripsisti> 元夏迪さんの書き込みを読んでいて気がついたのです
scripsisti> が、イギリスでは、絶え間ない天気の変化が人に思考
scripsisti> することを強いているようですね。

そうなんです。その結果、ここで思考能力が蕩尽されてしまい、他
には考えが及ばなくなるのです。不佞も昨晩、件のケバブ屋で求め
た#チーズバーガー#を食した挙げ句、満腹で仕事に集中できず、
そのまま就寝の運びとなりました。

ギリシア(エラザ共和国)では、旧通貨「ドラフミ」から「エヴロ」
の切り替えが極めて迅速に進んだそうです。二千五百年以上の伝統
がある「ドラフミ」=「ドラクメー」を、なぜそんなに慌てて手放
したのか、と周りのギリシア人達に訊ねますと「外為上無に等しい
あんな金もっててもあっかーよ」、おっと、翻訳がぶれました、や
りなおし、「あんな金持っててもダメだよ」と笑っておりました。

「歴史と伝統の国」を自称するブリにも、この謙虚さを見習って欲
しいものです(歴史もないのに)。おっと、本題がぶれてきました。
これも天候で思考能力が費消された結果だと思し召しを。呵々。


回答いたします 投稿者:ヒロチ  投稿日:03月01日(金)08時54分27秒

元夏迪さんの書き込みを読んでいて気がついたのですが、イギリスでは、絶え間ない天気の変化が人に思考することを強いているようですね。

一方、スペインでは、ほとんどの日が晴れ。たまには雨も降るけどすぐに止む。だから天気のことなど全然気にする必要がありません。スペインでは、天気が人の思考能力を鍛えるということがないのです。スペイン人の思考能力の弱さの原因はここにあったのか。

エウロのことですが、3月1日からはエウロ以外の貨幣は使用できなくなります。6月の末までは普通の銀行で手数料なしでペセタをエウロに両替できます。それ以降は両替は中央銀行のみとなります。

紙幣はどの国も共通ですが、コインは表は共通でも裏は発行する国ごとに違います。残念ながら僕はまだ他の国のコインを見たことがありません。

ペセタからエウロにかわって困ることは、エウロ表示を見てその値段が高いのか安いのかがわからないことです。僕はいままでは買い物するときはペセタ表示を見ていましたが、明日からはそういうわけにもいかなくなります。
あと、どさくさまぎれの値上げが横行し、物価が上昇しています。たとえば去年までは映画料金は、毎週水曜日の割引日には600ペセタでしたが、これをエウロに換算すると3.6エウロになるので、四捨五入で4エウロになってしまいました。このたぐいの値上げはあちこちでやっています。

愚妻さんの説はなるほどなと思いました。スペインでも唐辛子を使いますし腸詰など辛い食べ物もありますが、ほとんどのスペイン人は辛いものが苦手です。以前、スペイン人にカレーを食べさせたことがありましたが、一人はなんとか食べてくれたものの、もう一人は辛くてどうにもならないという感じでした。マドリードにあるタイガーデンでは、スペイン人向けにわざわざ辛い料理の味付けを変えたりしていますし、辛いものを注文するといちいち意思の確認を行っているようです。

愚妻さんの説があっているかどうかはわかりませんが、酒を飲まない文化圏には、それにかわる刺激物が存在していることは確かでしょうか。はたして何がそれにあたるのか。樺山先生あたりがすでに考えついているのではないでしょうか。

だれか樺山先生に会ったら聞いといてくれ。
よろしく頼むぜ!


ウーホ 投稿者:愚妻  投稿日:03月01日(金)03時40分37秒

恥ずかしながら、「アラビアータ」とはずっと「アラビア風」だと思ってました。カタカナでしか見たことなかったし。失礼しました。ああ恥ずかしい。ところで私は今、とてもペンネ・アラビアータが食べたい気分で、材料も家に揃っているのですが、元夏迪はトルコケバブ屋の#チーズバーガー#が食べたいと言います。別にいいんですけど。それを言うなら、私が本当に食べたいのは、陳健一の麻婆豆腐です。鷺江人さんの書き込みで、思い出してしまいました……。

ところで、今日はたと気づきました。昨年御フランスにプチ旅行に出かけた際の残りのフランが財布に入っています。買い物する予定だったので多めに下ろしたにもかかわらず、お金を遣うことなく引き上げてきて、そのまま忘れておったのでした。まことさん、フランはいつまで使える/両替できるか御存知でしょうか?大した額ではないのですが、私にとっては大した額なのです。あと、あるページに「フランスではユーロのことを「ウーホ」という」とあって大笑いしてしまったんですが、やっぱりそうなんでしょうか?ウーホの遣い心地はいかがですか?また、スペインではどんな感じなんでしょう、ヒロチさん?

ところで、どうして日本では「エウロ」ではなく「ユーロ」なんですか?


コヌニティワ(←アーヴ語) 投稿者:元夏迪  投稿日:03月01日(金)03時05分21秒

夕方になると青空の広がる今日この頃です。傾いた光線に赤みがさ
すせいでしょうか、天の青は青を通り越して、紺青の深みを湛えて
います。飛ぶ雲の白が、一層青味を際立たせています。街中に綻び
始めた梅、桜、林檎は淡い色合いを競い、蝋梅様の植物や水仙の山
吹色、クロッカスの黄色に縹色が春の彩りを添えています。放射冷
却の厳しい中、学部から家路を辿る楽しみが増えました。本朝の花
冷えを髣髴する陽気です。

身も心も引き締まる清々しい空気の中、古墳巡りや古寺巡錫を試み
たら、さぞかし愉快でしょうね。初めて大和路に足を踏み入れたの
がこの時期だったせいか、寧楽の空に思いを持っていくと、どうし
ても早春を連想します。てっちゃんには是非、仕事の合間を縫って
上古探訪の快を味わって戴きたいものです。

太宰少弐(おほみこともちのすなきすけ)小野老朝臣(をぬのおゆ
のあそみ)が歌一首

青丹よし寧樂の都は咲く花の薫(にほ)ふがごとく今盛りなり

物議を醸している唐辛子。アラビアータはアッラッビアータでアラ
ビアとは関係がないようですが、愚妻さんの観察の通り、この辺り
の料理では、どうもチョイ役といった感は否めません。バターやフォ
ンドボの味付けが中心ではないでしょうか。ギリシア料理からトル
コ料理になった途端に、唐辛子が主役に代わる。殆ど同じ料理なだ
けに、この落差には驚きます。鷺江人さんの御指摘では、唐土でも、
東漸するにつれて影が薄くなるとの由。

#本朝でもあまり振るいませんし、その点、やはり朝鮮半島の食文
#化は瞠目に値します。

「陝西=イタリア」説の是非は兎も角、確かに陝西以西には唐辛子
が目立ちますね。その一方で、ウイグル族や回族が好んで食べる皿
饂飩、ラグマンを始め、この地方の料理にはトマトが欠かせません。
仮説を再検討する必要があるかも知れませんよ。

陝西、甘粛、新疆といった、中国の西北地域には、やはりケバブが
見られます。ウイグル語では「ケ」バブではなく、シシ「カ」バブ
と言います。ブリキを叩いて作った火鉢で炭にかけ、香辛料を一杯
塗したシシカバブーの風味は、世界三大料理の一角を占めるトルコ
料理のケバブとは、一味も二味も違います。野趣に富んだ味わい、
街角の喧噪に佇みながら串にかぶりつくのも味のうち。かれこれ十
年近く口にしていませんね。という訳ではありませんが、今日の夕
飯は、近くの屋台のトルコケバブを戴くことに致します。……と言っ
ている尻から雨が降ってきた。

追伸:この書き込みを「アーヴ語」に訳してみて下さい、ぷちさん。


唐辛子 投稿者:鷺江人  投稿日:02月28日(木)21時19分57秒

唐辛子は熱帯アメリカ→ヨーロッパ→アジアと伝わってきたと思いますが、ヨーロッパの方はあまり使わなくなっているのは知りませんでした。
唐土ですと、唐辛子を大量に使用するのは内陸部です。我がビン(門構え+虫)南のような沿海部ではあまり使用されません。内陸部でも、四川のように上手に使っているところもあれば、偉大な領袖の出身地のように、ただ辛いだけの料理を作り続けているところもあるような気がいたします。
以前、私の先輩が、陜西=イタリア説を唱え、ローマの代わりに西安が、トマトの代わりに唐辛子があるとおっしゃっていたのが懐かしく思い出されます。


コチュ 投稿者:愚妻  投稿日:02月27日(水)09時49分15秒

ぷちさん
>でもイタリアでは使いますよ。「ぺぺろんち〜の」って「唐辛子」って意味ですよね。

書き方が悪かったので補足。使う/使わない、ではなく、使う量が違うのではないかなあ、とそういうことです。ペペロンチーニだって、激辛で涙が出る、という程のものではないですよね。元はといえば、「アラビアータ」は何故にアラビアータなのであろうか、と不思議に思ったのが始まりなんですが。些細なことにしつこくて済みません。しかも自分でリサーチしないし。

ところで、朝鮮半島に唐辛子が入ったのは朝鮮出兵の時だったそうですね。意外で驚きました。

では風邪気味なのでもう寝ます。お休みなさい。
グ〜。


あらら 投稿者:元夏迪  投稿日:02月26日(火)23時34分46秒

誤記発見。

scripsi> 十四日土曜日に小宴を張りました。

「四日土曜日に小宴を張りました」の譌。

scripsi> 父が幼かった自分に使った物

「父が幼かった時分に使った物」の譌。

蛇足ながら、再び記録を繙くと、この宴会の前日に初めてカートリッ
ジ氏からのメイルが届いたことになっています。思えば遠くに来た
もんだ、という感じがします。あの時には、剣橋がこんな所だとは
思いませんでしたし、カ氏があんな(自粛)。そのカ氏と勉強に勤
しんでいる現在の境遇に、ただただ不可思議の思いを強くします。

先程まで晴れていたのに、また曇って来ました。強風が吹き募って
います。後で学部に出向いて、レイノルズ媼から碑文のコピーを貰
わねばならないのに。


なるなる〜。 投稿者:ぷち  投稿日:02月26日(火)23時29分18秒

思い出しました。末広亭の真向かいですね。あれは古代史コンパだと記憶しておりました。


あの店は 投稿者:元夏迪  投稿日:02月26日(火)23時08分12秒

ぷちさん失念のあの店は「ボスボラス・ハサン」。新宿は末広亭の
真向かいにある土菜食堂です。不佞どもの結婚式に御手伝いを戴い
た方々を御招きして、平成十一年(西紀後千九百九十九年)十二月
十四日土曜日に小宴を張りました。十八時十五分に新宿駅地下通路
B3に集合した、と記録には残っております。ぷちさん、のっぽさん
を始め、五人の方に御足労戴きました。結婚式では、本当に皆さん
の御世話になりました。

記録によると、十二月四日の午後、不佞は自室でゴルテューンの碑
文を眺めていたことになっています。日に焼けた畳の上に小さな座
卓(父が幼かった自分に使った物)を置き、その上にA4版のコピー
を広げ、ウィレッツのマルクス主義的註釈と格闘していたのでしょ
う。何だか昔のことのように思えてきます。一緒に碑文を読んだ同
学は、みな元気でやっているのかな。

あまりにも個人的な書き込みになってしまいました。


レスと事務連絡だよ。 投稿者:ぷち  投稿日:02月26日(火)01時26分15秒

いま「弁論の会」から帰ってきました。
弁論の会に遅刻してまで秋葉で買った「星界の戦旗U」DVDを見てます。
スポールさま最高〜。理想の女性ですぅ。一生ついて行きますぅ。はう〜。

・・・こほん。レスせねば。

愚妻さま:
>前にのっぽさんや元夏迪と御一緒した新宿のトルコ料理屋、とってもおいしかったですね!!
あれ?いつでしたっけ?これはボケではなくて、ホントに思い出せません。ごめんなさい。
まさかとは思いますが、私が幹事じゃないですよね?もう本当にボケが進行してます。うう。
話は変わりますが、そういえばギリシア料理で唐辛子を使いませんね。
でもイタリアでは使いますよ。「ぺぺろんち〜の」って「唐辛子」って意味ですよね。

事務連絡:針鼠どん
古代史コンパに来られるようならば至急幹事に連絡欲しいとのこと。よろしくね。


ぷちさん 投稿者:愚妻  投稿日:02月26日(火)01時06分02秒

前にのっぽさんや元夏迪と御一緒した新宿のトルコ料理屋、とってもおいしかったですね!!

>名前知らん
「ドネル・ケバブ」というやつでは。ギリシアでは「ギロス(gyros)」です。古代語のままで、「グルグル廻る」に由来するのでしょう。オリーブは、もちろん出ました。カラマタ系の、味付けスッキリ、でもコクがあるおいしいオリーブでした。野菜の酢漬けと一緒にお通しとして出てきました。

ところで、ギリシア料理とトルコ料理の最大の(というか唯一の)違いは、「唐辛子」にあるのではないか、と最近思うようになりました(トルコでは使う)。ギリシアの友人は、総じて辛いものが苦手な気がします。より大胆に一般化すると、ヨーロッパとアジアの境界は、唐辛子にあるのかも。イスラム圏ではお酒の代わりに刺激物を取るのかなあ、などと妄想の翼をはばたかせる今日この頃です。「○○新書」にありがちなネタですね。


日本は暖かくなってきました(最高気温15度)。 投稿者:ぷち  投稿日:02月25日(月)01時59分15秒

私に週一回のカキコなんてムリなんだ〜。・・・というか、肝心のHP主へのレスを忘れました。
だからこれもレス。回数に入りません。入らないのっ!

とるこ料理、食べたことありません。いいなあ。オリーブは出なかったんでしょうか。
秋葉の路上でとるこ風の焼肉みたいなヤツ(串の周りに肉を貼り付けて塊みたいになったのを
削いでパンにはさんで食べる。名前知らん)の屋台がよく出ているのですが、
周りで食べている人たちがみんなヲタク体型なのが気になって手が出せません。
それにしても剣橋は小都市だと仄聞しておりましたが、さすが世界中の人が集まるところ、
いろんな料理屋さんがあるんですね。日本料理屋とかもあるんでしょうか?

上代日本語(ヤマト言葉というべきか)のネタが出てくると、
ヲタクの私はSF小説&アニメ「星界シリーズ」の「アーヴ語」を思い出します。
これ元はヤマト言葉です。詳しく書くと長くなるのでやめますが。ヲタクネタだし。
でもこれを日本語字幕無しでアニメで話すのはやめて欲しいものです。
固有名詞しかわからんじゃないか。しかも格変化(アーヴ語は7格ある)してるし。

そういえば今日はその「星界の戦旗U」DVD第4巻の発売日。弁論の会に行く前にゲットせねば。
スポール(中略)大公爵ペネージュさまの御活躍をまた拝見できます。あああ今日も私は幸せ。


定時連絡または週に一回のカキコ。 投稿者:ぷち  投稿日:02月24日(日)23時25分11秒

週一度のカキコなのに、久しぶりという感じがしないのはなぜでしょう?とても不思議です。
いまお尻がとても痛いです。いえ「あす・ほ〜る」じゃなくてお肉のほうです。筋トレのしすぎ。

今週もいろんなことがありました。
まず私のアニメ歴で最高額のお買物をしました。昨年11月以来、ずっと欲しかったんです。
う・れ・し〜!!!!!ぱふぱふぱふ〜!!!!!わが世の春です。
これから数年間はこのことで幸せでいられそうです。何を買ったかはしみつ。

秋葉デパートは改装中ですが、2Fの輸入食料品店は開いてます。
種入りオリーブの酢漬けが一瓶270円です。安い!!!他の店だと800円くらいするのに。
食べていくうちに目の前に種の山ができていくのを見ると、渋谷の地中海料理屋を思い出します。
あそこで元夏迪氏と針・・・じゃなくて愚妻さんの結婚の話を最初に聞いたのでした。
それにしてもあの店(名前忘れた)、高かったなあ。

てっちゃんさま:
宝来山古墳というのですね、あの古墳。実ははじめて知りました。
日本人の原風景ということが話題になると、私はあのあたりの田園風景を思い出すのですが
お墓が必ず入っている原風景っていうのもいやですねぇ。
私は実は大阪あたりは全く知らないのです。生まれも育ちも千葉です。
大阪市内の名所というと「ハニ〜ビル」くらいしかわかりません。

まじめな近況報告:
全然本っ当に『冠』進みませんでした。イタ語とフラ語に逃げました。甲斐性無しです。

針鼠どん:連絡入れたのですが、お話し中でした。ごめん。

のっぽ氏:気を落とすな。君のせいじゃない。

まことへ:接待足らんぞ。


事務連絡(回数に入れないで下さい) 投稿者:元夏迪  投稿日:02月24日(日)22時19分15秒

投稿の序でにチャットの保守をしようとしたところ、誤作動を起こ
しています。原因は分かりませんが、一度削除した上で設定をやり
直さねばならないかもしれません。御使用を御希望の方(がいれば
……)は、本朝の零時過ぎまで御待ち下さい。


一筆箋/御歸り/御問合

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