一筆箋舊帙    一筆箋/御歸り/御問合

平成二十年三月三十一日第三千三十一号
平成二十年五月四日第三千六十号

【紀州路から】(産経新聞) 投稿者:元夏迪  投稿日: 5月 4日(日)18時31分58秒

「道をつくるのは福祉事業みたいなもの。それ自体が目的で、おま
けで車が走れるということだ」と嘯く県職員の言葉を思い起こしつ
つ、それで生活は豊かになったのか、と問いかける新聞記事。誰に
対してどのような福祉となり得るのかという問題には触れ(られ)
ない。行間を読めというつもりか。公共事業と同じだから、と。深
読みだろう。純朴な義憤が漂う記事である。

問いの立て方もおかしい。道路名目で金を流さずに、今の暮らしを
維持できなかったのであろうか、という所から議論しなくては、公
正とは言えまいに。福祉は豊かな社会の条件であろうが、福祉で豊
かになれるという考え方は、貧しい社会に根差すものだ。


銀河 投稿者:元夏迪  投稿日: 5月 1日(木)23時44分6秒

仕事帰りに旧友と落ち合い、少し相談事をする。ふとした弾みに彼
が双眼鏡を持っていることを知る。用途を尋ねたら、星を観るのだ
という。倍率は七倍。アンドロメダー銀河がよく見えるそうだ。感
心していると、彼の銀河は大きいので、肉眼でも視認できるという。
宇宙に付いた染みのように見える由。野辺山で夜空を見上げた時の
ことを話して貰ったせいか、帰路上水を目指して歩きながら、頭上
の星々に想いを馳せたことである。アンドロメダーからこちらの
の川銀河
は、どのように見えるのであろう。


浅ましい 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月30日(水)22時58分49秒

今日はガソリンスタンド周辺で浅ましい連中が行列をしていた。大
街道の往来を塞ぎ、片側車線交互通行を強いる厚顔無恥には不快の
念を禁じ得なかった。事業者だか生活者だか知らないが、目先のこ
とばりで困ったものである。オートマチック・トランスミッション
箱形自動車でアクセルをベタ踏みしてガソリンを撒き散らす前に、
もう少し身につけることや考えることがあるのではないか。


店の所信か 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月29日(火)19時24分23秒

本郷三丁目站前地下の名曲喫茶「麦」には、埃の被った河合栄治郎
全集が何気なく壁に並べてある。鄭重に扱われている。バインダに
バックナンバーを綴じ込んだ『三千里』や「麦」という店名は、朝
鮮関係である。


賀詞 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月26日(土)22時46分34秒

明日は希臘正教で耶蘇の佳節を迎えます。関係各位に御祝いを申し
ます。


珍語スクラップ 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月26日(土)08時12分3秒

「聖火防衛隊」。


気味が悪い 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月21日(月)22時29分21秒

最近街中に行くと、人の耳から紐が垂れている。首の下には小札を
下げている。手にも小さな箱を持っている。薄い縦長のもの、横長
のものと二種類ある。男はズボンを下げて歩く。女はヘソを見せて
歩く。汚らしさをアピールするのが成功の秘訣らしい。街中を離れ
ると、傴僂が灯りも付けずに自転車に乗っている。代わりに手許で
光る小箱を見ながら、盲滅法前に漕いで行く。

気味の悪い世の中になったものである。


蛮行 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月21日(月)14時55分22秒

山川出版社『改訂版詳説世界史B』(二千七年三月印行)を繙き、
教材研究に勤しんでいると、五十三葉に下の件を見付けた。

「しかしその後,弟子[でし]たちのあいだにイエスが復活し,そ
の十字架上の死は人間の罪[つみ]をあがなう行為であったとの信
が生まれ,これを中心にキリスト教が成立した」。

色を変えたところは原文のゴチである。念の為に六十一葉(仏教)、
百十一葉(清真教)を捲ってみるに、特定宗教のプロパガンダを垂
れ流すようなゴチなどは見当たらない。


亡国の行進に舞う 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月21日(月)09時53分3秒

北京「聖火」の一件で、またぞろ御得意のデモである。これを報じ
る西側「歪曲」メディアの首魁は、デモの様子を投稿してくれまい
かと呼びかけている。その但し書きには、記事以上の説得力がある。


続き 投稿者:愚妻  投稿日: 4月20日(日)22時59分49秒

> 研究室が並ぶ2階に上がると、一直線に廊下が伸びている。
> 一面のガラス窓の外にはテラスと壁。「縁側みたいでしょう」と安藤。

だったらごく普通の縁側にすればいいじゃないか。

ところで先日、帰宅ラッシュにはちょっと早い時間に普段乗らない電車に
揺られていたら、私のとなりのおじさんが熱心に歴史小説の文庫本を読んで
いたんだけれど、そのおじさんの前に立っていたサラリーマンっぽいちょっと
頭の薄いおじさんがそれは一生懸命に、もう無我夢中で耳くそをほじっていて、
やや暫くほじ続けているうちに、何かすごく大きなものがはらっと耳の穴から
出てきて宙を舞い、歴史小説のおじさんの膝に乗っているカバンの上に着地し
たかのように見えた。耳くそのおじさんも、歴史小説のおじさんも、同時にそ
れに気づいたけれど、お互い都会の大人同士なので知らない振りをした。耳く
そのおじさんは突然気づいたかのように窓の外の夕焼けを眺める振りをし、歴
史小説のおじさんはそのまま歴史小説を読み続けるふりをした。やがて何駅か
過ぎ、耳くそのおじさんが降りる駅に着いて、カバンを網棚からおろして降り
て行ったら、歴史小説のおじさんはおもむろに膝の上に置いたカバンを手で
さっさっさっさっさっと払った。そしてまた歴史小説を読み始めたので、都会
のおじさんたちは格好がいいなあと思った次第。


UT 痴のイルミネーション! 投稿者:愚妻  投稿日: 4月20日(日)18時47分40秒

東大本郷キャンパスに安藤忠雄大先生の設計による福武ホールなる建物が出現し、
新聞記事になって言祝がれていた。

「学びと創造の交差路」がコンセプトの「考える壁」なんだそうで、日本建築の
「縁側」を意識した有り難い設計なのだそうだが、これを作るに際し、何本もの
樹を切り倒し、本郷通りのナイスな風景を台無しにしときながら、ちょっとそれ
はないだろうと思ったことですよ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080420-00000910-san-soci


目を剥く 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月20日(日)18時05分42秒

この著作[ヘーロドトス『歴史』]の書き出しの文に出てきて、書
名にもなった“historiae”が複数形だということである。この複数
形の意味については、管見に入るかぎりで、特に誰かが注目したこ
とはなかったように思われる。しかし、言ってみれば平凡なことな
がら、この複数形は「歴史哲学の歴史」という観点からは、押さえ
ておかなければならない点である云々。
―大橋良介『聞くこととし
ての歴史 歴史の感性とその構造
』(名古屋大学出版会、二〇〇五
年)、二十一葉

ヘーロドトスの該当箇所をトイプナーで見る(までもないが)。

hErodótou
historiÔn a’
kleiÓ

hErodótou halikarnEsséos historíEs apódexis hÉde, hOs mÉte tà
genómena ex anthrÓpOn tÔi khrónOi exítEla génEtai mÉte érga
megála te kaì thOmastà tà mèn héllEsi, tà dè barbároisi apodekh-
thénta akle génEtai, tá te álla kaìdi’ hÈn aitíEn epolémEsan all-
Éloisi.


「ヒストリアー(ヒストリエー)」は下線部の二箇所。上は書名で、
部分属格の複数形。下が本文(「書き出しの文」)である。勿論単
数形である。

この先、この本を読むべきか否か。税抜き四千五百円也。


耳を欹てる 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月20日(日)15時35分13秒

「○○君はユニオンからいくら貰ってるの」「専従が一番なんだけ
どなあ」「□□は事務屋だ。仕事は速いが隙間がなくて、運動には
向かない」「組織のことを考えるとね、ボクは」「彼は『歴史』に
沿って物を見ている。組織の原理原則を踏まえているな」「憲法違
反じゃないのか」。

耳を疑った。「世界史的に物を考える」人でないと入れない学会が
現存する状況に辟易しているだけでは、甘かったようだ。

ラフな格好のオッサンが、ネクタイを締めたオッサンどもにご高説
を垂れているのである。ネクタイ組はへいへい御説ごもっともでご
ざいといいながら、ラフオッサンを丸め込もうとしている。労使の
折衝の一端なのだろうが、端で聞いていると無駄の多いことである。
当事者以外には無駄、というのが、世事の通則ではあるにせよ。

「人が育ってないんだよね、組織には人が」。


無題 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月17日(木)21時24分41秒

駅の東口には昭和四十年代かと見まごう商店街があるものの、跨線
橋を西に亘ると、縹渺たる畑が広がっている。勤務先にはその畦を
歩く。先程車窓を打っていた雨脚も遠ざかったか、やれやれと畦に
差し掛かると、一天俄に掻き曇り、という套語そのままに、横殴り
の雨である。足許の畑にはようやく伸びて行こうとする人参の華奢
な葉が列をなして靡いていた。もう群馬はすぐそこである。


無題 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月16日(水)06時29分6秒

用事で通うことになった先で、懐かしい先輩連と再会を果たす。学
生だった昔に戻ったかのような気がした。


スクラップ 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月12日(土)00時57分59秒

「提携先の高田薬局がライバルに吸収されたことはナイーブな問題
だ」。


ついでに 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月11日(金)08時51分5秒

ドクサdoxaは現代ギリシア語で英語のgloryに当たる。


思惑 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月11日(金)08時04分35秒

「思惑」をドクサの意味で使う時、これは「思はく」の宛字なので
「おもわく」と読む。それを「シワク」と読む人が多いのは何故か。
「シワク」と読む「思惑」は仏教用語であろう。文脈によっては、
慥にドクサの訳語にもなるのだろうが。


なお 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月10日(木)21時39分8秒

帰路の乗車時間は三時間。六時間半汽車に乗った一日だった。


散々 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月10日(木)20時12分0秒

今日は国分寺変電所の火事で中央線が朝から十六時まで止まる。煽
りを喰らった山手線も信号事故でおかしくなる。振り替え輸送の一
端を担った西武新宿線もパンクの憂き目を見た。自宅付近から中央
線筋に出る道路は大渋滞。消防車が大挙押し出して火消しをしたの
が、中央線を横断する数少ないルートを塞ぐ一因となったらしい。
やはり振り替え輸送に奔走する各社のバスも動かない。駅前バス停
は長蛇の列。西武の駅まで歩き、新宿に出て、片道二時間しか掛か
らない勤務先まで三時間半かけて辿り着いた年度初日。復旧した筈
の中央線は、帰宅時にも乱れに乱れ、途中の駅で足止め二十分。


嵐の武州で物思い 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 8日(火)20時45分32秒

Nicholas Coldstream氏が先日急逝した由。知らなかった。

ゲミストス・プレートーン(プレトーンと表記されることが多い)
はプラトーンを勉強したから、プレートーンを名乗ったとか何とか、
そんな話を時々見聞きするのだが、プレートーンの時代、彼の名は
まだ「プレートーン」と発音されていたのか。現代語の「プリーソ
ン」に近づいていたのではないか。母音の長短があまり意味を持た
なくなっていたのだろうから、これには目を瞑るとして、「プレー
トーン」(「プリーソン」)と「プラトーン」は大分音色が違うで
はないか。

言うまでもなくイェミストス・プリーソンの「プリーソン」は「イェ
ミストス(「中身の詰まった」)」を古語めかしたものである。向ヶ
丘を「向陵」と言ったり、茅場町に開いた塾をケンエンと号する類
である。或いは遠山左衛門尉を金吾校尉と称する類である。


希臘文字を研究するには 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 7日(月)08時35分41秒

Poinikastasが便利。


残念 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 6日(日)17時54分33秒

吐蕃騒動が西蔵区外に飛び火して、報道に懐かしい地名を見る日が
続く。残念なことである。


妄語 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 6日(日)13時26分15秒

意を尽くさぬのが駄文。意を尽くすのが達意の文で、裏も表も隈無
く写す代わりに(或いは、写すために)深みがない。幾通りにも読
める深みを持つのが名作。両者を兼備し、古今東西に通じて意味を
生産し続けるのが傑作、即ち古典。解説文のようなものが作品とし
て消費されるようになった昨今、古典は生まれるだろうか。或いは、
せめて名作でも。


ある日の剣橋 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 4日(金)17時11分25秒

愚妻さん投稿の映像を見て、昔のことを思い出す。人に書き送った
メイルを以下に引く。

剱橋は朝路面がほんの少し凍っていた。明日は氷点下に下るらしい。

本日二十日[平成十二年歳次庚辰西紀二千年十一月二十日月曜]、
パターソンのローマ史概説に言ったら、冒頭いきなり「これから五
分時間を上げますから、思いつくエンプレースの名前を書き出して、
いい者悪者半端物に分けて下さい。後で発表して貰います。周りの
人と相談してもいいから」とパターソン。乃公の前の坊主頭に眉ピ
アスの兄ちゃんがくるりと振り返り、自分のノートを差し出して、
「書いて。乃公より御前の方が知っていそうだ」。で、何やら書類
を覗いているから「それは何だ、御前は何をしているのだ」と訊い
たら「アンケートに協力しなくちゃ」。そしてモニョモニョと何か
ラテン語のようなものを言う。

「乃公はイギリス式のラテン語はよく聞き取れないよ、誰のこと」
「ウーン、乃公も自信がないんだよね」
「こっちもエンプレースの名前なんてそんなに覚えていないよ、リー
ウィア、アーグリッピーナ、ユーリア、ファウスタ……。スポルス
はどうだ、ネローの小姓で後で「皇后」になったのは」
「アハハハ」

と笑いながら、ピアス君は変な顔をしている。

時間が来た。パターソンが

「じゃあ、みんな、どんどん名前を言って下さーい、黒板に書いて
行きます」
「オーガスタス[アウグストゥス]、グウッ」
「オウケエイ」

え?

「シーザー[カエサル]、グ」

教室中で

「皇帝じゃないじゃん」

笑い。そう、エンプレスではなくて、エンペラーズだったのだ。
参った(彼の英語は聞き取りにくいのだ、と言い訳)。ピアス君が
変な顔をする筈だ。

「カリギュラ[カリグラ、即ちガーイウス]、バアー」
「クローディアス[クラウディウス]、バ」
「ニェロウ[ネロー]、ワースト」
「ヴェスパジアン[ウェスパシアーヌス]、グウ」
「トレイジャン[トラーヤーヌス]、グウ」
「タイタス[ティトゥス]、クエスチョン(これは面白い。文句な
く名君だが、ヒエロソリュマを陥落させたディアスポラの元凶と見
られているのか)」
「ドミティアン[ドミティアーヌス]、ヴェエリイ・バーッド」
「そんなにですか」
「悪い悪い」

……と続いて……

「フレイヴィアン(ウェスパシアーヌス、ティトゥス、ドミティ
アーヌス三名をフラーウィウス朝と称することから来た誤解)!」
「へ?」(教室中大爆笑)

その後善悪の基準を出せと言われ、真っ先に上がったのがインセス
トで、教室中大爆笑、パターソンがそれを黒板に書くのを見て、こ
れまた割れんばかりの大受け。この辺の感覚はよく判らないが、何
かタブーを侵犯する快感のようなものが漂っていた。他にも色々と
出て来たが「自分一身のために莫大な金を使って民衆を苦しめるよ
うな悪い行いでーす」と力説する女子学生に教室は感心、パターソ
ンが板書に「浪費」とあっさり一語で済ませると爆笑。「迫害」。
はい、迫害ねと板書するパターソンの背中越しに、当時基督教徒を
迫害するのは良いことだったんじゃないでしょうか、とこれまたビッ
クリ仰天の反論が出たりして、色々ですなと思いました。

で、講義の内容はよく聞き取れなかった。あまり本論に費やす時間
がなくて、お座なりになったせいなのかも知れない。


間違えた 投稿者:愚妻  投稿日: 4月 4日(金)13時52分59秒

先の投稿者は残念ながらBoratではなく、愚妻です。

おまけ(Boratより面白いかも)
 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=XA_Crc67SAM&NR=1


愚妻 投稿者:Borat  投稿日: 4月 4日(金)13時42分10秒

ボラートがケンブリッジに登場!
出来はイマイチだけど、懐かしいので。

http://www.youtube.com/watch?v=_1AQaFcn_rI&feature=related


Internet Archive 投稿者:元夏迪  投稿日: 4月 1日(火)20時23分32秒

古い書物ならここで見つかるかも知れません。グーグル・ブックサー
と併用すると便利です。取り敢えずニューマン註のアリストテレー
ス『ポリーティカ』、ケイプ註のアリストテレース『修辞学』を下
載してみました。ニューマンは、昔仲間と『ポリーティカ』第一巻
を繙いた時に御世話になりました。


街角に埋もれる喫茶名店(三) 投稿者:元夏迪  投稿日: 3月31日(月)16時40分28秒

ウィキペディアには「名曲喫茶」の項目があるんですね。なかなか
面白い記事に仕上がっています。

昨日、足が向いて三鷹駅前の喫茶店「珈琲家[コーヒーヤ]」に入
りました。閉店時間の二十二時近かったせいかもしれませんが、常
連と覚しき老齢のマダムが若い店員と低い声で話を交わしていまし
た。好もしい情景でした。ブレンド珈琲には「ストロング」と「マ
イルド」「おりじなる[ママ]」があり、他に日替わりのお努め品
があります(昨夜はモカマタリでした)。(人造?)革を張ったソ
ファ表は罅が入り、裂けたものばかり、そこに小さめの卓子を置い
た席が十もあったでしょうか。カウンターの卓子は大変に広くて快
適です。店内はチョコレイト色に塗った木材が使われ、ゆったりと
しています。カウンター席の端、空調装置の隣に坐ってブレンドの
マイルドを啜ると、昭和の昔が甦る膨らみがありました。空調装置
のフィルタから漂うニコチン臭が、零系新幹線の車中と同じ匂いで
あったためでしょうか。


一筆箋/御歸り/御問合

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